日本のIT系高スキル人材、34の国と地域の中でワースト2位

(日本経済新聞)

昨日イギリス系人材サービス大手のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンが世界の人材需給に関する2019年版の調査結果を発表。データサイエンティストなど高いスキルを持つ人材を確保する難易度で、日本は調査対象のワースト2位でした。 IT人材は「GAFA」と呼ばれる海外IT大手やスタートアップなどを中心に世界的に争奪戦が激しく、特に日本では依然として深刻な人材不足のミスマッチが続いています。

日本はIT人材の年収でも中国などのアジア主要国と比べて低い結果が出ています。

*データサイエンティストの年収は日本が1200万円で、中国では1600万円。

*サイバーセキュリティーコンサルタントは日本が1300万円で、香港では2500万円。

関係者によると「日本でAI技術者やデータサイエンティスト等の需要は拡大しているが、高いスキルを満たす人材はまだまだ足りない。雇用のやり方や教育について見直して、実績に基づく報酬、昇進の仕組み、スキルアップできる学習環境を整える必要がある」 と強調しています。