世界文化遺産・首里城、消失

(新聞各紙でジョン・カビラのツイートも紹介されました)

きのう未明に那覇市の首里城から出火し、玉座のあった正殿などが全焼し、合計およそ4200平方メートルが焼け、11時間後に鎮火。第二次世界大戦でアメリカ軍の攻撃により消失したあと、1989年から復元工事に着手し、今年1月にすべて完成したばかりでした。

*2000年のサミットでは全焼した北殿で夕食会が開催されました

正殿の高さでは消防法に基づくスプリンクラーの設置義務がなく、他の建物からの延焼を防ぐ外壁の放水装置も火元が内部なので機能せず。また近年復元された建物のため、文化財保護法による防火対策対象外でした。

世界遺産は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として登録されていて復元された建物は含まれていないので登録抹消はないとされています。工芸品や文書などの文化財は那覇市歴史博物館にあって無事でした。