WHO(世界保健機関)がゲーム依存症を「病気」と認定

(読売新聞)

スイスのジュネーブで開かれているWHO年次総会の委員会で25日、オンラインゲームなどにのめり込み、生活や健康に深刻な影響が出た状態を「ゲーム障害」(ゲーム依存症)と呼び、精神疾患と位置付けました。これでゲーム依存症はアルコールやギャンブルなどと同様に治療が必要とされます。

  • ゲームの時間や頻度などをコントロールできない
  • 家庭、学校、職場など日常生活に大きな問題が生じてもゲームにのめり込む

診断基準は、こうした行動が1年以上続く状態は「依存症」の可能性。

  WHOは昨年6月病気の調査・統計に関する国際的な基準である

「国際疾病分類」の改訂案を公表、各国政府や専門家から意見を募りました。

このたびの正式決定を受け、20221月に発効する見通しで、

ゲーム依存症の実態把握が進むことが期待されます。

ヨーロッパの調査会社によると、世界のゲーム人口は推計でおよそ23億人。

WHOはそのうちの23%が依存症の恐れがあると試算しています。