「Close Up This Week」

需給に応じチケット価格を変える「ダイナミックプライシング」が広がります。入場者数と売り上げが最大になる価格を算出し、人気があれば高く、なければ安くなるシステムです。

先行するアメリカでは1970年代に航空チケットで始まり、大リーグ、アメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケーが導入しています。イベントのチケットだけでなく、ホテル、配車サービスなどさまざまな分野で普及しています。

過去の販売傾向や対戦カード、試合当日の天気予報などをAIで分析

*Jリーグでは横浜F・マリノスが6月に導入し売り上げが8%増

名古屋グランパスは12月の試合で導入

*ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)も来年1月導入

イベントでは転売目的で買うのを抑える効果が期待できますが、過度な価格上昇を防ぐための工夫も必要になりそうです。