藤代: GWなのでビジネスというよりは個人の生活に使える金融の知識を紹介

J.K.: 個人の金融といえば、株や為替の資産運用が一般的ですね。

藤代:今日は投資というよりは生活への応用を考えてみました。2つありますのでまずはベーシックなものから紹介します。それは海外旅行を予約してから実際の旅行までの間に為替が動いてしまう損失を回避する方法です。円高になれば海外でお得に買い物ができますが、円安になってしまう可能性もあります。解決策は外貨預金です。旅行の予約と同時に、海外で使う予定と同じ額を外貨で預金しておけば、円安になってしまっても、手持ちの外貨預金が利益を生んでくれますので、為替の変動がヘッジできます。これは少しのコストとリスクで解決できるアイディアです。GWの次、この夏の旅行を検討している方は、参考にしてみてください。

J.K.: なるほど、身近な金融ですね。もう一つは?

藤代: 非常にシンプルな方法ですが、最近のように原油高のケースで、影響を和らげる、もしくは利益が出せるのです。それは原油価格に連動する投資信託―ETFと呼ばれるもの中心―を保有することです。原油の国際価格と国内のガソリンスタンドの価格、灯油代は強い連動性がありますし、電気代や飛行機の料金も強い関係がありますから、原油が上がれば当然のことながら家計を圧迫します。そこで原油に連動する投信を持っていれば、プチ油田オーナーになれる訳ですから、原油価格の上昇がむしろ追い風になります。特に自動車お持ちの方や寒い地域にお住いの方には効果的でしょう。原油価格が安くなると、その分恩恵は減るのですが、ガソリン高の恐怖から解放されることの意味は大きいと思います。これを実行するには、証券会社や銀行で口座を開設する必要があるので、少し手間がかかりますが、その分効果は大きいです。

このように金融の知識は、生活に応用することができますので、今後も

お知らせしていきたいと思います。