ANNA TAKEUCHI SPECIAL INTERVIEW

クリス:この『MUSIC LOVERS ONLY PROJECT』とは、音楽を聴く、その曲の意味や思いを知るなど、さまざまな音楽体験を通して、もっと音楽を楽しもう!という思いのもと、ミュージシャンたちとコラボレーション、いろんな企画を展開しています。これまでに、SIRUPchelmicoがキャンペーンソングを書き下ろしてくれました。

今回、プロジェクトの第3弾アーティスト、新たなキャンペーンソングを担当してくれたのが、竹内アンナちゃん! 曲のタイトルは、「Love Your Love」。この曲は、このTOKIO HOT 100の中で流れている〈SAISON CARD〉のラジオCMでオンエアがスタートしました。

まずは、竹内アンナさんとMUSIC LOVERSトーク!ということで、元々、子供の頃からミュージシャンになろうと思ってたの?

竹内:小さい頃は全然そんなつもりはなくて、音楽を聞くのが好きな子供ではあったんですけど、母親の影響でEarth, Wind & Fireとかが、音楽を好きになる原点だったと思います。「September」が大好きで。

クリス:渋いですね! じゃあ、両親がディスコ世代って感じなのかな?

竹内:そうですね。母はディスコソングが好きで、私もよく聴いてました。

クリス:アンナちゃんは、5歳までアメリカにいたけど、小さい頃の音楽の記憶はどう?

竹内:正直、記憶とかはあんまりないんですけど、音楽は日常的に聴いてたものではあるので、覚えてなくても自分のベースには洋楽があるのかなって思います。

クリス:じゃあ、ソングライティングの根っこは洋楽だったりするのかな?

竹内:割合としては多いと思いますね。

クリス:今は、鍵盤もやるけど、元々はギターだもんね。ギターヒーローはジョン・メイヤーだっけ?

竹内:ずっとジョン・メイヤーです。

クリス:どこがいいですか?

竹内:やっぱり、彼のオンリーワンなプレイスタイルだったり、スモーキーで色気のある声だったり、共感できる歌詞もそうだし、ルックスもかっこいいですよね。

クリス:男性アーティストから受けた影響が大きいですか?

竹内:男性アーティストから受けた影響も多いですけど、女性アーティストでも、YUIさん、BONNIE PINKさん、テイラー・スウィフトさんからも大きな影響を受けています。

クリス:今言った3人に共通してる部分があると思ったんだけど、アンナちゃんが惹かれる女性アーティストの共通点ってなんだろう?

竹内:テイラーは海外のアーティストなので、もちろん英語を使うんですけど、この3人の英語の使い方とか、声の耳障りの良さとかが好きなんだと思います。洋楽が好きなのも耳障りがいいから好きなので、やっぱり声の良さは引っかかるのかなと思います。

クリス:ちなみに、アンナちゃんの音楽人生を変えた1曲を選ぶとしたらなんでしょう?

竹内:音楽を好きになったきっかけはEarth, Wind & Fireの「September」で、ギターを始めるきっかけになったのは、BUMP OF CHICKENの「カルマ」、ギターによりのめり込むようになって、今の自分のスタイルになるきっかけを作ってくれたのが、ジョン・メイヤーの「No Such Thing」なので、深く音楽って部分では、やっぱり、ジョン・メイヤーの存在は大きいと思いますね。

クリス:アンナちゃんが、『MUSIC LOVERS ONLY PROJECT』の新たなキャンペーンソング「Love Your Love」を歌ってくれてますが、どんなコンセプトで曲を書いたんですか?

竹内:この曲は音楽愛であったり、前向きでポジティブなメッセージを入れたいなと思って書いたんですけど、私はミュージシャンだし、音楽が大好きで音楽をやってるんですけど、大好きだからこそ辛くもなるし、苦しくもなることがたくさんあって。

その自分が選んで好きになったものを続けるか辞めるかはその人次第なんですけど、どんな選択肢を選んでも、好きだって思ったものを嫌いになってしまうことが何よりも辛いんじゃないかなって思って。自分の信じた好きを好きでいること。好きを嫌いにならないでねって気持ちを込めました。

クリス:歌詞の中で、「好きをあなたは嫌いになんかならないでね。」って言ってますけど、ここを聴いて欲しいって歌詞はどこですか?

竹内:やっぱりその部分を聞いて欲しいですね。自分に言い聞かせてる所もありますし、誰にでも好きなものはあるので、あなたが信じた好きっていうのは、あなたが信じた本物だからどうか嫌いにならないでねってメッセージが届けばいいなって思います。

クリス:自分の心を信じてってことだよね。やっぱり、「Love Your Love」は勇気付ける曲だよね。メロディーを軽やかにしたのは、メッセージが強いから逆に軽やかさを求めたのかな?

竹内:無理に背中を押すのは違うと思うので、寄り添えるものにしたいと思っていて。強いメッセージにポップなメロディーを、っていうのは意識してました。

クリス:この曲は、10月7日にリリースの4th EP 『at FOUR』に収録される予定です。