2016.01.17

Mohe Rang Do Laal / Sanjay Leela Bhansali

今日紹介するのは、公開されたばかりのボリウッド映画の音楽です。

持ち込みレコメンでは、これまで沢山のロックやヒップホップ的なサウンドの今っぽいボリウッド映画音楽ばかり紹介してきました。10年前は、単純にダサイ音が多かったのですが、今ではボリウッドの音楽のほうがJ-popよりも制作費をかける時代になりました。

普通に欧米のロックやフォークっぽい音が多くなった中、今日紹介する曲は、お香臭い、シタールやタブラなどを使ったインドらしい音です。

18世紀のインドの地方の小さな王国が舞台で、主人公は若い宰相と、その第二婦人。この曲はお城の庭で、第二婦人がカタックと呼ばれる古典舞踊を踊るシーンで流れます。戦国時代の殿様の前で、日本舞踊を踊る、そんな感じのシーンです。

普通、ボリウッド映画の音楽は、映画の公開の二三ヶ月前にCDが発売され、ラジオで流れ、テレビでは映画のミュージカルシーンとともにヘビープレイされ、映画が始まる頃には、誰もが歌えるようになっています。映画のプロモーションを兼ねているんです。

しかし、この曲だけは、映画公開前には、インターネットでも公開されず、当日映画館に観に行った人だけが、劇場で見て、「すげえ踊り!」「すげえ、バリバリCG!」と驚いて、口コミで広がったんです。

インドでは、この映画が公開されるということで「STAR WARS」が公開を1週間ずらしたとか……!?

サラーム海上(うながみ)

アフリカ、中近東など、HOUSE,HIPHOP TECHNOシーンにめっぽう詳しいツワモノライター。大学卒業後、音楽ソフト販売、フランス留学、2年半の放浪、インディーズ系レコード会社、クラブ運営会社を経て「よろず風物ライター」としてTVブロス、ソトコト、STUDIO VOICE、MUSIC MAGAZINE、流行通信、フィガロ、PEN、SWITCH、POP ASIAなど連載多数。

トルコ・モロッコ・レバノン・イスラエル料理まで広範囲の中東料理を網羅した、日本語「初」のオールカラー『汎 中東料理レシピブック』制作・出版のため、クラウドファンディング実施中!
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