2015.03.22

一番星 / DAOKO

今回は、今日のTOKIOチャートでも68位にランクインした1997年生まれの女子高生シンガーとして注目されているDAOKOさんをご紹介します。
この春、高校を卒業したDAOKOさんなんですけど、僕の中では現時点で2015年イチオシのニューカマーです!
子供と大人の狭間で揺れ動く感情を哲学的な言葉でポップに表現していて、自分の言葉、世界観を凄く持っているアーティストだと思います。
大袈裟になっちゃうかもしれないですが、それこそ、宇多田ヒカルさんに出会った時のインパクトを感じていますね。
DAOKOさんは、インディーズ時代にm-floのゲストヴォーカルにフィーチャリングされていたり、映画『渇き』の挿入歌に起用されていたり、エヴァンゲリオンシリーズで知られるスタジオカラーの短編作品にも参加しているなど、様々なクリエイターから注目されています。
15歳の頃から活動していて、ニコニコ動画でボカロの人気曲のトラックに自分のラップをのせてアップしたところから活動が始まっていて、その後、インディーズレーベルからリリースしたCDが凄い注目を集めて、いろんなクリエイターからどんどん声がかかっていったという流れなんですね。
DAOKOさんのマネージメントをしているのが、渋谷パルコにスタジオを持っている2.5Dという若いクリエイター集団なんですが、トラックを作っているクリエイターも次世代感の強い新鋭アーティストが揃っているところにも注目です。
3月25日にリリースされるアルバム『DAOKO』。
十代ならではのセンシティブな感性から生み出される儚さと危うさあふれる歌声と美しいコーラスワークが、すごい魅力だと思います。
若さゆえの葛藤というところも、いろんな世代の人に伝わるんじゃないでしょうか。

ふくりゅう

音楽コンシェルジュ。
Yahoo!ニュース、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
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