2013.11.17

Keep On / Mountain Brothers & Ann One

今回ご紹介するのは、アジア系アメリカ人ヒップホップの草分け、Mountain Brothers
そのリーダーCHOPSというプロデューサー兼ラッパーがいるんですが、彼はm-floの2001年の2ndアルバム『EXPO EXPO』タイトル曲に参加してるんですよね。
そのCHOPSが主宰するアジア系アメリカ人ヒップホップ・プロジェクトというのがありまして、「STRENGTH in NUMBERS」と言います。
参加者の大半は、アメリカのアンダーグラウンド勢なんですが、日本からは、VERBALとMatt Cabが参加。
韓国からは、ドランクン・タイガーのタイガーJKと、その妻ユンミレことターシャがそれぞれ参加しています。

以前このコーナーでご紹介したAziatixというグループのプロデューサーが言ってたんですが、アメリカでは、「ファーイースト・ムーヴメントを採用してあげたんだから、もう充分でしょ。アジア系は足りてるから、君たちは来なくていいよ。」と言われるそうなんですね。アファーマティヴ・アクション扱い!
才能あるアジア系アメリカ人ヒップホップ・アーティストは、たくさんいるのに、メインストリームにはまだまだ受け入れられていない。という、音楽業界の現実を変えるべく、アジア系アメリカ人アーティストたちが団結したヒップホップ・プロジェクト、それがSTRENGTH in NUMBERSなんですよ。
その中から代表格ということで、今回はMountain BrothersとAnn Oneの「KEEP ON」という曲をご紹介します。
 
 

丸屋九兵衛

牡羊座、血液型不明。一応、京都府出身。
早稲田大学第一文学部卒業。
浪人はしていないが、卒業までに5年かかる。
理由は勉強が好きだったから。
専門は文化人類学もどき。卒業論文はヴードゥー教関連。
1994年10月にbmr編集部に入る。2011年1月よりbmr編集長。
内職で早川書房の『SFマガジン』にてスター・トレック連載を執筆。
免許・資格は皆無。機械にはめっぽう弱い。
★丸屋九兵衛ブログ