No Way Down / The Shins

本日は、The Shinsというバンドのアルバムを持ってきました。
実は、今年のグラミー賞の影の立役者はこのThe Shinsだと思ってるんです。
今年のグラミーって、AdeleとかBon Iverみたいなインディーのミュージシャンが、結構 賞をとったんですよね。
アメリカでどうしてインディーが注目されるようになったのかなと言ったら、5年前にこのThe Shinsのアルバムが出た時に、全米2位をとりまして、同じ時期にModest Mouseという、これまた同じようなインディーバンドが全米1位をとりまして、それをきっかけにアメリカの音楽シーンがインディーって面白いことやってるんだなと、目が向いたんです。
見た目は本当に疲れたサラリーマンみたいで、若いのに髪の毛はちょっと薄めなんですが、地味渋な感じのバンドが凄く丁寧にいいことをやってこれだけ売れてる、というのは音楽業界に光を感じます。
自分の逃げ場所を作るという感じの音作りではなくて、自分の好きな音を好きなように作って、できるだけ多くの人に聞いて欲しいって、音にも表れてるんですよね。

この「No Way Down」が収録されたニューアルバム『PORT OF MORROW』は3月21日に発売されました。
まだ一度もグラミーにはノミネートされていないんですけど、影の立役者でもありますから、このアルバムが出ることで、来年当たりもしかしたら…って期待です!
 

妹沢奈美(せざわなみ)

'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。

*2006年10月から担当して頂いた妹沢さんが今回で卒業。
 5年半ありがとうございました!!!