Cuts And Bruises / 22-20s

本日ご紹介するのは、22-20sです。
元々2003年にデビューしたんですけど、まだ19歳くらいで若かったこともあり、音楽ビジネスの歯車でいることに疲れ果てて、2006年に解散宣言をしました。
大体普通は「休止」でお茶を濁すなか、彼らはハッキリ「解散」したんです。
それから、ちょっとずつ気持ちのリハビリができたみたいで、2009年に出すあてもないまま作ったセカンドアルバムをリリース。
やっぱり音楽が好きだから、ということを再発見しながら曲を作っていたそうで、これが本当に素晴らしいアルバムでした。
そして、解散した成果があったんだな、と思えたのは、今度リリースされる3rdアルバムなんです。
つまり、最初に若気の至りのように出した力強いブルーズアルバムから、いろんな紆余曲折と心の鍛錬を経て、2ndでちょっとブルーズとは違うアルバムを出して、それでもファンはすごく熱狂的に受け入れてくれた。
そこから自分たちの本当に好きなものはなんだろう、と作ったのが今度リリースされる3rdアルバムだということが、音を聞いたらわかるんです。

彼らは2年前にフジロックに来たんですけど、その時すごくビックリしたのがライヴが完璧だったこと。
ギターのテクニックも持っているし、歌の実力も持っている。
イギリスの若手と言うと、どうも演奏が下手なイメージがあったりするんですが、彼らはそのまま音源にできるレベルです。

3月7日リリースされる22-20sの3rdアルバム『Got It If You Want It』。
初回限定盤には、なんとこのフジロックのライブ音源入り!
会場にいた妹沢さんの「キャーー!」なんて歓声も入ってるかも!?
是非皆さん聞いてみてください。
 
 

妹沢奈美(せざわなみ)

'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。