Judge Not / Robert Nesta Marley

今回は年の頭ということで、基本に立ち返って、
ロバート・ネスタ・マーリー = ボブ・マーリー です。
これは、ボブ・マーリーの初レコーディング曲でして、これが録音されて発表されたのが1962年なんですが、その当時は全然ヒットしませんでした。

実は1962年というのは、ジャマイカの独立した年。
今年がちょうど独立50周年にあたるんです。
ジャマイカが独立してからの50年間というのは、ある意味レゲエの歴史の50年でもあって、
元々あったカリブの音楽、あるいはアフリカから伝わった音楽などがミックスされたんですけど
ジャマイカの音楽産業と言われるのは、スカから始まって、ロックステディができたり、
ロックステディから、ルーツロックが出てきたり、ここら辺でラスタファリズムというカルチャーが入ってきて、
このデビュー曲を歌っていた頃のボブ・マーリーは短髪だったんですけど、これくらいからドレッド・ロックスになっていき、
世界にもレゲエが広まっていって、ダンスホールというカルチャーが生まれて伝わっていきました。
考えてみると、この50年という間にカリブの小さい国で生まれた音楽が世界に広まったというのは、なかなか凄いことだと思います。

去年は、ジャマイカのレゲエを紹介しないで、ハワイやヨーロッパのレゲエを紹介することが多かったんですけど
僕からすると、去年は正直ジャマイカのレゲエのアルバムという部分では不作だったかなと思うんですね。
なぜかというと、実は皆さん、このジャマイカ独立50周年という今年にリリースを合わせてきているんです。
レゲエの歴史の50年でもある特別なこの2012年にアルバムを出していこうというのがズラッと控えています。
いろんな人達から、ジャマイカのレゲエが一時の勢いを失ってるんじゃないかと言われるんですけど、
何を言ってらっしゃる!コレから来るよ!と。
さらに面白そうなのが、今回はただの最先端のレゲエを追求していくというのではなく、ジャマイカのレゲエの歴史を振り返ったアルバムを作りたいという人が多いと思うんですよね。
またみんなが楽しめるレゲエミュージックというのが、たくさん出てくるんじゃないかな、と。
ジャマイカの方でも、50周年ということでいろいろなイベントや記念行事がありますし
今年は、もう一回レゲエミュージックが世界に出て行くような年になるんじゃないかと期待しています。
 
 

八幡浩司

「この人がいないと、日本にレゲエ・ミュージックは入ってこない!」と言われる、レゲエ・ミュージック界の元締め!?
もちろんジャマイカに足しげく通い、ジャマイカのレゲエ音源を日本に紹介。
24×7 RECORDS