2011.11.13

Superman / Tarrus Riley

前回のレコメンで、J.Boogを紹介したあとに、ハワイのレゲエが面白いぞ、ということで、現地でレゲエを楽しんでみようとハワイに行ってきたんですよ。
ハワイにもたくさん放送局があって、レゲエ専門局を聞いていましたら、現地で大人気になっているジャマイカのアーティストがいるんですが、その放送局を聞いてると、ほとんど洗脳か!?っていうくらい同じ曲をかけまくってるんです。
その曲というのが、Tarrus Riley(トーラス・ライリー)というジャマイカのシンガーの「Superman」という曲です。

前回ご紹介したJ.Boogもそうなんですけど、ハワイって他の曲を聴いていても、レゲエがどうこうと言うよりも、良い曲・良いメロディーというのが愛される土地柄だと思うんです。
そこで受け入れられるレゲエもいろいろあるんですけど、そのなかで今はTarrus Rileyが凄い人気で、
実はこの曲自体は、2009年にリリースされた『Contagious』というアルバムに収録されていて、なぜ今頃これが?というところもあるんですけど、
レゲエの曲がリリースのあとに、どこかから火がついて遅れてヒットになることは多いんです。
例えば、ショーン・ポールも2年後に「Get Busy」が世界的に売れたりとか、シャギーの「エンジェル」もリリースしてしばらくしてから、ハワイのラジオ局を発端に全米、そして世界的にヒットしました。
日本でもそういう地方都市があるのかもしれないですけど、なにか火をつけることができるところがあって、そこで今このTarrus Rileyが人気になって、ハワイ限定だけでもベスト盤が今度出るらしいです。
そこで、全米のいろんなラジオ局を調べてみたら、レゲエの部分だけで見ると、SUPERHEAVYの曲だったり、ショーン・ポールの「Got 2 Luv U」とかが上位にはいるんですけど、動かずにずっと上位に残ってるのは、この曲だったりするんですよね。
2年前の曲ではありますけど、もしかするとこれから全世界に広まって、Tarrus Rileyもワールドワイドになっていく可能性があります。要注目です!

八幡浩司

「この人がいないと、日本にレゲエ・ミュージックは入ってこない!」と言われる、レゲエ・ミュージック界の元締め!?
もちろんジャマイカに足しげく通い、ジャマイカのレゲエ音源を日本に紹介。
24×7 RECORDS