Here Comes The Sun / George Harrison & Pete Ham

今回は懐かしいところから、今から40年前の1971年8月1日に行なわれたコンサートの音源です。
ビートルズのギタリストだった、ジョージ・ハリスン主催で開催された伝説のチャリティー・コンサート『バングラデシュ・コンサート』いわゆる『バングラデシュ』。
たまたま7月30日〜8月2日の期間限定で、この『バングラデシュ』の映像がiTunes Storeでストリーミング公開されていたのを見て、「今こそ、バングラデシュだ!」と思ったんです。

なぜ、今『バングラデシュ』かというと、、
日本は3月11日の震災を経て、数多くの復興支援やチャリティーコンサートが行なわれていますが、この『バングラデシュ』が、すべてのチャリティーコンサートの基本形であり、雛形になってると思うんです。
なにより、ロックコンサートをチャリティーという概念に結びつけた、その発想が素晴らしいですよね。
チャリティーコンサートの目的というのは、収益を寄付して支援にあてるということも大事なんですけど、大規模のイベントを開催することによって、数多くの人に問題提起をし、問題意識を広めることができるという、初めての例だと思うんです。
ということで、今回は最新音源ではないんですが、是非、今、これをみんなに伝えたいと思って持ってきました。

今回ご紹介する曲は、この『バングラデシュ・コンサート』の中から、ジョージとバッド・フィンガーのピート・ハムがギター2本だけで演奏している、ビートルズ時代のジョージの名曲「HERE COMES THE SUN」です。
余談になりますが、なぜだか、歴史的なチャリティーコンサートには名演が多いです。
『バングラデシュ』では、ジョージとクラプトンのギターバトルがあったり、66年に生演奏を封印してしまったビートルズのジョージとリンゴの演奏も聞くことができます。
そして『Live Aid』での、スティングとフィルコリンズも凄かったですし、やはりトップアーティスト達が「心意気」で集結したコンサートですから、気迫のこもった名演が生まれるんですね。

残念ながらジョージは2001年に亡くなってしまいましたが、
その後も『ジョージ・ハリスン基金』として、意思が引き継がれています。
今回の配信もその純益がユニセフを通じて、バングラデシュ、アンゴラ、ルーマニア、ブラジル、インドなどの難民支援にあてられることになっています。
時代が変わり、レコードからCD、CDから配信になっても、引き継がれていくチャリティーの意思。素敵なことだと思いませんか?

亀田誠治(かめだせいじ)

日本音楽界稀代のプロデューサー、椎名林檎、スピッツ、平井堅、アンジェラ・アキ、Chara、秦基博、エレファントカシマシ、JUJU、チャットモンチー、フジファブリック、など。

2004年夏から椎名林檎らと「東京事変」を結成。
2009年自身初の主催イベント『亀の恩返し』を武道館にて開催。
アーティストとしても活動中。

東京事変のニューアルバム『大発見』絶賛発売中
そして、9月21日に東京事変のミュージック・クリップ集DVD&BD『CSチャンネル』も発売決定
9月30日からは全国ツアーがスタート!

◎亀田誠治 twitter:  http://twitter.com/#!/seiji_kameda
makotoya : SEIJI KAMEDA Official Website