2011.05.15

You Can Run / Seun Anikulapo Kuti & Egypt 80

本日ご紹介するのは、中東でもインドでもなく、アフリカです。
ナイジェリア出身のアフロビート王子こと、シェウン・クティの新作『From Africa With Fury : Rise』
1枚通して聞くと呼吸困難になるほどパワー溢れるアフロビート大傑作です!

アフロビートは、シェウン・クティの亡くなってしまった父親フェラ・クティが作った世界最強のダンスビートと言われています。
元々は、ナイジェリアのヨルバという民族の音楽と、そこにジャズを基調としたハイライフという音楽があったんですけど、更にそこに60年代末のジェームズ・ブラウンなどのファンクが影響されて、60年代末にフェラ・クティが作った音楽で、
フェラ・クティは、一種のコミューンを作ってそこで集団生活をしながら毎週コンサートを行なって、97年に亡くなるまでアフロビートを世界中に広めてきました。
最近は日本でもKINGDOM☆AFROCKSなど、アフロビートを演奏するバンドが出てきたりしてますね。

フェラ・クティお父さんの方は、27人の女性と合同結婚式を行なったりしていて、何人子供がいるかわからないんですけど。
その中で一番上の子供、長男のフェミ・クティは、何枚もアルバム出していて日本に来たこともあり有名な人ですよね。
彼はジャズとかロックとかクラブミュージックを取り上げて、新しい時代のアフロビートを作ってきましたが
逆にこの末っ子のシェウン・クティは、父親フェラ・クティの楽団「エジプト80」をそのまま引き継いで、父親そのままのストロングスタイルなアフロビートを継承して、一昨年フジロックに来た時なんかも、お父さんが甦ったか!と思うほどでした。

そんなシェウン・クティの新作『From Africa With Fury : Rise』ですが、
なんとプロデュースがブライアン・イーノ&ジョン・レイノルズ!
U2の「How to Dismantle an Atomic Bomb」アルバムのプロデューサーなので
アンビエントになってたらどうしようと、心配したんですけど・・・。
そんなことはなく、ひたすらワイルドでグルーヴィーな正統派アフロビートです。是非聞いてみてください。
久々にTOKIO HOT 100のチャートインを狙ってます!

サラーム海上(うながみ)

アフリカ、中近東など、HOUSE,HIPHOP TECHNOシーンにめっぽう詳しいツワモノライター。大学卒業後、音楽ソフト販売、フランス留学、2年半の放浪、インディーズ系レコード会社、クラブ運営会社を経て「よろず風物ライター」としてTVブロス、ソトコト、STUDIO VOICE、MUSIC MAGAZINE、流行通信、フィガロ、PEN、SWITCH、POP ASIAなど連載多数。


<イベント>
「Midnight Souq」
日時:2/20 (金) 23:00〜
場所:東高円寺GRASSROOTS
DJ :サラーム海上

「聖者の宮廷講 第十二講 聖者の宮廷楽器考」
日時:2/22 (日) 12時半開扉 13時開講 17時閉講
場所:和光大学ぱいでいあビル5階
※入場無料

CHEZ SALAM サラームの家