不良マネキン / フレネシ

本日ご紹介したいのは、8歳の頃から ささやき声しか出なくなったという謎の女性アーティスト、シンガー・ソングライティング・アニメーター「フレネシ」です。座右の銘は「ささやいても硬派」。相対性理論や、カヒミ・カリィ風なサウンドで、先日閉店したHMV渋谷店が見出して送り出した最後のインディーズ・アーティストと言われていました。去年、デビュー作『キュプラ』がHMV渋谷店のインディーズチャートで1位になってます。

「乙女音楽研究所」というレーベルに所属していて、乙女会の問題児として一部界隈では有名なアーティストなんですが、実は彼女、坂本龍一教授のオーディションで受賞していたりとか、サウンドをよく聞いてみると教授の影響っぽいところも感じられて、9月にリリースされたアルバム『メルヘン』には、「コンピューターおばあちゃん」のカバーも入っていたり、ジャジーで本気度の高い曲もあり、多彩なサウンドを聞かせてくれる、実はかなり幅が広い方だったりします。ジョークめいたことをどこまで本気でやっているのか、ギリギリアウトかもしれない、というところが好きな人にはたまらないんじゃないですかね。

話題になったきっかけというのが、最新のPVなんですが、濃い演出で有名な大映テレビ制作のドラマにインスパイアされた「不良マネキン」というPV映像をYouTubeにアップしたところ、twitterを通じて広まったようなんです。TVドラマ「ヤヌスの鏡」や「スクールウォーズ」のキーワードにピンときた方は、是非YouTubeで「不良マネキン」と検索してみてください。30代以上の大映ドラマ好きマニアック層には、かなりツボにハマるPVだと思います。

ちなみに、11月6日(土)に新宿タワーレコードでインストアライブがあります。アルバム『メルヘン』を購入した方には、彼女が10秒で似顔絵を書いてプレゼントするスペシャルな企画も!(ただ…彼女、似顔絵が苦手みたいで現在も練習中のようですが…)フレネシのライブを見られるチャンスは、なかなか無いと思うのでこの機会に是非!!
http://www.otomesha.com/frenesi/

ふくりゅう

音楽コンシェルジュ。
Yahoo!ニュース、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
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