Tender / Frankie & The Heartstrings

今日ご紹介するのは、ピチピチの若い男の子の5人組! Frankie & The Heartstringsという、まだシングルしか出していないバンドです。今年5月、私が英国に行った際、ブライトンという町で開催された英国の新人を紹介する見本市でいくつか新人バンドを観たのですが、その中で惚れ込んだのがこのバンド。

久々にフロントマンに華があるバンドを見つけた気がします。例えばスミスのモリッシーやパルプのジャーヴィス・コッカーなどのように、フロントマンがグッと持って行くタイプのバンドがここのところ少なかったように思いますが、このバンドのフロントマン、フランキーくんの見た目はリヴァー・フェニックス! イケメンなのです!

ヘア・スタイルは横を刈り上げたリーゼント。ライブの後に「ステキなヘア・スタイルだね」と聞いてみたら「これはジェームス・ディーンを意識してるんだ」とのこと。ライブもただ男の子がワーワーやっている感じではなく、フロントマンのフランキーくんが「俺が引っ張って行くぜ!」という感じの、気持ちいい中心人物感を出してくれます。

サウンドはロカビリーと英国のポップロックを合わせたような感じ。とにかく曲が良くて、惹かれました。この曲は7インチ限定としてロンドンでしか売っていません。

ちょっと硬派な雰囲気のグループです。ギタリスト2人のうち、1人はわりとトラディッショナルな格好をしていて、もう1人はザ・スミスのTシャツを着ていたりするなど、きちんとルーツの部分を意識して音楽を作っている感じです。

アルバム発売の目処はたっていませんが、今年のグラストンベリー・フェスティバルなどに出演して英国のプレスには話題になっているほか、ガーディアンなど新人を取り上げる新聞でも注目を集めはじめていますから、“来る”と思います!


Frankie & the Heartstrings ― Official Site

妹沢奈美(せざわなみ)

'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。