Never Change (From Mawning) / Chino

今年最後の持ち込みレコメンということで、レゲエ業界の2009年を振り返ります。
インターナショナルに見ると、ショーン・ポールなど活躍はあったんですが、レゲエ業界もちょっとヒットが少なかったんです。
毎年レゲエはジャマイカをひとつの発信源にして、ジャマイカで出たヒットが少し遅れて世界に出て行く感じなんですが、今年一年間はジャマイカの中でケンカ合戦みたいなのが多かったんですね。
それに島の人たちは、ワッショイって感じになったんですけど、やはり島を離れた人たちにとっては、なんのこっちゃ。というのが多くて、なかなか世界的なヒットが出てこなかったんです。
大阪の人に、下北沢と吉祥寺どっちが凄い、という話をしても、どうでもいいよ!となるじゃないですか。
それと同じように、ちょっとまぁこの一年間はシーン全体が閉塞感があったというのも事実。
ただその中で、そういった状況をぶち破るような新しいアーティストもたくさん出た年だったんです。
今回ご紹介するChino(チーノ)というアーティストなんですが、実はお父さんがあのフレディ・マクレガー!
そしてこの「Never Change」のトラックを作ってるのが、弟のスティーヴン・マクレガーというんですが、ショーン・ポールの「So Fine」も作った、レゲエシーンの今年一番のヒット・トラックメーカーです。
彼らは、お父さんがずっと伝えてきたレゲエのポジティブな部分を今の時代の音で、今のスタイルで受け継いでいて、「Never Change」という曲は、今年のケンカ合戦の中のヒットを押さえて、年間でいうと一番指示を受けた曲だと思います。
『The Biggest Ragga Dancehall Anthems 2009』という輸入盤コンピレーションの1曲目に収録されていますので、是非聞いてみてください!

八幡浩司(やわた こうじ)

「この人がいないと、日本にレゲエ・ミュージックは入ってこない!」と言われる、レゲエ・ミュージック界の元締め!?
もちろんジャマイカに足しげく通い、ジャマイカのレゲエ音源を日本に紹介。
24×7 RECORDS