CRYING LIGHTNING / ARCTIC MONKEYS

今回ご紹介するのは、またまたARCTIC MONKEYS!
以前こちらのコーナーにお邪魔したのが5月だったんですが、その後ロンドンにARCTIC MONKEYSの新作取材に行ってきました。
彼らはデビューが19歳で凄く早くて、デビュー当時はそれこそティーンバンドのイメージがあったんですが、今回の取材で会った23歳になった彼らは、縦も横もちょっと大きくなって、もう子供の面影はないなと思いましたね。
今までのARCTIC MONKEYSは多重録音をせず、実は一発録音だったそうなんです。録音後に良いテイクを組み合わせたりとかしていたらしいんですけど。
今回の作品では初めてオーバーダブを使っています。
そのアドバイスをしたのが今回のプロデューサー、QUEENS OF THE STONE AGEのジョシュ・オム。
ハッキリ聞いてわかるような、明らかにオーバーダブです、という感じではないんですけど、これまで彼らのスカッと抜けるような感じとは違う、独特なサイケデリックな雰囲気が生まれていました。
一歩間違えるとダークな方向に行っちゃうんですけど、アレックス・ターナーがわりと甘く軽く歌ってるんですよね。
音が強くダークになっていく時に歌い方を柔らかくすることで、そこに独特な空気を生ませることが出来るという、凄く良いバランスが生まれてるんですが、これもジョシュ・オムのアドバイスだったそうなんですよ。
今回の取材でに印象的だったのは、大好きなジョシュ・オムが熱心にアドバイスをしてくれることで自分達も心に壁を作らず、レコーディングに望むことが出来た、と言っていたことです。
今回のアルバムは深みを増した感じがしましたね。

本日ご紹介した「CRYING LIGHTNING」も収録されているアルバム『Humbug』は8月19日に日本先行発売でリリースされます。
そして、10月19日には日本武道館での来日公演が決まってますので、こちらも是非チェックしてくださいね!

妹沢奈美(せざわなみ)

'71年、鳥取県出身。現代美術史を学ぶため英国留学中にロックやダンス・ミュージックに出会い、早稲田大学第一文学部卒業後は音楽雑誌の編集部に入る。その後フリーとなり、雑誌などの取材記事やライナーノーツなど執筆活動を続ける。
これまでに取材したUKミュージシャンはオアシス、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、ザ・リバティーンズ、モグワイ、ブライト・アイズなど多数。