2006.09.10

THESE STREETS / TANYA STEPHENS

今日は8月30日にリリースされたばかりのアルバム、TANYA STEPHENSの「REBELUTION」という作品を紹介したく持ってきました。
レゲエと言いますと、ダンスホールだとかルーツだとかいろいろあると思うんですけど、彼女はそうした部分とはまた違うタイプのレゲエアーティストなんです。
特に女性のアーティストでは珍しくダンスだとかそういうキャッチーなことより、非常に内面的な歌詞を書けて…と同時にメッセージ性も凄く強いんですよ。
サウンドも今のものにとらわれず、自分のオリジナルのスタイルを追求していくというアーティストで、なかなか実力派という感じですね。
とはいえ、ベースはやっぱりレゲエなんですが、彼女自身ジャマイカ出身ではあるんですけどヨーロッパに滞在していた時期もあったりとかして、いろんな意味でいろんな音楽を吸収してそれを自分のものに消化してるという、決して斬新ではないんですけど新鮮な感じを常に与えてくれるアーティストです。

八幡浩司(やわた こうじ)

「この人がいないと、日本にレゲエ・ミュージックは入ってこない!」と言われる、レゲエ・ミュージック界の元締め!?
もちろんジャマイカに足しげく通い、ジャマイカのレゲエ音源を日本に紹介。