2006.03.12

MY WAY / SUMMER SNOW SURPRISE

今回、前もってリサーチして「これは絶対くるぞ」って自信があったんですけど…実は先週からTOKIOのチャートに入っちゃってたんですね。
SUMMER SNOW SURPRISEという三人組のHIP-HOPユニットなんですが…これは一生の不覚なんです!
ここでレコメンすべき作品が、先週81位、今週は92位とちょっと下降線を辿ってしまって「亀田、今さらレコメンかよ!」と皆さん思っているかもしれないんです…が!
僕はこのSUMMER SNOW SURPRISEを聞いた瞬間にビビッとくるものがあったので、初志貫徹でもう一回ここで一押しさせてください!
このSUMMER SNOW SURPRISEはARTIMAGEというプロダクションに所属していまして、m-flo、SOUL'd OUT、DOUBLE、HeartsdalesなどのいわゆるHIP-HOP、R&Bのことなら任せておけという重鎮プロダクションなんですね。
そういうプロダクションは、やはり制作のノウハウや、どうやって売り出していけば良いかという戦略から、ライブをする小屋のサイズまでも思いのままなわけですよ。
そういう周りの環境整備というのが、こういうニューカマーのアーティストにとっては非常に重要であるということを僕は強調したくて、作品の良さは勿論なんですけれどもアーティストをバックアップするプロダクションの「チームの力」というのが非常に大切なのではないかと思います。
このSUMMER SNOW SURPRISEの所属するARTIMAGEというプロダクションはこういったジャンルにとっては無敵のプロダクションですね。
素晴らしいチームが控えているであろうということで、これは絶対行くのではないかと!
ちなみにチームの力ということで他にも例をあげるとすれば、レミオロメンもMr.Childrenと同じプロダクションであったり、プロダクションではないんですけれどもArctic MonkeysがFRANZ FERDINANDを輩出したドミノというレーベルの出身であったりと、ある意味そのジャンルやカテゴリーに対して絶大なノウハウと力を持っているレーベルやプロダクションが押し出すその音楽の強さ、わかりやすさというのがポップミュージックにとっては非常に重要じゃないかと思うわけです。
音楽ってやっぱり伝わって聞かれてなんぼのものだと思うので、どんなに素晴らしい音楽でもそれを上手くプロモーションできなかったら意味ないですからね。
それで本日はTOKIOでもチャートインしているSUPER STEREOという曲の、あえてリベンジということでカップリングの「MY WAY」という曲を紹介したいと思います。
素晴らしいポップチューンなので是非聞いてみてください!!

亀田誠治(かめだせいじ)

日本音楽界稀代のプロデューサー、椎名林檎、スピッツ、平井堅、SOPHIA、堂本剛、DO AS INFINITY、FLOWなど、手掛けたアーティストは数知れず。
2004年夏から椎名林檎らと「東京事変」を結成。
アーティストとしても活動中。

東京事変 “DOMESTIC!” Just can’t help it.
<東京公演日>
2006年5月25日(木)、26日(金)
会場:NHKホール
開場:18:00 / 開演:19:00
makotoya : SEIJI KAMEDA Official Website