NOHAN THE HIDDEN / NIYAZ

現在のベリーダンス界では、これだ!ということでイランのグループ「NIYAZ」の曲を持ってきました。
イランというと、映画の方は日本でもたくさん良いものが入ってきていますよね。
でも音楽っていうと大抵の方は印象持たないと思うんですが…イランって伝統が廃れちゃったんですよ、革命のときに。
アメリカに移り住んだ人が作ったポップ音楽とかはいっぱいあるんですけどね。
この間、ドゥバイに行ったときにイランのCDをすすめてもらって10枚ほど買ったんですが、全部B級のアイドルポップみたいな感じだったんですよ。
で、NIYAZのメンバーに聞く機会がありまして、そしたら「ソーリー、全部ハズレだったでしょ?」って言われちゃいました。
そのぐらい、イランの人たちも自分たちで言っちゃう感じの現状なんです。
でもこのNIYAZはアメリカに住んでるということもあって一味違います。
三人組なんですけど、ボーカルのアザムっていう女の子は、映画マトリックスの中で一曲歌ったりしてるんです。
もう一人、ローガはイランの伝統楽器あらゆる楽器を弾ける人なんです。
その二人だったら普通の伝統音楽になってしまうんですけど、三人目のカルメンというイタリア系のアメリカ人が坂本龍一さんとかアラニス・モリセットのエンジニアやプロデュースをやってる人なんですね。
なので、イランの伝統音楽そのままの形なんだけど凄いポップな音作りで配置していて、音だけ聞くと濃いイランの伝統音楽がそのまま残っているんだけど、いわゆる伝統音楽ではなくポップにちゃんと聞こえるように作っているという。
なので、結構ベリーダンサーの間では踊っている人が多いんですよね。
ということで、本日はNIYAZの「NOHAN THE HIDDEN」を紹介します。

サラーム海上(うながみ)

アフリカ、中近東など、第3国のHOUSE,HIPHOP TECHNOシーンにめっぽう詳しいツワモノライター。
大学卒業後、音楽ソフト販売、フランス留学、2年半の放浪、インディーズ系レコード会社、クラブ運営会社を経て「よろず風物ライター」としてTVブロス、ソトコト、STUDIO VOICE、MUSIC MAGAZINE、流行通信、フィガロ、PEN、SWITCH、POP ASIAなど連載多数。