Longing for / Jah Cure

今日はJah Cureというアーティストをご紹介したいと思い、持ってきました。
ここ最近のレゲエ・シーンを振り返ってみると、2〜3年前からSean Paulの世界的ブレイクがあったり、Elephant Man、Wayne Wonderと日本でも大ヒットしていいます。
そいういう感じでレゲエといえば、ダンスホールのイケイケ踊れるって感じがあると思うんですが、今のジャマイカの流れのひとつとしては、こういったダンスホールの流れとは違ってルーツ&カルチャーで、レイドバックした昔のレゲエのアフタービートが効いた、ワンドロップ系のリズムを主流にしたメッセージソングが流行ってるんですね。
で、ラスタ系のアーティストがすごく活躍していて、コンシャスというかどちらかと言うとクリーンハートなことを歌ったものが多いんです。
レゲエって音楽が世界の動きだったり、ジャマイカの街の動きに対応してすぐに作られる音楽なので、もしかしてそういうものに対するジャマイカの解答なのかなと思うんです。
そういうことでスピリチャルになっているのは間違いないですね。
アメリカのファッションや文化ってものはみんな好きなんですけれども、アメリカに近い国だし、マイアミやミューヨークに沢山の移民がいたりして、情報も沢山入ってくるんですが、それに憧れもありつつ自国の文化に対してプライドが強い人達なんで、そこを失いたくないというところもあるんだと思います。
Jah Cureは90年代から活動をしているアーティストなんですが、実は今獄中にいるんです。
それもレイプ容疑で逮捕されているんですが、これに関してジャマイカの国内では、冤罪としてとらえられているようです。
その事件が起きた地域にたまたまJah Cureがいて、ラスタは現地の警察に煙たがられていたため逮捕されたといういきさつのようで、本人は無罪を主張しており、多くのレゲエ・アーティストもこれに関してはサポートしています。
現在Jah Cureはこの獄中の中から歌い続けていて、それをどんどんレコーディングしてリリースしているような状態です。
この曲は獄中から彼女に贈ったメッセージソングなんですが、とても獄中とは思えない音の仕上がりで、獄中にスタジオがあるという噂もあるんです。
この曲が入っている『REGGAE GOLD 2005』というコンピレーションが間もなくリリースされます。
ダンスホールやルーツ系も入っており、今のレゲエ・シーンの動きをダイレクトにパッキングしたベストヒット集みたいなコンピです。

八幡浩司(やわた こうじ)

「この人がいないと、日本にレゲエ・ミュージックは入ってこない!」と言われる、レゲエ・ミュージック界の元締め!?
もちろんジャマイカに足しげく通い、ジャマイカのレゲエ音源を日本に紹介。