Obsession(No Es Amor) / Frankie J

今日紹介するのは、”レゲトン”でございます。
今、アメリカですごく盛り上がっているらしいんですが、謎の多いジャンルというか「レゲトンの”トン”って何なの?」「レゲトンってそもそも何?」ってことなんですが、スペイン語レゲエですよ。
ラテンの哀愁や勢いがそれなりに加わった中南米スペインレゲエです。
レゲトンの”トン”はスペイン語で”大きい”の意味だと聞かされていたんですが、辞書で調べてみたところそんなことは書いていなかったんです。
だから、”メガトン”とかのシャレで”レゲトン”なんじゃないかなと思うんですけどね。
約30年前にパナマで始まったスペイン語レゲエっていうのが、プエルトリコとかのラテンアメリカ各地、特にカリブ海領域に飛び火して今に至り、最近の今風のスペイン語レゲエをレゲトンと呼んでいるといった感じじゃないかと思います。
今はヒット曲をレゲトン・リミックスしたものが流行っているんですが、問題はほとんどが勝手にリミックスをやっちゃっているんです。
レゲトンのリミキサーが12inchに入ってるアカペラを勝手に持って来て、自分達がもってきた作った音源にのっけて、自分達のおかかえのラッパーというかDJに合間に喋らせるといったリミックスが多いので、なかなかかけづらいジャンルではあるんですけれども、今日は正真正銘の正式なリミックスで、またFrankie Jなんですが、Obsession(No Es Amor)、It's not loveですね。
このObsessionのオリジナルバージョンの方が現在全米ヒット中で、ビルボードで最高位3位で、Frankie Jの「The One」というアルバムもビルボード初登場3位です。
だいぶ前におススメしましたが、こんなに売れるとは思わなかったですね。
とりあえず今日はFrankie Jの「Obsession」のオリジナルバージョンとレゲトンバージョンを聴き比べてみましょう。
オリジナルの方はBaby Bashの「Suga Suga」のプロデューサーだったHappy Perezがプロデュースしています。
レゲトンバージョンの方はリミックスしたのはLuny Tunesといいまして、レゲトン界のNo.1プロデューサーなんですけれど、これはアルバムの中にシークレット・トラックとして入っているため、クレジットが無いんです。
そのためフィーチャリング・アーティストが何処の誰だかさっぱりわかりません。
これは無許可ではなくちゃんと許可された法にかなっているレゲトンなので、”合法レゲトン”と呼ばせていただきたいですね。
このレゲトンバージョンも入っているFrankie Jのアルバム「The One」の日本語盤は5月下旬に発売です。
ちなみに私がライナーを書いています。
Frankie J

丸屋九兵衛(まるやきゅうべえ)

牡羊座、血液型不明。一応、京都府出身。
早稲田大学第一文学部卒業。
浪人はしていないが、卒業までに5年かかる。
理由は勉強が好きだったから。
専門は文化人類学もどき。卒業論文はヴードゥー教関連。
1994年10月にbmr(BLACK MUSIC REVIEW)編集部に入る。
現在の肩書きは「編集マネージャー」意味は不明。
内職で早川書房の『SFマガジン』にて隔月連載。
免許・資格は皆無。機械にはめっぽう弱い。