2026年08月30日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : 矢野顕子


★[Photo GALLERY]ボタンをクリックするとその他の写真が見れます。


デビュー50周年! 矢野顕子さんがTOKIO HOT 100初登場!

・TOKIO初出演の矢野さんについて
クリス:矢野さんデビュー50周年にして、この番組初登場ということでありがとうございます。そして改めて、ソロデビュー50周年ということで、おめでとうございます。
矢野:ありがとうございます。
クリス:矢野さんはあまり「周年」とかこだわらない人ですよね?
矢野:はい、全然。自分の年齢とかもよく覚えてなかったりとかするので。
クリス:これは自然に気づいたら続いているって感じですかね?
矢野:そうですよ。皆さんそうじゃないでしょうかね。好きなことやってるからね。それを嫌いにならない限りは、それを続けるだけの健康とか体力があればやってるんじゃないですかね。
クリス:1976年にソロデビューアルバムをリリースして、まさに天才少女と言われていましたね。でもデビューされる前から活躍されていたんですよね?
矢野:はい。もう10代の頃から、バーとかレストランでピアノを引き、それからスタジオミュージシャンとして色んなレコーディングのバックで弾くっていうのもやっておりました。
クリス:なるほど。まさにピアノと共に生きてきた人生だと思うんですけれども、どうでしょう?ピアノっていうのは常に新しい発見っていうのがあるのかな?それとももう古いお友達で、もう知り尽くしているっていう感じなんでしょうか?
矢野:いえいえ、もういつになったらうまくなるのかっていうくらい、全然なんか足りてないと思いますね。
クリス:そうですか。まだ未完という感じですか?
矢野:もう全然、未完のまま死ぬんじゃないですか?多分。
クリス:常に発展途上ということですよね。

・最新アルバム『生きものたちへ』について
クリス:最新アルバム『生きものたちへ』、先月リリースされました。全8曲、えー本当にこれもまた素晴らしいえー1枚だと思うんですけれど、
矢野:あ、ありがとうございます。
クリス:オリジナルスタジオアルバムとしては通算32枚目ですけど、このアルバムタイトルの由来は何でしょう。
矢野:もう過去もこんなに色んな人間がいるのかっていうことと、人間も含めて生きものたちっていうのは、どんなに愛おしいものかっていうことを込めてみました。
クリス:アルバムには、<糸井重里>さん<松たか子>さん<細野晴臣>さんら色々な方々が参加されていますけれども、気になったのは、この番組にも以前出てくれました、<北村蕗>さんがアレンジャーで2曲参加されてますけれど、北村さんとの交流はどのようにスタートしたんですか?
矢野:これはレコード会社の人を紹介してくれて、私のなんてことない曲をすごく面白いサウンドに仕上げてくれて、とても感謝してます。
クリス:なるほど。彼女のその得意なところと言いますか、他の人にないものって言ったら何でしょうね?
矢野:やっぱりもうセンス?洋服にしろ何にしろ、同じような素材を使っていても、それをどのように使うか、どのように着るか、どういう風に組み合わせるかって、やっぱりセンスですよね。そこの凄さを感じます。
クリス:そうすると音楽のみならず、服飾・ファッション、そういった意味で全体的にセンスがすごく研ぎ澄まされている方。
矢野:ええ、そう思います。
クリス:そして<松たか子>さんとのコラボですが、これはThe矢野顕子のギター、佐橋さんの奥様でいらっしゃいまして、その流れからですか?
矢野:そうです。「ちょっとお願いできないかしら?」みたいな感じで。
クリス:女性同士のデュエットというのはどうですか?
矢野:私にとって、声そのものがとても大きな要素で、松さんの声っていうのは、人の心にすっと入ってくる感じ。一緒にやれたことが本当に嬉しかったです。
クリス:本当に素敵ないい曲ですよね。曲の間に入ってくる佐橋さんのギターの音色もすごくいい。弾き始めからこう、ぐっと惹かれる、引き付けられる何かがありますね。
そして、ニューアルバム『生きものたちへ』。8曲入りですけれども、元々、流れとか曲数にはこだわりはありましたか?
矢野:昔はありました。1枚に10曲、11曲、12曲ぐらいは入ってて当然。曲順も、アナログ盤、LPレコードのときは、A面B面をどういう風に繋げていくかとか。すごくそういうことが大事だったんですが、もう今時あんまりですもんね。だから曲数も、本当に出したい、みんな聴いてもらいたい曲だけでいいじゃないかと。いうことで、だんだん少なくなって。曲も短くなってきました。
クリス:そうですよね。昔だったらA面B面変えるその動作、その時間をどのようにってことですよね。あれこれ考えますよね。
矢野:A面の最後からB面の頭にどうやって繋がっていくかとか。すごい大事なのはB面の最後の曲を聴いてる人に、どんな気持ちで終わっていただきたいか。
クリス:コンサートのように、A面B面フリップするときがインターミッションというような考えですもんね。今お話しされたように、サブスクですぐに聴けちゃうわけだし、曲順も関係ないっていうことで、曲も短くなったとおっしゃったんですけれども、やっぱり意識して短くされたんですか?
矢野:私は自分の曲が長いっていうのが、長いこと悩みの種だったんです。どうしても構成を考えてて、ちょっとソロが長かったりしちゃうんですけれども、<奥田民生>と一緒にやったとき、彼の曲がね、すぐ終わっちゃうのよ。それが、ものすっごい羨ましくて。要点だけでいいんだっていう、すごい影響を受けましたね。
クリス:料理のコースみたいな、もうメインでおしまいという。
矢野:そうそう。今じゃ食事に2時間かける人なんてどれだけいるかって話ね。それに近い感じです。
クリス:矢野さんは曲ができやすい気分っていうのはあります?
矢野:良い質問ですね。やっぱり自分の感情がすごく揺れてるとき?寂しいとか、なんか自分が取り残されちゃったときとか、すごーく美味しい物食べて、「こりゃ美味い、孫にも食べさせてやりたい」みたいなときに、ふっと出てくるとかね。だから、消極的な感情が物を作るのとか、そういうのとは限らない。
クリス:なるほど。感動を含めた気分の起伏で生まれるということかもしれませんよね。

・番組恒例のガチャタイム!
Q.コンサートの楽屋の差し入れで一番嬉しい物は?
矢野:もらったことないけど、現金とか?
クリス:現金!
矢野:もらったことないから、アレですけれども。前はよく、私が甘い物が好きだってので、いろんな物をこう持ってきてくださるんですけど、そんなに食べられる物じゃないですよね。なので、今嬉しいといえば、使い切れる物とかがいいですね。例えば、ボディシャンプーとか、もらったことないけど歯磨き粉とか、今日私買いに行かなくちゃいけないし(笑)

Q.タイムマシンがあったら行ってみたい時代、場所、誰に会いたい?
矢野:70年代に死んじゃったおじいちゃんとか、おばあちゃんに会いたいですね。彼らが一生懸命働いていた時代っていうのは、昭和の初期ぐらいになるのかな。どういう生活をして、どういう人だったのかっていうのを垣間見てみたいですね。
クリス:なるほど。そういうのは中々分かんないですもんね。
矢野:うん。自分の親だって、自分が生まれる前、どういう生活をしてたか、どんな物食べて、どんなことで泣いたり笑ったりしてたのかっていうのは、知り得る由もないもんね。話には聴いたかもしれないけど、
クリス:どうしてもやっぱり自分の父親、母親の青春時代って、イメージできないですよね。
矢野:うん、すごい酷い大失敗をしていたとか、めちゃ落ち込んでるとかね。そういうのを見てみたいですね。

・開催目前のツアーなど今後の活動について
クリス:年末は毎年恒例のツアーが控えています。『矢野顕子 さとがえるコンサート2026』バンドメンバーの小原さんは、デビュー当時からのご一緒だそうですね。
矢野:そうなんです。私の初代ベーシスト。50年経った今も一緒にやってもらってる。
クリス:やっぱりもう、阿吽の呼吸って感じですか?
矢野:そうですね。私のピアノっていうのはすごくこう、癖があるっていうか。左手の動きが非常に重要なので、ベーシストは普通困るっていうか、自分の弾く場所っていうのを考えなきゃいけないんですけど。小原はもう自動的に、私だったらこう弾くなみたいなのを踏まえてくれます。
クリス:なるほど。最後に、50周年を迎え、今後はどんな未来を想像していますか?
矢野:なるべく長く、やりたいなぁと思っています。ちゃんと運動もして、睡眠も取って。
宵張りなんで苦手なんですけど、やっぱりやりたいことがあるんだったら、ちゃんと自分自身を律していくっていうのが大事だなぁっていうのは70代になってきて考えおります。
クリス:これからも良い音楽を届けてください。ありがとうございました。



Photo Gallery