2026年02月15日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : ふみの


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ノノガ出身 シンガーソングライター ふみのが番組初登場!

・今年デビューして1ヶ月
クリス:今年1月にデビューしたばっかということで、どうですか、今の心境は?
ふみの:もう1ヶ月以上経ったので、今やっと実感してきて、すごく楽しいです。
クリス:そうですか。デビューした時はどうでした?結構心臓バクバク?
ふみの:バクバクです。でもすごい怒涛の毎日だったので、必死にって感じです。
クリス: ですよね。だからいわゆる準備期間も十分取ったわけですもんね。
ふみの:はい。
クリス:デビュー日にはMVが公開され、わずか20時間で100万回再生。
ふみの:ありがとうございます。
クリス:どうですか、この100万っていう数字は。
ふみの:いやあ、すごいですね。
クリス:あんまり、あの、今まで100万っていう数字にでくわしたことあんまないんじゃないですか?
ふみの: ないですね。
クリス:1年ちょっとぐらい前は普通の女の子だったわけですもんね。
ふみの:はい。
クリス:どうですか、普通の女の子から今の状態って、どう形容します?
ふみの: でも、今も変わらず、普通の。
クリス:変わらず。大事ですよ、それ。変わらないでくださいね。
ふみの:はい。
クリス:で、渋谷で行ったサプライズ路上ライブも人が集まりすぎて入場規制がかけられたということですけれども。
ふみの:ありがとうございます。
クリス:どう?人が集まりすぎてるんだよって言われた時は。
ふみの:前日まではほんと30人ぐらい来てくれたらいい方だなとかちょっと思ってたんですけど、言っていられないぐらいたくさんの人が来てくれて、、もう嬉しかったし、ちょっと緊張もして、でも初めて対面で歌を歌わせていただいたんですけど、もう楽しかったです。
クリス: よかったですねえ、それはねえ。だから初めてファンに会ったって感じなのかな?
ふみの: そうです。
クリス: どうでした、こう「キャー」とか「ふみのー!」とか言われて。
ふみの:でも、ファンの方たちすごい落ち着いてて、すごい温かい感じで見守ってくださってました。
クリス: でもオーディション期間中からやっぱりファンっていうのはもうついてくれていたわけですもんね。

・ふみのの音楽ルーツ
クリス:そもそも音楽は小さい頃からやってたんですか?
ふみの:小学2年生の時にギターを始めたんですけど、そっから本格的に歌が好きになりました。
クリス:なるほど。なんでギター始めたの?
ふみの:ディズニーチャンネルが好きで、ディズニーチャンネルでギターを持ってる主人公がいて、そのドラマにハマって、やりたいってなりました。
クリス:ハンナ・モンタナじゃないよね?
ふみの:ハンナ・モンタナも好きなんですけど、私のきっかけは『オースティン&アリー』っていう。
クリス:そうなんですね。それを見て、自分もアーティストになりたいと。
ふみの: そうです。
クリス:ギターはアコギから始めたんですか?
ふみの:アコギから始めました。ずっとアコギやってて、今回の「Favorite Song」で初めてエレキに。
クリス:そうなんですね。どうですか、エレキとアコギの違いは?
ふみの:エレキは、押さえるのは簡単なんですけど、ほんと見た目の話で、下で弾きたくて、個人的に。アコギは上でもいいかなと思うんですけど、結構下めにストラップをして弾きたいので、ちょっと腕が大変だなっていう。
クリス:慣れないといけないですよね。じゃあ普段は部屋の中でもギターも弾いたりとかしてます?
ふみの:していいです。
クリス:「もうこんなもんだな」っていうようなやつをこう身につけるとイイよ。体の一部になっちゃうみたいな。
ふみの:球技と一緒ですね。
クリス:ちなみに、目標にしていたアーティストっていうのは誰なんですか?ディズニーチャンネル以外で。
ふみの:結構たくさんの人見て、いろんな音楽が好きだし、いろんなジャンルが好きなんですけど、バンド系の音楽も好きですし、ソロでギター持って、ギターだけで立ってる方も好きで。誰って言ったら難しいんですけど、いっぱいいて、back numberさんとか、BUMP OF CHICKENさん、あいみょんさん、YUIさんとか、結構いろんな人を見て育ってきました。
クリス:なるほどね。

・ノノガオーディションを受けた理由
クリス:No No Girlsオーディションに参加したきっかけは何だったんですか?
ふみの:きっかけは応募のメッセージに「身長体重年齢はいりません、あなたのただあなたの声と人生を見せてください」っていうメッセージがついてて、それを見た時にここしかないって思いました。
クリス:なるほど。なんでここしかないと思ったんだろう?
ふみの:当時高校生でいろんな悩みがあって、あんまり声を聞いてくれない、私自身を見られてないっていう感じをすごい感じてて、そんな時にそのメッセージを見て、「ここなら私自身のなんか芯の部分を私も見つけられるし、見てもらえるかもしれない」って思いました。
クリス:ここだったら輝けるかもしれないと思ったっていうことですよね。ちゃんみながもう大絶賛、”R&Bに革命が起こる歌声”という風に言ってくれてますけれども、どうです、そんな風に言われて。
ふみの:やっぱ嬉しかったです。R&Bに革命が起こる歌声って言われた時、二次審査で、初めてちゃんみなさんと会った時で、私もちゃんみなさんがいることも知らなくて、本当にドキドキしてたんですけど。
クリス:いることも知らなかったって、気づかなかったの?
ふみの: いや、知らなかったんですよ。ドア入ったら、ちゃんみなさんが審査するんだっていう驚きから入って、声も緊張しちゃって、震えまくってたんで、そんなこと言っていただけると思わなかったです。
クリス:他に、ちゃんみなに言われてぶっ刺さった言葉ってあります?
ふみの:デビュー準備の時に、いろんなこと自分で決めなきゃいけない時に、いろんな相談をしたんですけど、その時に、「ほんとそのままで大丈夫。今のままのふみのでいいから」っていうことをいただいて、それはなんかすごい刺さりましたね。
クリス: なるほどね。
ふみの:このままでいいんだっていう。
クリス:肩の力が抜けたというか、緊張ほぐしてくれますよね、そういう言葉はね。
ふみの: はい。
クリス:なるほど。やっぱり、それが励みになりました?
ふみの:なりました。いろんなことを決める時の決断の重荷が降りた感じがします。
クリス: うん。じゃあ最終的にはもう自分の直感というか、ありのままの自分でいこうと、思ったっていうことですよね。
ふみの:はい。

・デビュー曲「Favorite Song」について
クリス:そんなちゃんみなが作ってくれた曲がデビュー曲になったわけですけれども、これはどんな曲になりました?
ふみの:でも私バンドサウンドが好きで、バンドサウンドでお願いしますっていうのを、お願いしたので、すごい私の理想で、どストライク。ドンピシャになったような曲で、すっごい大切な曲ですね。
クリス: でも、ふみのさんもオリジナル曲いくつかもう作られてるんですよね?
ふみの: そうなんです。準備するってなってからずっとスタジオにこもってずっと作ってました。
クリス: なるほど。何曲ぐらいストックあるんですか?
ふみの:ほんとざっくりで1番までとかのデモなんですけど、そういうのは20曲ぐらいあるかな。
クリス:20曲ぐらい。なるほど。どういう感じで曲は書くんですか?
ふみの:普段からすごい思ったことをメモにする癖があって、いろんなこととか、「あ、こういう、これ歌詞に使える」みたいな文章をメモにしといて、で曲書くって時に、それを元にして、メロディと一緒に入れ、入れ込みます。
クリスいいですね、それはね。たまに忘れるんじゃない、「あ、この、こんなこと書いてたんだ」とか。
ふみの:あ、忘れます、忘れます。だからなんかちょっと遡ってみると、3ヶ月前、「あ、ちょっとこの時なんか落ち込んでんのかな」みたいな。
クリス:客観的になるよね。
ふみの: はい。
クリス:でもいいですね。逆に、そういった内容だと、なんかすごくいい曲が生まれそうな感じがします。ちなみに初めて作ったオリジナル曲はどんな曲でした?
ふみの:親友に向けて書いてた曲です。1番最初に書いた曲で、デビューするって決まった時に、ちゃんみなさんから、とりあえず曲書いてきてって、言われて、そこでもう作り方も何も知らなかった。でもギター弾けるから大丈夫だよって言われたので、もうじゃあギターでっていうので書いた曲です。
クリス:じゃあ、その前は書いたことなかったの、曲は?
ふみの: なかったです。カバーばっかりやってました。
クリス: その披露したの?
ふみの: 送りました。ちゃんみなさんにすぐ送って、どうですか?って、3曲ぐらい書いて、どうでしょうか?って送りました。
クリス:どんな言葉が返ってきましたか?
ふみの:「あ、もうめっちゃいいよ」って。「めっちゃいい感じだよ」って、それだけLINEで来ました。
クリス: なるほど。どういう時に一番、曲が生まれるんだろう?
ふみの:でもなんか考え込むと何も出なくなっちゃうので、普段生活してる中でパッと思い込んだことをそのまま書いておいてっていう感じですね。


恒例のガチャタイム

Q.私の検索ちゃん。最近ネットで検索した言葉、キーワードは何ですか?
ふみの:でも、最近はほんとにあの、漫画をの題名を調べて、これいつ続きが出るのかっていうのをよく調べてますね。そんなことばっかり調べて。
クリス: 待ちきれないんだ。
ふみの: 待ちきれなくて。いつ続きが出るんだと。次の話が出るのいつなんだろうっていうのを毎回調べちゃいます。
クリス: なるほど。で、やっぱりその時刻が迫ってくるとワクワクするわけですね、その日が。
ふみの:ワクワクします。
クリス: 今ハマってるアニメっていうか漫画は何なんですか?
ふみの:アニメは、『葬送のフリーレン』っていうアニメなんですけど、にドハマリしました。
クリス:なるほどね。どこに惹かれましたか?
ふみの:エルフが主人公なんですけど、エルフと人間と一緒に旅するんですけど、人間との寿命の差がやっぱりあって、その感覚の違いで基準が合わなくて、それでもそれを旅の中で合わせていくのが、面白い。
クリス:なるほど。
ふみの: はい。

Q.タイムマシーンがあったら行ってみたい時代、場所、誰に会いたい?
クリス:過去か未来、どっちに行きたい?
ふみの:過去で、中学時代に戻りたいです。
クリス: 中学時代。最近ですね。
ふみの:はい。
クリス:で、中学時代に戻って何したいですか?
ふみの:もう何も考えず遊びたいですね。
クリス: 何も考え、考えず遊びたい?
ふみの: はい。最近、どの時代が一番楽しかったかなって思ってた時に、中学生時代が本当に、楽しかった記憶がすっごいいっぱいあって、くだらない時間がしかなかったなっていう時間もあって。だから中学時代に戻って、3年間ずっと遊びたいです。
クリス:なるほど。中学時代はもう悩みも何もなくて、ただ楽しい。
ふみの:何もなかったですね。
クリス:そうか。今じゃないんですね?
ふみの:いや、今も楽しいんですけど、やっぱりいろんなことを考えてしまうので、今は。
クリス:そうだよなあ。
ふみの:もう何も考えない時代に戻りたい。
クリス:つまり責任感がなかった。ってことですよね。今もう責任重大ですもんね。
ふみの: はい。そんな勉強もしてなかったんで、中学時代は。
クリス:ご両親も結構ゆるく。
ふみの: はい、そうなんです。もう好きなことをしなさいっていう風に。
クリス:素晴らしい。じゃあまたちょっとその、自由奔放な時代にまたね。もう今もう責任重大ですからね。
ふみの:そうなんです。
クリス:BMSG背負って立ってますからね。
ふみの: いやいやいやいや。



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Guest : 島晃一


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グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞したバッド・バニーを深掘り!

クリス:島さんはラテン音楽にすごく詳しいということで、早速ですけれどもグラミー賞、スーパーボウルのハーフタイムショーで一気に世界的に注目度がアップしたBad Bunnyなんですけど、島さんも結構かなり前からバッド・バニーに注目されていたんですよね?
島:そうですね。DJでラテンの新譜をかける時もありまして、で、6年前にJ-WAVEの別番組に呼んでいただいた時にBad Bunnyを紹介しました。
クリス: なるほど。簡単にBad Bunnyプロフィールを紹介すると、現在31歳、プエルトリコ出身の歌手ラッパーですけれども、音楽デビューはこれだけビッグスターの割にはちょっとキャリア浅いですよね?
島: そうですね。 10年前に。
クリス:で、あと、プロレスラーとして活躍したのも本当なんですか?
島: 本当ですね。WWEのレッスルマニアに確か出てて、芸能人のゲストであるけれども、本格的にちゃんと技を決めてたりとかして。大技を決めてたりして。
クリス:そうすると、ボビー・オロゴンみたいなもんですよね?
島: まあ、ざっくり言うと。まあでもボビーの場合はガチでしたからね。
クリス: そうですね。
クリス:そうするとBad Bunnyは、いわゆるミュージシャン、アーティストとして、いわゆるセレブとして出たという。
島: はい。
クリス: 元々は別にそういうことじゃなくて、多分体格にすごく恵まれているという。
島: まあ、映画スターでもありますし。
クリス: なるほど。そんなBad Bunny今年、グラミー賞で快挙成し遂げましたよね。史上初、全編スペイン語のアルバムで最優秀アルバム賞を受賞。『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』で、最優秀アルバム賞を受賞したわけですけども、これってすごいことですよね。
島: そうですね。全編スペイン語初の受賞なので、本当に快挙だと思いますね。
クリス:島さんは、昨年グラミーの前からベストアルバムはこれだという風に、ずっと言ってたということですけれども、これはもう間違いないっていう風に、島さん的には、これ以外ないだろうと。
島: そうですね。音楽性と政治的なメッセージ性も含めて、本当に、これがNo.1だなっていう私的ベストにあげました。で、アルバムの説明をすると、前作までっていうのはラテントラップを中心にエレクトロミュージックとかを混ぜた作品だったんですけど、今作はレゲトン中心で、サルサとかプレーナといったプエルトリコの伝統音楽と、現代の音楽を独創的な形で融合させた革新的なアルバムで、ビルボードでも1位を取りましたし、Spotifyではアルバムに収録された全曲がこう1億回以上の再生で、2曲が10億以上と大ヒットしたアルバムですね。で、リリックなんですけど、故郷のプエルトリコへの愛とか郷愁とかルーツとかアイデンティティを探るだけじゃなくて、観光開発とそれによるジェントリフィケーションへの懸念だったり、文化を守るっていった政治的、社会的なメッセージっていうのが提示されてるアルバムですね。で、特に「NUEVAYoL」が印象的で、プエルトリコを代表する老舗サルサ楽団のエル・グラン・コンボの曲をサンプリングして、直後にレゲトンのちょっと早い、デンボウに変化するんですね。で、MVではドナルド・トランプの反移民政策を鋭く批判したり、ラテンアメリカの連帯を訴えてるっていうような曲になってますね。
クリス:なるほどね。そうするとやっぱりそのサウンドのみならず、そういったメッセージっていう部分が、今の時代に刺さったっていうことなんですかね。
島: そうですね。
クリス:ジェントリフィケーションっていうとね、今ハワイもそうですけれども、大資本のデベロップメントがあり、その土地に住んでる人たちがもう家を買うこともできないっていうそういうような状況が、今、アメリカ、特にハワイ、プエルトリコで起きてるわけですけども、そこに対して。
島: そうですね。まさしくハワイについて歌った曲もあるんですけど、それはもう同時にプエルトリコについても歌っているっていうような。
クリス: ですよね。ハワイの島民が半分以上がアラスカの方に移っちゃったっていうね。そういう現状でもありますけれども。ちなみに、グラミーの投票メンバーがこの時代にこのアルバムを選んだ…。グラミー賞っていうのは一般投票ではなく、あくまでも限られたその音楽業界に属する人たちが選ぶわけなんですけども、この投票メンバーたちが、このアルバムを選んだポイントはどこだと思いますか?
島: そうですね。グラミー受賞理由とかは公にはしてないとは思うんですけども、ポイント挙げるとすれば、伝統音楽と現代の音楽を融合させた革新性だったり、植民地主義批判とか文化アイデンティティとか深いテーマを掘り下げた内容とかが評価されたんじゃないかなって思いますし、受賞理由ではないですけど、話題になった受賞スピーチでは、「ICE out」っていう風に移民及び、トランプ政権の移民政策を厳しく批判しただけじゃなくて、移民への共感とか結束を求めたことで話題になったと思います。で、こう総じて、ラテンの文化や音楽の地位を向上させるじゃないですけど、その存在感がさらに大きくなることに寄与した作品や受賞だったんじゃないかなって思います。こうして、本当に日本のメディアでもBad Bunnyの名前が本当知れ渡りましたし、メディアのこう扱いも大きく取り上げられましたから、そういう意味でも存在感が大きくなることに寄与した作品だったんじゃないかなっていう風に思います。
クリス: そうですよね。アメリカの音楽ってこれもう当然のことなんですけど、移民が作った。ま、みんなあの白人も移民なんで、そういった意味では、やっぱりそのジャズとかアフリカ系の人たち、ブラックの人たちが作った、持ち込んだ音楽がやっぱりアメリカンミュージックの土台になっていたりとか、ヨーロッパの人たちがカントリーの土台を持ってきたりとか、そういった意味でアメリカの音楽っていうのは本当に多民族ということですもんね。その人種のメルティングポットだけじゃなくて、音楽のメルティングポットでもあるということがアメリカンミュージックであるということですもんね。
島: はい。
クリス: ちなみにBad Bunnyのグラミーの受賞コメント。これかなりぐっと来たんですけど、島さんはどんなことを感じましたか?
島: そうですね。私たちは野蛮人でもエイリアンでもないとか、私たち人間でありアメリカ人ですっていうような、移民の現状とか、それへの共感を訴えかけるようなコメントだったと思うんですけど、やっぱりこれは本当2025年以降、トランプ政権による移民の取り締まりの大幅な強化が与えた影響がすごく大きくて、どっちかっていうとこうポジティブよりも、ラテン音楽に対して打撃を与えてるのを本当に痛感させたなっていう風に思っていて、特にライブの現場とかへの影響は大きくて、Bad Bunnyも会場でのICEによる摘発を懸念してですね、ワールドツアーでアメリカ公演を見送ったりだとか、あと、ラテン諸国のアーティスト、メキシコのアーティストが公演直前にビザを取り消されるとかっていった事例も起こってるので、そういうマイナス面の影響が顕在化したようなメッセージだったんじゃないかなっていう風に思ってますし、リリース面ではBad Bunnyのようにメッセージ性の強い作品だったり、文化的なルーツを掘り下げる創造的な作品とか、過去の楽曲がプロテストソングとしてまた取り上げられるっていうようなことは今後起きてくるんじゃないかなっていう風に思ってます。
クリス: やっぱり、そうですよね。社会状況がアメリカの60年代70年代にちょっと近い感じがね。アメリカの当時はベトナム戦争に対するプロテストがすごく多かったんですけれども、そこになんかちょっと文化という、特に音楽でプロテストをするというのは、あの時代を彷彿させるような部分もあるかなっていう風にはしますよね。
島: そうですね。
クリス:スーパーボウルのハーフタイムショーも、これもすごかったですね。
島: はい。
クリス:ここ数週間なんかBad Bunnyウィークがずっとついてるような感じだったんですけども、パフォーマンスやセットからBad Bunnyが言いたかったメッセージ改めて島さんはどう見ました?
島: そうですね、憎しみより強いものは愛だっていうようなグラミー賞のスピーチと同じメッセージがスクリーンに映し出されたり、移民政策の現状を踏まえて分断ではなく、愛と連帯を強調してたじゃないかなっていう風に思いますし、で、中南米とか北米の国々の名前を列挙しながら旗を掲げながら、「TOGETHER WE ARE AMERICA」っていうメッセージが入ったアメフトのボールを掲げるシーンとかがありましたし。これっていうのはアメリカっていう言葉を北米に限定せず、ラテンアメリカ諸国も含めた全てがアメリカなんだよっていうような言葉を再定義して、団結を訴えるような内容で、このメッセージっていうのは、「NeUEVAYoL」のMVにもこういうようなメッセージともリンクしますし、で、Lady Gaga以外がスペイン語で、プエルトリコの歴史とか文化とかコミュニティを称える内容だったんじゃないかなって思いますし、プエルトリコを支えてきた農家や労働者たちの世代とか、過去の奴隷制を象徴するような砂糖キビ畑だったり、儀式だったりっていうような、日常とかコミュニティとか文化っていうのを強調してたんじゃないかなっていう風にも思います。で、あとはこうLady Gagaが登場した時の水色の旗とか、ガガのドレスの水色とか、その後にBad Bunnyが水色の旗を持って出てくるんですけど、あれはこうプエルトリコの独立とか抗議の象徴なんじゃないかなっていう。
クリス:ああ、そうですか。
島:昔の旗ですね。独立自体の。
クリス:あとはラテンポップをメインストリームに押し上げたリッキー・マーティンの登場っていうのも驚きましたし、00年代から今日まで続くレゲトンの流行を決定的なものにしたダディー・ヤンキーのガソリーナのサンプル音源を使用すると言ったような、プエルトリコの先人へのリスペクトだったり、今のラテン音楽のこう信用を作った人たちへのリスペクトだったりっていうようなことがあったのかなって思います。
クリス: そうです。僕、あのパフォーマンスを見てすごく思ったのが、ものすごく計算されたっていうか、反移民勢力を逆なでることは全くしなかったじゃないですか。別の強調だったりとか、みんな歩み寄ろうよというメッセージで、あとはBad Bunnyが我々エイリアンでもなんでもないんだと。普通に、結婚式もやられて、同じなんだよ、我々は。家族を愛し、友達を愛し、そこの共通点みたいなところをすごいフューチャーした。たまたま我々はプエルトリコの人間だけど、ラティーノだけど、でも同じことを求めているんだっていうのがすごく伝わりましたよね。
島: そうですね。
クリス: ちなみに最後にBad Bunnyブーム、今後どんな風になってくと思いますか?
島: そうですね。ちょっと質問から外れるかもしれないんですけど、5年くらい前にこう、J-WAVEの番組でBad Bunnyがその年世界で最もストリーミング再生されたアーティストとして紹介したんですね。その時はこう世界での知名度と比べた時に、日本でのレゲトンとかラテントラップの需要とかメディアの扱いっていうのも小さいっていう風に述べたんですけど、Bad Bunnyってその後もこうビルボードチャート1位だったり、映画やドラマへの質問も含めてこうヒット連発してスターであり続けていたんですけど、今回大きな賞と政治状況が絡んだことで、日本でもこう注目されてます。これをきっかけに、文化とか音楽に触れる人が、増えればいいなっていう風に、メッセージだけじゃなくて、文化が近いものだって思うっていうのが大事だと思いますし、それがこう相互理解につながるのかなっていう風にも思うので、文化を近いものとして触れて、こう需要して、取り上げていくことがもっと増えればいいなっていう風に思います。で、レゲトンっていうと、なんか固定的なイメージを持つ人がいるかもしれないんですけど、Bad Bunnyのアルバムだけじゃなくて、他のアーティストも、伝統音楽とかダンスミュージックとか様々こう結びついた創造的なアルバムをリリースして、いろんなこうレゲトンとかラテン音楽の景色が広がってるので、聴いてて楽しいですし、微力ながらね、個人的にもそうした作品を紹介できたらと思ってます。
クリス: 「その景色が広がる。」まさに、そうですよね。自分たちがあまり体験できない文化の匂いだったりとか雰囲気だったりとかを垣間見るっていうか、見えてくるっていうのも、すごくやっぱり必要なことだと思いますしね。
島: そう思いますね。
クリス: インターネットで本当は世界は1つに、いい意味で狭くなってきてるのかと思いきや、ものすごい緊張が走るような状態にもなってきてる。これを機に、その他の文化も、何かこう親しいものとして捉えるきっかけになるといいですよね。
島: そうですね。



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