2025年05月11日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : ASIAN KUNG-FU GENERATION


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ASIAN KUNG-FU GENERATIONから後藤正文が登場!

・NANO-MUGEN FES.2025について
クリス:まずいろいろやられていますけどお伺いしたいのが、11年ぶりに復活するアジカン主催のフェス『NANO-MUGEN FES.2025』。ナノムゲンといえばデビュー当時からやられていて、」初回はライブハウスだったんですよね?
後藤:そうですね。新宿LOFTから
クリス:新宿LOFTからスタートしてそれから武道館、横浜アリーナ、ライブサーキットなどでも行われまして、今年はKアリーナ横浜というね、非常に大きな箱で5/31、6/1に開催されるわけなんですけど、11年ぶりに復活したいきさつ、ちょっと教えていただけますか?
後藤:アジカンこの11年間で海外ツアーとかが増えていてですね、南米とかアジアでフェスとかやるのおもしろいかもなと、ぼちぼちでてたんですよね。で一昨年かな、インドネシアに行って、すごい若くてエネルギーのある国で、ここでフェス作ったらアジアのバンドの交流とかそういう素敵なお祭り作れるんじゃないかなっていう話が立ち上がったのがきっかけで今年インドネシアと横浜で開催するというフェスティバルとして再開したんですけど…
クリス:横浜&ジャカルタというね。なんかすごいコンディションですよね
後藤:自分たちでも大丈夫かなってなる距離感があって、スタッフの行き来が大変なんで。
クリス:なるほど。インドネシアのミュージックシーンに惹かれたんですか?それとも全体的な国のバイタリティーみたいなものなのかな?
後藤:国のバイブスもすごい良くて、町中で音楽がかかっていて、音楽好きっていうのもあるんですけど、あとやっぱレコード屋巡りをしたらかっこいいバンドいっぱいいるなって、しかもインディーロックも盛んだし、ちゃんと売れてるバンドは売れてるバンドでcoldplayみたいなバンドいっぱいいるんですよね。なんかね音楽はそんなに差はないっていうかなんか趣味が東京とジャカルタ近いのかなっていう気もして。
クリス:レベル高いですよね。なんか結構ブルース系もバキバキだし、ジャズ系もいけるし、ほんとミュージシャンシップが高いお国柄だなっていう感じがね
後藤:ほんとにそう思いました。
クリス:そうすると選ぶバンド、キャスティングするのもそんな難しくないって感じですよね?
後藤:そうですね。なんかこうワーっと かっこいいバンドのプレイリストも作って、選びました。
クリス:でそんな出演アーティストも非常に豪華で、アジカンは両日登場しますけれども日曜日6/1はBECKが来る。
後藤:そうなんです。
クリス:すごいじゃないですか。これはどのようにして、BECKとつながったといいますか登場してくれるんですか?
後藤:いや、これもうなんか楽屋突撃系に近くて、僕らが楽屋突撃したわけじゃないんですけど、まあフェスとか行ってBECKと同じアーティストのエージェントとかいらっしゃるんでそこにこうマネージメントに突撃してもらってつながって、こう実現したみたいな
クリス:BECKは大ファンだった?
後藤:そうですね。僕はもう音楽をはじめようと思った時にBECKは大きかったですね。やっぱ「loser」って曲聞いたときに衝撃がありましたし、音楽をはぐくんでくる上でも『Odelay』とか『MUTATIONS』とか好きで、特に初期もやられて…
クリス:なるほどー。それで、ナノムゲンですけど2003年からスタートされて、どうですか?初回LOFTで初めて、こんなインドネシアでやるなんて、2003年には想像もつかなかったと思うんですけど
後藤:なんか2ステージLOFT組めるんで、それがこうフェスみたいになっていったらいいなと、バンドの成長とともにみたいには思ってましたけど、まさにクリスさんのおっしゃる通りまさかインドネシアでとはね。まったく思ってなかったですよ。
クリス:ライブステージのtwoステージからtwoカントリーになっちゃったていうね。すごいですよね
後藤:驚きですねー
クリス:ちなみにインドネシアのシーンっていうと、先ほどちょっとお話もいただいたんですけど、ロックは盛り上がっているんですか?
後藤:レコード屋にいった限りではインディーロック、すごい沢山あって、でもR&Bみたいないいのもいっぱいあったし、「アレ?なんでもいいのあるな」って感じで、実際のコンサートはまだ現地で見たことないんですけど、でもなんかみんな歌うのが大好きだって、ドラムの潔が先に行ってイベントやったんですけど、みんなファンがかわるがわるステージに上がって歌うような感じで、とにかくみんな歌うのが好きだっていうのがね。
クリス:音楽が大好きな国民ですよね。

・新曲「MAKUAKE」について
クリス:NANO-MUGEN FES.2025のテーマソングですけども、先日配信リリースになりました。タイトルは「MAKUAKE」ですけれども、これはどんな曲ですか?
後藤:これはもう、ほんとになんかでも仲間とかを眺めていると、自分の歩みとかを振り返って落ち込んでくやつってのが、世代的にも増えてきてですね、なんかこうメンタル的に落ちていくっていう、そういう彼らを何とか勇気づけたいみたいなそういう思いから、歌詞とかを書き始めて、同時に変わりたいんだけど変われないみたいな人たちの現在を後押しするような曲になったらいいなと思って作りました。
クリス:なるほど。そしていろんなアーティストが参加していますけれども、これはどのようにしてこのメンツを集めてんでしょう?
後藤:でも、自分たちの音楽史を振り返って、近くにいた仲間たちに歌ってもらいたいと思って最後にクワイアーっていうかそういう感じで、ゴスペルまではいかないんですけど、みんなでエネルギーを持ち寄るみたいなパートがあるんですけど、やっぱ近しい仲間に何度か声をかけたいなと思ったのと、それだとホーンみたいな更新するようなイメージっていうか、ホーンがなんか背中押されるような雰囲気があって、それは今をときめく象眠舎の小西遼くんっていう素晴らしいアレンジャーにアレンジしていただいて…
クリス:やっぱり、ほんとアガリますよね。なんか後押しするというか、ホーンと10名のコーラスってのがこう明るくしてくれるっていう曲ですけれども。まさに広角あげてくれるようなそんな1曲ですよね。
後藤:そうですね。嬉しいですその感想

番組恒例のガチャタイム!
Q.差し入れNO.1。ライブの差し入れで一番うれしいものは何ですか?
後藤:僕はやっぱお酒。ワインとか日本酒とか。でも日本酒はひとりで飲みきれないじゃないですか。なんで、ワイン、ビールとかは非常に…。あとこう栓がしてあるのが明白だと安心して飲めるっていうね
クリス:なるほどね。お酒だと一升瓶だとそこで空けないとっていうね…
後藤:ありがたいですけどね。一升瓶シリーズは誰が持って帰るのかで若干楽屋がわちゃわちゃしますね。
クリス:争奪戦になるというか
後藤:そうですね。飲める奴は大体ドラムの伊地知になるんですけど、かれは友達を集めたホームパーティがやれるやつなんですよ。僕は一方暗いんで、一人で飲むことになるんで、消費できないですよね。その悲しみがあります。
クリス:なるほどー。なんか見えますね。後藤さんがあぐらかいて畳の上にボーンと一升瓶を置いて…
後藤:そうですね。もう破滅しちゃいますね。

Q.なんか気になる。ライブ中にステージから気になることって?
後藤:なんかやっぱ人を見てしまってですね。妙に見てしまう人とかがライブ中に決まってくるんですよね。「なんかあの人見ちゃう。なんでだろう?」みたいな
クリス:どういう表情に惹かれます?
後藤:でもなんかこう目が輝いてたり、楽しんでくれてたりする人を見ちゃったりとか…。一方で不本意だけどここにいるみたいな人も気になったりするんで、その人をどうにか最後までに踊らせたいというか、そんなことを思う夜もありますね。
クリス:そうか。でもにこやかな顔に目が行きますよね。
後藤:そうなんです。昔、最前列におばあさんがいて、ずっと最後まで耳をふさがれていて、ほんとに申し訳ないと思いながらやったんですけど、最後終わった後なぜかそのおばあさんが一番大きい声でアンコールをしてくださって。だからそれで人を体勢とかで判断しちゃいけないなってあの時は思いました。
クリス:なんかイソップの童話みたいですね。でももうライブでいったら何千本もやってるわけですよね?
後藤:どうなんですかね。
クリス:数千はいってるんじゃないですか?もう緊張しないんじゃないですか?どこにいこうが
後藤:毎回本番5分前きっちり緊張しますね。
クリス:そうなんですか?!
後藤:度合はちょっと緩んできましたけど、このあと5分っていう時間がすぐには過ぎてくれないんだよなーってステージ脇思いながら…
クリス:でも出ちゃうと、もう。1曲やるとあっという間って感じですか?
後藤:そうですね。アレほんとに不思議で、時間の伸び縮みというか、5分は永遠だったのに、1時間半は一瞬に、あっという間に過ぎたりするんで、不思議ですよね



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Guest : 釜萢直起


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今年20周年を迎えるGREENROOM FESTIVALの主催者、釜萢直起が登場!

クリス:まずは、GREENROOM FESTIVAL20周年おめでとうございます!
釜萢:ありがとうございます。
クリス:僕も好きなフェスで何度も足を運んでいるんですけども、毎年、横浜の赤レンガ倉庫で開催される音楽とアートのカルチャーフェスで、2005年から開催されているんですよね?
釜萢:そうですね、今年で21年目なんですけど、コロナで一回無くなったので、20回目という形です。
クリス:なるほど。それで初回の大さん橋ホールで開催された頃は、まだ30歳だったんですよね?
釜萢:そうですね、若かったですね。
クリス:何のきっかけでこのフェスを開催することになったんですか?
釜萢:きっかけは「MOONSHINE FESTIVAL」というカリフォルニアのラグーナビーチで開催されていたフェスを見に行ったのがきっかけですごくインスパイアを受けて、その日にオーガナイザーに日本でもやりたい!っていうふうに話をしに行って、それで日本でもやれるかもしれないという感じで進めていたんですけど、でも彼らのフェスはその年で無くなってしまって、、、
クリス:あ、そうなんだ、じゃあ2004年に見たそのフェスはその年が最後だったんですね。
釜萢:そうなんですよ。でも、僕自身すごく火がついていたので、、、
クリス:何がそんなに良かったんですか?
釜萢:当時のフェスってコンサートみたいな形式が多いイメージがあって、でもそのフェスはライブもありつつ、アートだったり映画だったり、いろんなアーティストの距離が近いフェスだったんですよね。しかも、サーフカルチャーやビーチカルチャーが詰まっている感じがして、そのカルチャー感にやられたっていう感じですね。
クリス:その音楽だけでなく、ありとあらゆるエンタメが含まれている、、、
釜萢:ビーチ沿いのブロックパーティーみたいな感じだったかもしれないですね。
クリス:なるほど、そのブロックパーティーを大きくさせたような感じだったんですね。それで釜萢さんは元々サーファーだったんですって?
釜萢:サーフィンがいちばん好きですね。
クリス:ちなみにその2004年にラグーナビーチに行かれた時は、そこに滞在してたんですか?
釜萢:そのフェスを見るために足を運んだ感じですね。
クリス:なるほど、それでやられて、日本でもやろうと思ったわけですね。それで、このGREENROOMはどういうコンセプトでやられているんですか?
釜萢:コンセプトは初回から「Save The Beach、Save The Ocean」がコンセプトですね。
クリス:なるほど、じゃあ海を大切にしようというのをコンセプトでやられてきているんですね。あのご自身が感じる他のフェスとの違いって何でしょう?
釜萢:大きく違うのは、ライブがある有料エリアとストリートのある無料エリアで分かれていることですかね。
クリス:それはなんで分けようと思ったんですか?
釜萢:やっぱりカルチャーはストリートから生まれてくるものだと思っているので、何となく閉じてしまうと生まれづらくなるのではないかと感じていて、やっぱり無料エリアでサーフブランドやセレクトショップだったり、その中でDJもいたりライブもあったりして、その中で生まれるものも必ずあると思っているので、カルチャー発信のためには両方必要だなと思っていますね。
クリス:すごく地の利だなというか、横浜だなってすごく感じますね。今、いろんなところでフェスが開催されているじゃないですか。その中でもすごい横浜だなって感じます(笑)。なんでって言われると佇まいとか、赤レンガもそうですし、港もそうですし、あとバイブスもなのかな?
釜萢:そうですね。やっぱり地元のレストランやお店もたくさん集まっているので、そういうかっこいい人たちが作るバイブスかもしれませんね。
クリス:ちなみにいつもどの辺りで見られているんですか?
釜萢:いつもはぐるぐるステージを回りながら見てますね。海外からもペインターやフォトグラファーも集まるコミュニティのお祭りなので、その時にハイタッチしながら回っていくっていう感じですね。
クリス:ブッキングは交渉からやられるんですか?
釜萢:そうですね、今は数が増えてきているので全てではないですけど、基本的にはタッチしているっていう感じですね。
クリス:そして、今年は初めて3日間の開催なんですよね?
釜萢:そうです、今年初めて前夜祭をすることにしました。
クリス:前夜祭はコンセプトとかあります?
釜萢:コンセプトは、YG Marleyをブッキングしたっていうところですかね。いろんなところにサーフトリップしながら、Bob Marleyの音楽を聴いてきたので、20周年の記念回でブッキングしたかったアーティストですね。
クリス:なるほど、レゲエといったらサーフミュージックには欠かせない感じしますもんね。YGといえば、Lauryn Hillの息子ですけども、以前この番組にLauryn Hillが来たときもYGのお父さんがボディガードで来てくれたのを覚えていますけどね。
釜萢:あ、そうなんですね。
クリス:もう20年以上前ですねー
釜萢:今回はザイオンもステージに上がるので楽しみですね。
クリス:なるほど、それはちょっとちょっとちょっと!っていう感じですね。それでその前にUMIが出るっていうのもすごいですよね。さらにTUXEDOがDJセットで登場して、origamiの面々も登場して、前夜祭楽しいですね。これもう毎年開催することになっちゃうんじゃないですか?
釜萢:毎年恒例にしたいですねー
クリス:まあでも初回の盛り上がりを見てっていう感じですよね(笑)。そして、土曜日のラインナップもすごいですよね。
釜萢:アクセル全開でやってます。
クリス:Tommy Guerreroはサーファーとして思入れは強いっていう感じですか?
釜萢:Tommy Guerreroは初回のヘッドライナーだったので、そこで20年やってきたっていう思入れがありますね。
クリス:初めて聞くフェスでTommy Guerreroがヘッドライナーだっていうのをすごく覚えてますね。そして日曜日のラインナップもすごくて、Jacob Collierが出るのもすごいですよね!
釜萢:そうですね、長くブッキングしたかったアーティストですね。
クリス:今回はどんなセットで出るのかな?
釜萢:バンドで出ますね。
クリス:バンドで出る!?それヤバいなあ、、、今回出演することになった決め手って何だったんですか?
釜萢:今、アジアのフェスにバンドで回っているていうのもありつつ、ジェイコブが最近環境問題に積極的に取り組んでいるっていうのもあって、こちらのコンセプトに賛同してもらえたのかなと思っています。
クリス:なるほど。いやあでも3日間とも充実したラインナップでいい週末が送れそうですね。最後に今後の目標があれば言ってください。
釜萢:今後は20年まで来たので、ワールドツアーというか、カリフォルニアとかオーストラリアとかハワイとかでこのフェスをやりたいですね。



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