2023年09月10日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : Mina Okabe


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Guest : 上原ひろみ


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 今日のゲストは、上原ひろみさん!


<今年5月には「TOKYO M.A.P.S 」にご出演>

クリス:どうでしたか?野外であのような空間でライブをすることはなかなかないと思うんだけど…。車も走っていますし、都会のノイズもあるわけですけど。
上原:”いらっしゃっているお客さんの静けさが作り出す集中力”がすごいなと思って、エネルギーとして感じたんですけど、思ったよりも救急車などの音が鳴っていて、それを即興演奏に取り込みながら、これも音楽というふうにしていかないと、自分の中でノイズになっちゃうので、色々工夫してやりました。

クリス:すみませんねもうー!悪条件の中…。悪状況の中…。本当ありがとうございます。
上原:いえいえ。(笑)

クリス:でも六本木ヒルズアリーナでピアノでね、ライブをやってくれたんだけど、もう外の通りもずらーっと行列ができてましたもんね。
上原:全然知らない人に会うチャンスというか、すごいよかったなと思います。

クリス:そうですよね。観客の”気”みたいなものが一つになっている感じがすごかったですよね。


<今年2月にはBLUE GIANTの音楽を手掛けられました>

クリス:こちらはどうでしたか?
上原:自分のアルバムみたいに自由に作るのとは全然違って、監督が作り上げる映像をサポートするという音楽なので、映像作品を一緒に作るという意味でとても勉強になりました。あとは元々原作がある作品で、その漫画を読んだ人の数だけ音があったと思うから、原作を愛している人たちが違和感を抱かないような音を作って、みなさん喜んで下さったようで、それが本当に良かったなと思います。

クリス:これからも劇伴とかやっていきたいって感じ?
上原:そうですね。たくさんの人が関わるので真摯に向き合って仕事ができるって大切だなと感じましたし、同じ情熱を持っている人であればまたやりたいなと思いました。


<新プロジェクトHiromi’s Sonicwonderからアルバム「Sonicwonderland」をリリース>
「TOKIO HOT 100」では、いち早くオンエアさせていただきました。

クリス:このHiromi’s Sonicwonderのコンセプト、表現したい世界はどのような感じなんですか?
上原:最初に「Sonic」という言葉をつけているのは、私の中での定義としては「エレクトロサウンド多め」という意思表示で、トランペット・ピアノ・ドラム・ベースという編成なんですけど、トランペットの人にもエフェクトとかかけてもらって、エレクトロサウンドの多いものになっています。

クリス:なるほどね。確かにアルバムを聴いてみると「なるほど」という感じが僕はすごいありましたね。ひろみちゃんもすごいシンセを多用するし、リードのトランペットにもエフェクトがかかってるからね。今までの作品とは一線を画すものになっている感じがしますよね。

クリス:ちなみに、エレクトロサウンドだと、ひろみちゃん自身の演奏はどのように変わるんですか?
上原:単純にシンセを2台弾いているので、ピアノという楽器以外に二つ、合計三つの鍵盤を縦横無尽に映り弾いてゆく感じですね。あとピアノに比べて音が伸びてゆく感じが”いたずら心”を刺激してくれるというか、弾いていて楽しいですね。

クリス:なるほど…!今回のバンドも素晴らしいミュージシャンばかりだなぁと思うんですが、メンバー探しはどのようにしたんですか?
上原:ベースのアドリアン・フェローとは2016年にトリオの代役で来てくれた時に出会って、そこからアドリアンとバンドがしたいという気持ちがあったので、そこがスタートだったんですけど…

クリス:そうなんだ。アドリアンの魅力ってなんですか?
上原:アドリアンの魅力は「聴く力」ですね。どの音に対してどんな音を弾くのが良いか、という瞬時の判断が彼独自のハーモニックコンセプトがありますね。

クリス:なるほど…!へぇー!素晴らしいですね。他のメンバーはどうですか?
上原:曲を書き進めてゆくうちにドラムはユーモアのある人がいいなと思っていて、パワープレイ・迫力に魅力のあるドラマーよりは、一緒に緩急を楽しんでくれるようなオーガニックな感性を持っているドラマーがいいなと思って探して、ジーン・コイに出会いました。そこからはバンドとしてもう一層欲しい上でいい楽器ってなんだろうと探して、トランペットだと思ってアダム・オファリルに出会いました。トランペットってパーン!と音が突き抜けるようなイメージがあると思うんですけど、アダムの音は本当にまろやかで、中低音域が本当に優しいですし、深みがあって少しダークな感じ。そして彼もエフェクトを使うと言っていたので、彼に頼みました。


<「Sonicwonderland」のMVについて>

クリス:うちの娘はあのMVを見て1日3回は観て踊っているんですが(笑)ファミコン風の映像は、ひろみちゃんのアイディア?
上原:うん。そうです。本当にあのMVのイメージで、だんだんメンバーに会っていって冒険に出るみたいな。

クリス:最初はアドリアンと会って、どんどん他のメンバーと会っていって、ね。車は何…?
上原:あれは作って下さった方のイメージです。

クリス:あ、そうなんだ。ひろみちゃんも子供の頃ファミコンとかやってた?
上原:うん、ファミコン世代です。最初ゲーム&ウォッチとかやって、ファミコン、スーパーファミコンとかやってましたね。

クリス:じゃぁもうそのイメージで。(MVを)
上原:そうですね。横スクロールのイメージで。

クリス:普段からMVをそんなに頻繁には作ってるタイプじゃないよね?
上原:そうですね、アルバムの中で1・2曲ですかね。

クリス:今回この曲のMVを作ろうというきっかけや理由は?
上原:聴いていて「自由で楽しい!」というイメージを、とにかくパッと伝えたいという思いがあったので、そしてメンバーに出会ってゆく様子とか、バンド組んでツアーに出ることがロールプレイングゲームみたいなものだと感じていたので、それをイメージして作りました。


<Hiromi’s Sonicwonderは秋からJAPAN TOURがスタート>

クリス:東京は11月と12月にライブがありますが*、11/22(木)@渋谷Spotify O-EASTはスタンディング!
上原:そうですね、楽しみです。踊っちゃってほしいですね。ぜひ娘さんも踊りに来てください。

クリス:MVでも8分ぶっ通しで踊っていたんでね、生はかなり舞い上がると思います。楽しみにしています。(笑)

(*詳しくは上原さんのオフィシャルサイトでご確認ください。)



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