2021年07月18日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : 坂東祐大


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ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』や、映画『竜とそばかすの姫』の音楽を手がける注目の音楽家、坂東祐大が初登場!

クリス:経歴が凄くて、東京藝術大学の音楽学部 作曲科を主席で卒業。現代音楽のフィールドをメインに活動しながら、映画やドラマの劇伴を手掛けたり、米津玄師や宇多田ヒカルの作品の編曲も担当されているということですが、音楽を始めるきっかけは?
坂東:母親が中学の音楽の先生とかをやっていたので、家にピアノがあって、お稽古ごととして習わせられてたって感じでした。
クリス:何歳からピアノを始めたんですか?
坂東:2歳からです。
クリス:英才!じゃあ、始めた頃の記憶はないですか?
坂東:ぼんやりと、という感じです。母親の膝の上に座って、生徒さんのレッスンを見ていた記憶があって。
クリス:最初に弾いた曲は覚えてます?
坂東:全然覚えてないですね(笑)
クリス:じゃあ、生まれた時から音楽って感じですね。
坂東:気づいたら触れる機会には恵まれている感じでした。
クリス:いつからはまったんですか?
坂東:うーんただ、シームレスにつづいている感じで、今思うとなんで自分、作曲家になっているんだろう?という感じです(笑)
クリス:小さいころ聞いてた音楽と、作曲家って部分の接点は無い?
坂東:小学校の頃とかは、テレビで流れてた音楽を学校で弾いてびっくりされた経験はありますね笑
クリス:小さい頃はどんな音楽が好きだったんですか?
坂東:特定のジャンルが好きってわけではなくて、本当に雑多で。クラシックは勉強していたのですが、それだけに飽き足らず、という感じです。
クリス:主戦場はクラシックってことになるんですかね?
坂東:はい、現代音楽になりますね。クラシックの延長線上にあるものなので、それでもコンサートホールで演奏される曲を書くのがメインですね。
クリス:あとは、米津玄師さんや宇多田さんの編曲を担当されてますが、経緯は?
坂東:たまたまお声がけいただいて、それからという感じです。
クリス:いわゆるポップスってジャンルに携わる中で、刺激はありましたか?
坂東:クラシックが主戦場ってことがあるので、歌うってことに対して、改めて深く考えました。米津くんも宇多田さんも日本語の言葉の感覚や、メロディーが本当に豊かなので、いつも勉強させていただいています。
クリス:音楽を勉強してきた人と我流でやってきた人との交流って面白いですよね。
坂東:僕は、いわゆる勉強をしちゃったタイプなので、自分で言語で作ってきた人の音楽に憧れがあって。
クリス:ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の劇中音楽を担当されてましたが、その挿入歌として書かれた「All The Same feat. Gretchen Parlato, BIGYUKI」は、どんな風に書かれたんですか?
坂東:最初に脚本をいただいて、それを見て「こんなのどうでしょう?」という感じで提案させていただいて、曲を書いて、映像が上がってさらに追加してゆくという感じですね。
クリス:この曲でボーカルを務めているGretchen Parlatoはどういう方なんですか?
坂東:今、ロスに在住されているジャズシンガーの方なんですけど、本当に素敵な声で。いつか何かの機会で一緒にやりたいって思ってたんです。
クリス:出会いはなんだったんですか?
坂東:大学生のときに友人に「めっちゃいいよ!」ってCDを借りて、聞いてみたら本当に良くて、そこからファンになりました。
クリス:BIGYUKIはどういう繋がりなんですか?
坂東:NYに行った時に、コンサートに行ったらBIGYUKIさんが演奏されてて、そこで挨拶をさせてもらって、他のライブで見てもめちゃくちゃかっこよくて、いつかご一緒したいなって思ってました。

クリス:この曲が挿入歌のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の音楽は、坂東さんが主催する次世代型アンサンブル<Ensemble FOVE>が担当されてますが、どんなメンバーで構成されてるんですか?
坂東:僕に近いクラシックミュージシャンと結成して、もう5年目ですね。
クリス:〈FOVE〉ってどんな意味なんですか?
坂東:New Focusの〈Focus〉と、visionとexperimentを造語にしました。
クリス:これは大学の友達とかなんですか?
坂東:大学の友達ももちろんいるのですが、いろいろ輪が広がって行った感じです。クラシックの音楽って敷居が高いイメージがあるじゃないですか。実際に高いとも思うんです。でも、敷居を下げた時に、その下げ方でいいの?勿体ないんじゃない?と思うことがすごくあって、すごく稚拙に見せてしまったりする例ってすごくある気がして、そういうのをクオリティーを下げずに、アーティスティックなの集団で出来ないかなって思って始めました。

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○初めて見に行ったライブは?
坂東:中二で始めた一人で観に行った、スティービー・ワンダーのライブでした。
クリス:渋い!!
坂東:さいたまスーパーアリーナに行きました。
クリス:やっぱり中二の時は、スティービー・ワンダー好きだった?
坂東:大好きでしたね。たまたま触れる機会があって衝撃を受けて。
クリス:ライブはどうでした?
坂東:最高でした!!
クリス:アルバムは何が一番好きですか?
坂東:『Talking Book』が一番好きです。

○元気の源は?
坂東:温泉ですね。
クリス:どんな温泉が好きですか?
坂東:スーパー銭湯とか好きで、一人で行きますね。
クリス:さっきのライブもそうだけど、一人で行動するのが好きですか?
坂東:本当は大勢でワイワイやりたいのですが、職業上、どうしても生活サイクルが独特なので、結果一人になっちゃいますね笑



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Guest : KIRINJI


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映画『鳩の撃退法』の主題歌で、攻めの新曲「爆ぜる心臓 feat. Awich」をリリースした、KIRINJI!

クリス:コロナはどうでした?
堀込:結構、劇伴の仕事をさせていただいて、忙しかったです。
クリス:なんか、お酒を断ったんですよね?
堀込:そんなストイックじゃないんですけど、飲まなくなってから絶好調です。よく寝られるし、午前中から仕事に身が入るし。
クリス:そうですか!その甲斐あってか、NEW EPの『爆ぜる心臓』がリリースになっって、新曲「爆ぜる心臓 feat. Awich」は、映画『鳩の撃退法』の主題歌とういことで、どんな映画なんですか?
堀込:犯罪の映画で、ミステリーなんですけど、映画の最後に音楽的な演出があって、その最後に流れるんですけど、派手にして欲しいって言われたり、誰かを参加させてくれって言われたり、各所のいろいろな要求に答えましたね。
クリス:そして、参加したのがAwich。これは、どういう経緯だったんですか?
堀込:これはレコード会社の人が、うちにはこんなに良いのがいますってカードを並べられて、どれがいい?って。このAwichって人がヤバそうって言ってお願いしました。
クリス:やってみてどうでした?
堀込:怖い人かなって思ってたらそんなことなくて、いい人でしたし、ちゃんと原作も読んでくれて、サブテキストみたいな感じに楽しめる曲にしたいと言ってくれましたし、そんな曲になったと思います。

クリス:ベースラインはどこから思い付いたんですか?
堀込:キーボードで手グセの感じ弾いたんですけど、ちょっと難解になるようなイメージでやりました。
クリス:サウンド面で意識したことは?
堀込:ギターを重ねた感じですね。自分は普段そういうことをしないので、バランスが難しかったです。あと、CD化するってなった時に、もう一回、ミックスさせてくれって言って、やり直しました。
クリス:普段やらない感じですよね。引いていくイメージでした。
堀込:最近は、そういうことの方が多かったですね。
クリス:そして、主題歌だけではなく、サントラも制作されてますが、どうでした?
堀込:監督から、好きに作ってくれって言われて、デモテープを作ったらいいね!ってなって、もちろん監督の音楽的なこだわりもあるので、話し合いながら、なかなかできない曲もありましたね。
クリス:難航したのは、どのシーンですか?
堀込:酒場のシーンですね。その店でどんな曲が流れてるのかとか考えましたね。

番組恒例★ピンポンボックス
○最近買った素敵なものは?
堀込:米とぎボウルですね。ボウルが半分アミになってて、水を捨てるのが楽なんです。
クリス:使いやすいですか?
堀込:最高です!

○恩師は誰ですか?
堀込:やっぱり、冨田さんは、この業界に入って一番最初にご一緒したプロフェッショナルな方だったので、勉強になりましたね。



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