2020年06月28日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : Khruangbin


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全編ボーカル入りの最新アルバム『モルデカイ』をリリースしたKhruangbinにインタビュー!

クリス:クルアンビンの音楽で、ボーカルを入れるものを入れないもの、どんな感じで決めての?

ドナルド:歌を入れるかいれないかは曲ごとに決めます。ベース、ドラム、ギターのレコーディングをしたあとに、ポストプロダクションの為に全てスタジオに持ち帰って、曲がそのままの方がいいのか、ボーカルを入れるかの判断をする。大抵ギターがそのままで意味をなすか、ボーカルの先導をするか、またボーカルの一部になるかによって決めることが多い。
ボーカルを必要としない場合が多いが、多いんだけど、もう少しエッジを加えたいときにボーカルを入れる。

クリス:エッジを加えたいときにボーカルを入れる。普通、逆な感じがしますけど、そうなんですね。そんな全編ボーカル入りの最新アルバム『モルデカイ』ですが、ベースのローラは、アルバムの制作中に、友人達とハイキングに行って、そこで、大きなインスピレーションをもらったそうです。なんでも、滝の頂上か下の水面に飛び込んで、人生が変わった!そうなんですが、その辺について、ローラに聞いてみました。

ローラ:ハイキングに行った友人の名前がMordechaiという名前で、ハイキングにいくまでの期間は自分にとって辛い時間だったんです。彼は私のことをそんなによくは知っていなかったけど、家族の家を自分の為にあけてくれたり、ハイキングに連れて行ってくれたり、よく知らないはずの私の為にたくさんの思いやりを見せてくれました。
このアルバムを捧げるとしたら、必要としているひとに見返りを求めずに
思いやりを見せる仲間に捧げたかった。そこで、書き留めたのは自分の人生のストーリーについて。
このアルバムを製作する前は、世の中には優れたストーリーテラーがいるので、自分はストーリーテラーだとは思っていなかった。だけど自分の人生を振り返ったときに、実は伝えなければならないストーリーがあることに気づいて、その滝から水面に飛び込んだことがきっかけで新しい自分になり、もし物語を伝えるとしたら、今だと思ったの。

クリス:アルバムタイトルの「Mordechai」とは、一緒にハイキングに行った友達のお父さんの名前だそうですね。ちなみに、気になる、ローラが飛び込んだ、滝の高さがどれくらいだったのか、ローラに聞きました。

ローラ:そうね、滝の高さは、16から20フィートくらい。 およそ5、6メートルね。まあ、すぐにはアルバムのインスピレーションにはならなかったけれど、とても美しい日で、記憶に残る、物事の見方を変えてくれるような体験だった。そのあとの日々は自分が持っているもの以上の自由を感じるようになったわ!

クリス:さて、最近、友達の家族とハイキング行って、そこで滝に飛び込んで、人生観が変わったというベースのローラ。
実は、バンドをはじめる前は、学校で、数学の先生をやっていたそうです。
〈数学とベース〉って、なにか、共通することあるか質問してみました。

ローラ:ディフナリー!絶対あると思うわよ! 数学っていうのは基本的にパターンの連続で、自分のベースの弾き方もパターンの連続だから。自分にとってはその二つはとても似たものだと思うわ!

クリス:でもやっぱり、音楽って数学的ですもんね。さて、クルアンビンですが、今回、世界中が新型コロナウィルスの影響を受けている中での新作リリースになりました。その辺の影響について、ドラムのジョンソンが答えてくれました。

ジョンソン:この状況下でアルバムを出すことは非常に幸運なことだと思う。作ったものをそのままの形で世界に出すことができて嬉しい。みんな新しいライフスタイルに慣れよう頑張っていてるところだけど、家族と一緒にずっと家で過ごして音楽を聴くことのできるいまは、特別は時間だと思う。
ひとつの国や人種だけが影響されているわけではなく、世界全体が影響を受けているいまというのは後々記憶に残ることだから。
音楽を届けることが人にとっての癒しになったり人を結びつけるものになる。なにかなるべく近くで音楽を届ける方法を探したいと思っているよ。

クリス:たしかにこの時期に作品をリリースすることは、ミュージシャンにとっても、とても意義があるのかもしれないですね。NEWアルバム『Mordechai』ですが、先程も言いましたが、ほぼ全編ボーカル入りで、しかも14の言語が使われています!どうして、14も使ったのか、ベースのローラに聞いてみました。

ローラ:なんで使っちゃダメなの?って思ったから(笑)
ワールドミュージックが好きだし、14の言語ではおさまらないほどの音楽を聴いている。それをリプリゼントしたかった。もしできたら14以上の言葉を使いたかったけど14がいま使うことのできる最大の言語でした。
違う言語をしゃべる友達もたくさんいるからそれも反映させたかったの。

クリス:ちなみに、14の言語は英語、アラビア語、スペイン語、イタリア語、フランス語、セルビア語、ハンガリー語、ヘブライ語、ハングル語、中国語、タイ語、ポルトガル語、ヒンディー語、そして日本語も使われてます。日本語は、さっきかけた「TIME (YOU AND I)」の後半で、「それが人生!」って入ってます。最後に、ローラから、日本のファンへメッセージをもらってます。

ローラ:去年が初めて日本に行って、1年で2回行ったんだけど、すべてのものに対して日本人が払う敬意についてはよく話していた。
いたるところにリスペクトがある場所にいるのは、とてもインスパイアされる経験だった。また、すぐに会おうね。



Guest : [Alexandros]


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コンセプトアルバム『Bedroom Joule』をリリースした[Alexandros]がTOKIO HOT 100初出演!

クリス:自粛期間はほぼ自宅って感じですか?
川上:ほぼ自宅ですね。
クリス:新しい発見はありましたか?
川上:家はいいなって思って。あとは、ベランダを活用してますね。
クリス:どんな風に?
川上:リクライニングチェアとか観葉植物とか置いて、昼飯を食べたりしましたね。
クリス:インスタライブも頻繁にやってましたが、リモートでの活動はどうですか?
川上:逆に仲良くなったというか、音をどうしようかって感じで、一緒に仕事してる感じはありましたね。
クリス:それなりに、リミットがかかるじゃないですか、それによって見つけた可能性はありますか?
川上:インスタでライブするのも、バンドがいないので弾き語りになるじゃないですか、これって、僕がバンドを組む前に路上ライブでやってたことと変わらなくて、原点回帰だなって思いましたね。
クリス:ちなみに、僕のモノマネをやってもらっていいですか?モノマネがうまいって聞いたんです。
川上:急にですか。。
〜モノマネ披露〜
クリス:うーん、まずまずだな笑
川上:ありがとうございます。
クリス:バンド初のコンセプトアルバムがリリースされましたがタイトルを教えてください。
川上:『Bedroom Joule』です
クリス:ジュールってどういう意味ですか?
川上:力量とか、力の単位なんですけど、ベッドルームで聞いて欲しいなって意味でつけたんですけど、ジュールって響きがいいなって思ってたんですよね。
クリス:これは、今の状況で思い立ったんですか?
川上:そうですね、弾き語りをする機会が増えて、お客さんにもすごい喜んでくれて、こういう音楽を求めてるんだなって思ったので、普段の楽曲はライブではしゃげるような曲が多いんですけど、それを落ち着ける音楽に変えたら喜んでもらえるかなって思って作りました。

クリス:「rooftop」は唯一の新曲ですけど、どういうテーマなんですか?
川上:一見、ラブソングなんですけど、実はファンの皆さんに向けて書いた曲なんです。リモートでアルバムを作れたし、ライブもできたんですけど、やっぱり直接話したいよねってことを言ってます。
クリス:今回初めて、リモートでの制作でしたけど、どうでした?
川上:正直、面倒臭かったですね。全部作って送られてくるので、そこからもっとこうして欲しいとか、言うのは修正になっちゃうので。
クリス:なるほど、一緒に作っていけないってことですね。
川上:そうです。それがちょっと申し訳なかったです。
クリス:逆に発見はありましたか?
川上:逆に、メンバーが勝手に送ってくるので、自分が思いつかないことも送られてくるので、新曲がどんどん送られてくる感じで面白かったです。
クリス:ちなみに川上さんは、どんな風に寝る前は過ごすんですか?
川上:曲を聞きますね。モービーの『Hotel』っていうアルバムの初回限定についてるアンビエント版があったんですけど、ずっと聞いてますね。
クリス:ジャケットの写真は川上さんのベッドルームですか?
川上:そうです!