2013年04月21日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : 斉藤和義


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デビュー20周年を迎えたギター侍!斉藤和義の登場!

クリス:昨日はJ-WAVEのライブイベント“TOKYO GUITAR JAMBOREE”に出演して頂きました。ごっつぁんですっ!!って感じだったんですが、両国国技館はどうでしたか?
斉藤: 360度お客さんがいて、自分の演奏している音も後ろから聞こえてくるというのは不思議な感覚でした。
クリス:僕はちょうど斉藤さんの背面から見ていたんですが、後ろにお客さんがいるというのは、どういう気持ちでしたか?
斉藤:やな感じです(笑)。
クリス:やな感じですか(笑)。最後は、10人のギター侍が円陣を組んで、演奏したんですが、その模様は29日、月曜日の20時からオンエアになりますのでそれまではシークレット。ヒントを言うと、相撲にまつわる曲で、大盛り上がりでしたね。

クリス:今年はデビュー20周年ということですが、いかがですか?
斉藤:デビューしたての頃の事もよく覚えているので、そんなにやっているんだという気がします。
クリス:プロとして20年間やってきて、斉藤和義的に考える“プロ”とはと定義出来ることってありますか?
斉藤:締め切りですかね(笑)。でも崖っぷちに立たされると制作に勢いが出るので、それを利用してます。

クリス:アニバーサリーイヤー第一弾のニューシングルのタイトルを教えて下さい。
斉藤:「ワンモアタイム」です。
クリス:映画「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」の主題歌なんですが、アニメの主題歌は初めてですか?
斉藤:初めてです。
クリス:依頼が来た時はビックリしましたか?
斉藤:びっくりしましたけど、甥っ子や姪っ子が好きだったので、これは自慢出来るなと思いました。それと、脚本だけ読むと、アニメも実写も変わらないので、アニメというイメージはなく作りました。
クリス:書き下ろしで制作する際のポイントは何でしたか?
斉藤:脚本に「ここで曲がかかる」というト書きをみて、イントロを考えてから作っていきました。
クリス:この曲の最後はカットアウトで終わっていますよね。フェードアウトとカットアウトはどういう気分で決めるんですか?
斉藤:なるべくフェードアウトは使いたくないという気持ちはあります。でも、60年代くらいの曲の途中でフェードアウトしていく“愛のないフェードアウト”あるじゃないですか。あれは好きなので、ワザと使うことはあります。

クリス:「ワンモアタイム」と同じ日にMANNISH BOYSとしてのファーストシングルもリリースされました。アルバムが先行して、後からシングルを発売したんですね?
斉藤:そうですね、アルバムは去年の9月に出ています。
クリス:珍しいケースですよね?
斉藤:全くアルバムとは関係なく、新曲出来たので出します、という感じです。
クリス:2011年の夏から活動されてますが、ソロとユニットはどういう風に使い分けていますか?
斉藤:単純に誰かいると楽しいです。中村達也とは、二人で楽器持っていたら永遠にジャムっていられるので、曲には困らないですね。
クリス:他の楽器がないのはやりやすいですか?
斉藤:二人がジャムりやすいと思います。
クリス:中村さんはシャーマンみたいな所があって、共演する人の何かを解き放つ力がありますよね?
斉藤:そうかもしれないです。
クリス:ソロの時よりギターを弾く時間が長いらしいですね。
斉藤:中村達也にも歌ってもらってるからそうですね。人のバックでギター弾くだけっていうのも楽しいです。

番組恒例★ピンポンボックス
◎最初に見た思い出のライブは?
斉藤:栃木会館で高中正義さんのライブを見たのが最初です。当日行けば買えるものだと思っていたら、売り切れだと言われたんですよね。でも、そのまましばらく待っていたんです。そしたら、見切れ席だったのか少しだけチケット売ってくれて、2階で見れた記憶があります。
クリス:ギターを習得する際に、高中さんのギターをコピーしたりしていたんですか?
斉藤:中学生の頃はそうでしたね。

◎もしもミュージシャンじゃなかったら何をやってる?
斉藤:何もやっていないと思います。
クリス:何もやってない(笑)!!じゃあどうやって生活していると思いますか?
斉藤:生活出来ずに、グダグダだったと思います。
クリス:バイトもせず?
斉藤:それも続かず、何やってたか分かりゃしないです。

◎20年のライブステージの中での失敗談を一つ教えて!
斉藤:左手のギター弦を押さえる爪って結構大事なんですけど、少し長いままステージに立ってしまったことがあったんです。案の定、ギター弾くとき爪が邪魔でライブ途中に「爪を切らせてくれ」って言ったことがあります。それだけは良くないと思って、それ以来爪には気を使っています。

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Guest : Karl Hyde(from Underworld)


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ついにソロ始動!アンダーワールドのカール・ハイドが約2年半ぶりの登場!

クリス:アンダーワールドのフロントマンであり、アート集団TOMATOの創立メンバー、さらに画家、写真家、文筆家と多様なジャンルで活躍されている、カール・ハイドさんにお越し頂きました。最後に日本に来たのは一昨年のSonarSoundでしたか?
カール:震災のあった年だね。
クリス:たくさんのアーティストが日本に来る事ことを躊躇っていた時期だったから、来てくれたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
カール:僕にとっては当たり前のことだったよ。日本とは本当に長い間、良い友人関係だったからね。外国のアーティストがしばらくの間、日本を見捨てていたことを恥ずかしく思うよ。
クリス:そしてまた“SonarSound Tokyo 2013”でパフォーマンスしてくださいました。2年前も1人でしたか?
カール:UnderworldのDJのダレン・プライスと一緒に来たよ。だから、彼がDJをして僕が歌ったんだよね。そのライブも凄く楽しかったよ。
クリス:ソナーは本当に最高で、観客を圧倒していましたね。
カール:ありがとう。まだ発売前のアルバムの曲を披露しようとしていたから、お客さんの戸惑いもあるかなと思ったんだけど、とてもノってくれたし素晴らしいライブになった。
クリス:本当に良かったです。
カール:ありがとう(笑)。今の自分のバンドのミュージシャンたちも素晴らしいから大好きなんだ。でも観客がそれを好まなかったら、全く意味を持たないよね。でも日本の人たちは本当に楽しんでくれて、技術的に少し問題もあったんだけど、暖かく見守ってくれていたから、この成功は観客のおかげだと思ってる。

クリス:アンダーワールド結成から26年で、初のソロアルバム『Edgeland』をリリースされました。最高のアルバムですね。少しアンダーワールドの曲の雰囲気も感じられる気もします。
カール:ああ、そうだね。アンダーワールドの柔らかくて、包容力のある側面に影響されている部分も多くあるから。
クリス:タイトルに込められた意味は何でしょうか。
カール:タイトルは全てのレコーディングが終わった後に思いついたものだよ。20年間ずっとロンドンの中心で音楽を制作していたんだけど、それに疲れた感じがしたから、今回僕は多くの歌詞を都心から外れた場所で書いていたんだ。その場所は都心よりエッジーで、より暗くて、よりスリルある所だった。そういう所を探ってみたかったんだよね。そこから素晴らしいストーリーが生まれて来たんだ。
クリス:このアルバムを聞いたとき、バスを使った長旅に出てみたくなりました。
カール:まさにだよ。僕はバスや電車に揺られながら車窓からの景色を見たり、車内の会話を聞いたりして詞を書いたんだ。だから、それぞれの曲が映画のワンシーンのように出来ているかもしれないな。

クリス:アルバムはロンドン五輪の後に作ったんですか?
カール:いや、2011年にレコーディングは始めていたよ。日々、即興で演奏するような実験的なことを繰り返して作っていたから時間がかかった。オリンピックの準備と平行して、ブライアン・イーノの右腕でもあるレオ・アブラハムスと制作したんだ。
クリス:曲作りの方法はアンダーワールドとは違ったんでしょうか?
カール:かつてアンダーワールドがやっていた方法で制作した感じかな。いくつかの準備したアイデアを持ち寄ってスタジオに集まり、即興で演奏し始めるんだ。ブライアン・イーノと仕事をしていた時は、その方法でやってたんだよね。だからレオとも即興で音を探していった。
クリス:曲の大枠のようなものを持ち寄って?
カール:いや、少しの歌詞だけだったね。本当に自由に作って行ったんだ。レオがギターにプラグを入れたら、そこから曲作りは始まっていたよ。

クリス:この夏はフジロックにも出てくれるんですよね?
カール:もう驚きだよ、一番好きなフェスに戻って来れるなんて。
クリス:2008年のアンダーワールドのステージ以来ですね。
カール:あれは素晴らしい夜だった。前回、子供たちは観客として来てたんだけど、今回はバックボーカルでステージに上がるっていうのも感慨深いよね。本当に大好きなフェスだよ。

番組恒例★ピンポンボックス
◎この世で一番怖いものは?
カール:ギブアップすること。
クリス:ギブアップしないカギは何?
カール:友達を持つことかな。どん底の時に、恐怖心をさらけ出せて、笑い飛ばしてくれる良い友人が居れば、孤独を感じることもないから。

◎最近泣いたのはいつ?
カール:数日前だな。子供たちを恋しく思って。親バカだね。
クリス:Skypeとか使って連絡取らないんですか?
カール:時々は取るんだけど、ティーンエイジャーの彼らは忙しいから。
クリス:もうお父さんは置いてきぼりな感じ(笑)?
カール:いや、子供たちとの関係は良いんだよ。1人はミュージシャンになったから一緒にたくさんの仕事も出来ているし、僕はラッキーだね。
クリス:上のお子さんはカールと一緒にボーカルをやってることもありますよね?
カール:そうだね。彼女が「夏は一緒にステージに立ちたい」と言ったんだ。それはもちろん素晴らしい経験になるはずだから、彼女は今歌の練習をしていて、僕のソロプロジェクトでバックボーカルをやる予定だよ。

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