2011年07月03日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : MONKEY MAJIK


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仙台から「SEND愛」し続けるMONKEY MAJIKが4人そろって登場!
自らが被災者であり、ボランティア活動も行う彼らが伝えたいメッセージとは?

クリス:震災からもうすぐ4ヶ月になるけど、仙台は今どんな状況なの?
メイナード:オープンしているお店も増えてきたりしているけど、職場が津波で流されたりして困っている方もまだまだいます。でもとりあえずは復興に向けた第一歩をもう踏み出しているという状況ですね。
クリス:なるほど。みなさんの生活はどうですか?
tax:音楽活動も再開できて、やっと少し元に戻ってきたかなという実感がありますね。家の方もそろそろ修理していこうかな、と思えるくらい心の方にも少しゆとりができてきました。
クリス:DICKはどうですか?
DICK:僕らは毎日決まった仕事をするというわけではないので、こうやって音楽活動を再開できたことでみんなで演奏したり曲を作ったりすることで、日常を感じられるし、すこしずつ戻ってきているというのを実感してます。
クリス:なるほどね。ブレイズはどう?
ブレイズ:仙台の町がStep by stepで良くなってます。もちろんまだ直さなきゃいけない所もいっぱいあるけど、今回のことからインスピレーションを受けて良い曲を作ったり、活動を続けていきたいと思いますね。
クリス:僕も実際、現地に行ったけどホントに別世界だもんね。
メイナード:クリスが仙台に来てくれた時、もっと一緒に活動したかったけど、東京に戻ってから番組とかTwitterとかで現地のことや感想を伝えてくれて嬉しかったよ。逆にボランティアに行ってみてどうでした?
クリス:デレビで見るものって、特にこういう大きな災害とかは勝手に自分に降りかからないものって思っちゃうんだよね。まるで違う国とか、国内でも自分の住んでる所とは離れた場所のことのように感じてしまったりするんだけど、現地に行って現状を目の当たりにすると、いつ自分の身に起きてもおかしくないって思うよね。現地でボランティアをしているMONKEY MAJIKを見た時、もちろん他の大勢のアーティスト達が彼らなりのサポートを見せてくれているんだけど、その中でもみんなのことをヒーローみたいに思ったよ。ところで、震災後はじめて4人そろって書き上げた曲があるって聞いたんだけど?
tax:『木を植えた男』という曲なんですけど、フレデリック・バックさんというアカデミー賞を2度も受賞したカナダのアニメーターがいて、彼の展示会のイメージソングを、というお話を震災前にいただいていたんです。その後に震災があって、音楽活動も休止せざるを得ない状況になってしまって。それからこうやってやっとみんなで集まれた時に、もう一度このフレデリックさんの『木を植えた男』というアニメを見返してみたら、今の自分たちのおかれている状況と共通するものを凄く感じたんです。小さなことの積み重ねから大きな結果を描くというように、まさに人生そのものを描いたアニメだなと感じて、今僕らが感じたことをそのまま曲にすれば、この『木を植える男』という曲ができるんじゃないかなと考えたんです。
メイナード:この映画はジブリが提供しているんですけど、彼らから僕らを心配するメールが届いたり、なんとカナダのフレデリックさんからも「今は何も考えなくていいんです。応援してますから。」というメールが届いて、本当に感動しましたね。だからこそ、落ち着いたら絶対にこの曲を書こうと思っていたんです。 taxも言ってたように数多くある彼の作品の中で『木を植えた男』というのが一番自分たちの気持ちに通じる所があって、これを曲にしましたんですよ。
クリス:木を植えるといいますか、立て直していくという思いも込められているんでしょうね。ブレイズもいち早く『Take My Hand』というチャリティーソングを発表していたわけだけど、これはどういう気持ちで作ったの?
ブレイズ:震災があって、自分の体を使ってボランティアをしたいっていうのと同時に、やっぱり自分が一番得意なのは音楽だと思うから、それによってみんなの力になれればと思って。ボランティアや歌を通して「Take My Hand」(僕の手につかまって)というメッセージを伝えたかったんです。
クリス:僕が仙台に行った時メイナードと一緒に車で移動していたら、駐車場でブレイズが子供達と遊んでいたよね(笑)。
tax:サッカーやってましたよね(笑)。
クリス:24時間何かやってるもんね。ボランティアをして、空いてる時間で子供達と遊んだり一緒に歌を歌ったり。あの時の子供達の笑顔を見てると、辛い中でも励まされますよね。

クリス:MONKEY MAJIKとしては、まさに本日、大阪で「SEND愛」という何とも分かり易いタイトル(笑)のチャリティーイベントを行っているわけだけど、どういう思いがここに込められているんですか?
DICK:4人で集まった時に何ができるかなって考えた時にやっぱり音楽しか無いっていう話になって、大きな震災を乗り越えてきた大阪の人たちから愛をもらってそれを少しでも被災地に届けられればと思ったんです。「SEND愛」をいう名前を掲げて始めたからには、これを継続して続けていきたいなという気持ちが強いですね。
クリス:ボランティアといいますか、この支援活動っていうのは一生続いていくんだろうね。
メイナード:僕たちがホントに大事にしなければいけないキーワードていうのが、まさに『継続』、続けていくことだと思うんですよね。目に見える見えないにこだわらず、一人でも多くの人々を救えるような活動を続けていきたいですね。
クリス:4人そろって久々のTOKIO登場ということで、最後に一人ずつリスナーにメッセージをお願いします。
DICK:今回の震災で感じたんですけど、本当にラジオって大切だなって思いましたね。テレビだとポータブルのものもあるとはいえ、停電していたら見る機会も得られる情報も無くなってしまうじゃないですか。今回、被災地ではラジオが生活必需品のようになっていたので、その意義というか重要性を感じました。
クリス:ありがとうございます。俺がラジオ代表みたいになってるけど(笑)。メイナードは?
メイナード:久々に4人そろってTOKIOに遊びにくることができて嬉しかったです。また来たいと思います。
ブレイズ:まずは、ホントにたくさんの支援ありがとうございます。もし仙台に来るときはぜひ会いましょう。
tax:震災から一ヶ月経ってメンバー4人で集まってミーティングしたときから、僕らは一生この現実と向き合っていこうという確認をし合ったんです。そんな僕らが、今ここにこうやって座って話をさせてもらっているということで、何かを感じてもらえたらいいな、と思います。

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