2007年09月16日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : KT TUNSTALL


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「プラダを着た悪魔」挿入歌でもお馴染み!全世界で大ブレイク中の本格派シンガーソングライター


クリス:クリス・ペプラーがお送りしている
    J-WAVEサッポロビールTOKIO HOT 100。
    それではここで今日のお客様をお迎えしましょう。
    雑誌ローリングストーンからフォークロックの女神といわれ、
    昨今の女性シンガーソングライターブームの
    先駆け、火付け役といっても過言ではないこの人です。
    自己紹介をお願いします。
タンス:こんにちは。KTタンストールです。
クリス:すごくいい声してますよね。
タンス:ありがとう。
クリス:それでKTさんはイギリスではシンデレラガールと
    いわれていますよね。
    イギリスの音楽番組で、人気ラッパーNASの緊急キャンセルの
    穴を埋めるべく、まったくの無名であるにもかかわらず
    代打生出演してパフォーマンスしたら問い合わせが殺到。
    その曲「Suddenly I see」は、映画「プラダを着た悪魔」の
    オープニング・ソングにもなり、
    デビューアルバムは全世界で350万枚の大ヒット。
    ほんとに凄いですよね。
タンス:成功したことはわかるんだけど、あんまり実感がなくて、
    ほんとに不思議。
    最初はスコットランドから出てきた単なる
    ヒッピーガールみたいなもんだったから。
クリス:とはいってもずいぶん長い間、
    音楽はやってたんですよね。
タンス:デビューが決まる前までの10年間は、
    メジャーレーベルではないところでずっとやってたの。
    そのときは「別にデビューしなくてもいいや」って思ってて、
    気軽に音楽やっていたかったし、
    スコットランドにいるのも凄く楽しかったし。
    でも27歳になったときに「ちょっとマズいな」と思って、
    一発当ててやろうと思ってロンドンに戻ったら、
    トントン拍子に話がまとまったの。
クリス:なるほど。それまでの音楽のキャリアは?
    ずっとソロだったの?それともバンドを組んでたりもした?
タンス:ずっと昔からバンドがやりたかった。
    ソロもいいけど、バンドでライヴをやって、
    終わったあとにバンド仲間とビールをググッと飲んだり
    するのは最高でしょ?
    ブルース・スプリングスティーンの「Eストリートバンド」
    のようなバンドをイメージしてたんだけど、
    ウチの親が音楽をまったく聴かない人で、
    そういうことに理解がなくて。
    で、高校三年生のときにアメリカに留学してみたら、
    みんなが音楽にのめり込んでいて、自分がすっかり遅れている、
    負けているというのを実感して、
    やっぱりロックを聴かなくちゃということで、
    Tレックス、デヴィッド・ボウイ、フレーミング・リップス、
    PJハーヴィ、ヴェルヴェッド・アンダーグラウンドなんかを聴いて、
    特にトム・ウェイツの「ボーン・マシーン」を聴いたときには
    ぶっ飛んじゃって。白人がブルースを歌ってもいいってことは、
    音楽にはルールはないってことがわかったの。
    そこからブルースにとりつかれました。
クリス:アメリカにいたんですね?アメリカ人っぽいのはそのせい?
タンス:そう。高校時代もそうだけど、父が物理学者で、
    4歳のときにもロサンゼルスに住んでいました。
クリス:アクセントも米語っぽい。
タンス:そのおかげでアメリカのマーケットにも
    受け入れられたんだと思います。
    イギリスのアーティストがアメリカに受け入れられるのは
    難しいですからね。

クリス:声が太いのはなぜ?
タンス:バーとかストリートで歌ってたからだと思う。
    いちばん鍛えられたのはレストランで、
    みんなが食べているところで
    歌わなければならないから、ひとつ目標を作って、
    「あのチーズを食べている男性を歌で振り返らせよう」
みたいなことで
    がんばりました。
    ギターも最初はアルペジオ系のフォーキッシュなもの
    だったんだけど、それがどんどんアグレッシしヴになってったし、
    競争心が強いんだと思う。
クリス:ストリートでも?
タンス:そう、以前、バスキングをやろうと思って      準備をしていたら、
    私の目の前で準備し始めたやつがいて、
    「いい根性してるなぁ、のしてやろうか?」と思ってたら、
    そいつがバグパイプを吹きだしてなんてこともありました。

クリス:二枚目のアルバム「ドラスティック・ファンタスティック」ですけど、
    タイトルは「シンシティ」から来てるんですか?
タンス:シンシティにインスパイアされたっていえばいいのかしら。
    ファーストがヒットして世界中を飛び回るようになって、
    ヘリでアルプスを越えたと思ったら、
    その晩にマンハッタンでコーヒーを飲んでいたり。
    まるでコミックのようでしょ?
    で、もしコミックなら、私が出るのは、
    「ドラスティック・ファンタスティック」がいいと思ったの。


番組恒例☆ピンポンボックス

◎男性をどこで判断する?男性のどこが重要?
タンス:いい男じゃなきゃだめよ。ユーモアのセンスも必要ね。
    あとリズム感がよくないとだめ。

◎地球に優しいことをしていますか?
タンス:私はエコ戦士(笑)。
    CDの売り上げの一部をCO2削減のために使っているのと、
    スコットランドに6000本の森も持ってます。

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