2007年06月10日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : aiko


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aiko先生がズバッと答えます!「aikoの恋愛相談室〜シアワセ探し〜」

クリス:クリス・ペプラーがお送りしていますサッポロビール・TOKIO HOT 100。ここでお客様の登場です。自己紹介どうぞ!
aiko:こんにちは、aikoです。お久しぶりです。
クリス:前回はなんと一昨年の8月ですよ。月日が経つのは速いですね。
aiko:そうですね。
クリス:それでデビュー10年目。そんなに経つんだ。初めて出てくれたとき、あなた名刺持ってたもんね。
aiko:持ってた。配ってましたもんね。ミュージック・ステーションという番組に出させていただいたとき、番組内でタモリさんにも名刺渡したんですよ。そうしたらそれから会う人、会う人に「名刺頂戴!」っていわれるようになって、無くなっちゃたんですよ。
クリス:なるほど。じゃあまた作りましょうよ。
aiko:作りたいですね。昔はポニーキャニオンのマークを使わせてもらえなかったんですけど、もうそろそろ…(笑)。

クリス:すごい痩せたよね。何キロぐらい痩せた?
aiko:デビュー当時からは、5〜6キロぐらい落ちましたね。152センチなんで、ちょっとでけっこう変わるんですよ。
クリス:髪型も変わって、すごい奇麗になりましたよ。
aiko:えー!
クリス:なんか大人の女になりつつ……。
aiko:今年32歳、ワーォ!ありがとうございます。
クリス:美容師さんを代えたんだって?
aiko:そうなんです。今までお世話になっていた美容師さんがドーナツ屋さんをやることになって(笑)、美容師を辞めちゃったんですよ。で、新しいところに行ったんですけど、そこは普通の家みたいなところで、カット台がひとつしかないところで、カチャってドアを開けると放し飼いのウサギが出迎えてくれるんです。
クリス:ウサギ!?どうなんですか?髪の毛切られてる横でピョンピョン跳ねてるっていうのは。
aiko:ホントにピョンピョンやってくるんですよ。癒されますね。人なつっこいし。

クリス:今回のシングルは「シアワセ」というタイトルなんですが、作るきっかけは?
aiko:私、すごいびびりなんです。すぐ落ち込むし、すぐヘコむし、小さいこと気にするし。だから例えば、好きな人にもしも「好き」といわれても、そのすべてをすぐに受け入れることができなくて、「ホンマかなぁ」って心配しちゃうんですよ。
クリス:ちょっと疑心にかられてしまうんだ。
aiko:今はそういってくれてるけど、明日になったら道でかわいい女の子に出会って、その娘と仲良くなっちゃったらどうしよう?とか、そういうことばかり考えちゃって、だからこそ、身体が満ちあふれている幸せの瞬間を忘れたくないな、と思って書きました。
クリス:なるほどね。とびっきり幸せなときを大事に、ってことですね。
aiko:そうですね。
クリス:で、aikoが等身大の恋愛を描いたら、大御所、大ベテラン、大先輩のミュージシャンたちもみな脱帽、みな嫉妬するほどなんですけど。
aiko:ぜんぜんそんなことないですよ!なんでそんなこというんですか!(笑)
クリス:でも今回の歌詞をみると、「幸せなんだけど終わりを想像してしまう」。これが切ないですよね。
aiko:そうなんですよ。いつもそういうことを考えてしまったり。いつかはどちらかが死んでしまって別れるときがくるって思っていたり…。私、「もしも」がすごく多いんですよ!
クリス:なるほどね。

クリス:それではそんなaiko先生に、スペシャル企画「aikoの恋愛相談室〜シアワセ探し〜」というものをやってみたいと思います。リスナーから恋愛に悩むメール、aikoに恋愛相談に乗ってもらいたいという叫びのメールを、約3週間にわたって募集していましたので、今日はaiko先生にズバッと答えてもらいたいと思います。それではひとり目の相談者です。
aiko:はい!

クリス:17歳の男子です。

「aiko先生、こんにちは。僕は都内男子校に通う高校2年です。今年の4月に彼女が出来たんですが、お互い受験勉強が忙しく、付き合ってから二回しか逢ってなくてさびしいんです。家が結構近いんで逢いにいきたいんですが、気持ち悪いとか思われそうで勇気が出ません。逢いに行ってもいいと思いますか?」

クリス:これはaiko先生の手を煩わすこともありません。行けよ!
aiko:行きなさい(笑)!オユキナサイ(笑)!4月から二回なんて、どういうこと?
クリス:行かない方がキモいよ。
aiko:そうよそうよ。

クリス:続いて21歳女学生です。

「私には今、付き合って2年半の彼氏がいるんですが、この前、距離を置くことになってしまいました。原因は、お互い忙しくなる中で、私が学校の勉強や将来のことで悩んだり、ストレスがたまったりして、彼と一緒にいても笑えなくなってしまったこと。週に一度しか会えないのに、ちょっとしたことでツンツンするようになってしまいました。最近では彼もそんな私に対して、少し冷めた態度をみせるようになっていて、この前、彼に「最近ごめんね」と電話をかけました。すると彼から「もう正直お前に対する気持ちがわからない」とはっきり言われてしまい、何も返す言葉がなくなったあたしは自分から「しばらく距離を置こう」と言ってしまいました。でも、「距離を置く」って、今の私達には「別れる」の準備段階に思えて仕方ありません。私は彼のことが大好きだけど、このままじゃ彼の心は離れてしまうばかりな気がして不安になります。だからと言って、しつこくなってしまうのも嫌で…。もうどうしていいかわかりません。」

aiko:あら〜。なんで言ってしまったんでしょうか?
クリス:謝ろうとして電話したのに……。
aiko:ちょっと強がってしまったのか…。「距離を置こう」って言っちゃいけない言葉だと思うんですよね。
クリス:「距離を置こう=終わり」ということですもんね。
aiko:そう。だからホントに戻りたいのであれば、しつこくなってしまいなさい!今しかないと思う。
クリス:プライドを捨てろと。かっこ悪く見えてもいいじゃないかと。
aiko:そう、しつこくなってしまう自分を自分が見ているのがイヤなだけで、彼はそうじゃないかもしれないし…、やっぱり今しかないと思う。
クリス:でも先生、どうなんですか?「忙しくなる中で、学校の勉強や将来のことで悩んだり、ストレスがたまったりして、彼と一緒にいても笑えなくなってしまう」ってことなんですけど、普通、彼氏といることがストレス発散になるもんですけど、この場合、なってないんじゃないでしょうか?
aiko:ねえ、そうですよね。これもまた問題なんですよね。…そうですね、2年半という時間で、一緒にいることが当たり前になってしまっていたんだと思うので、離れてみて気付く彼の大事さが身に染みてるんじゃないかなぁと思うので、やっぱり今はプライドを捨ててぶつかってみましょう。そしてもう一回一緒に過ごして、それで「なんかちゃうかもしれへん」となったら、そのときまた考えればいいと思います。
クリス:そうですね。

クリス:恋愛はいっぱいした方がいいと思いますか?
aiko:はい。いっぱいした方がいいと思います。
クリス:なるほどね。
aiko:長い恋愛も短い恋愛も、自分の気持ちが一生懸命であれば、たくさんした方がいいと思います。

クリス:続いても21歳、文京区にお住まいの女学生です。

「私は恋愛がどうしてもできません。もうすぐ22になるのに、いまだちゃんと人を好きになったことがないんです。チャンスはなかったわけではなく、何度も告白をされたりデートをしたりして『この人なら!』と思ってもどっかやっぱり好きって気持ちがわからなくて、そんでどっか疑ってる部分があっていつも断って傷つけてしまいます。好きになってくれてるのに、なんで信じてあげられないんだろう、とか、どうしてアタシは好きになれないんだろうって自分を責めてばかり。もちろんそんなんだから、自分から好きになって告白するなんてことは、一回もないんです。男子が苦手で、仲のいい男友達としかちゃんと喋れないから、なかなか新しい出会いも期待できず、もうあまり人を傷つけたくないからって、つい男子とは友達でいられるようにちょっと距離をおいてしまうし。友達からも『めっちゃもてるのに何で彼氏いないんかわからん』と言われたりもするけど、見た目とか一目ぼれとかなんてもっと信用できないし。皆は普通に恋愛できるのに、なんでアタシは恋愛できないんだろうってすごく悩みます」

クリス:なんとなくこの文面に理由が見え隠れしますね。どうですか?aiko先生。
aiko:そうですね(笑)。あまり人を傷つけたくないってね〜。
クリス:周りからは『めっちゃもてるのに何で彼氏いないんかわからん』と言われてるんですよ。
aiko:もー、どういうこと?それ〜。でも〜、なんやろ。自分の中で区別してしまってるんでしょうね。お友達でいようとか。でも……(笑)。
クリス:ズバッといきましょう!
aiko:(笑)付き合っちゃいなさい!
クリス:ですよね。
aiko:そうですよ。付き合ってみないとわからないですよ。やっぱり男子と出会って恋をして、どういうことが恋かもわからないかもしれないけど、一緒に過ごしてみて、いろんな感情を経験して、それで「あれ?私の今までの考え方、ちょっと違ったかもしれへん」ということに出会ってほしいなと。
クリス:もうちょっと大らかになってほしいですよね。はっきりいって、今のこの人のことは、男子から見ると、愛しにくいタイプですね。
aiko:アッハッハ。でもなんども告白されてるんですって。
クリス:それでいいじゃない。恋愛はなるべく多くした方がいいってことですからね。なにもここで結婚しなくちゃならないってことはないんですからね。
aiko:そう、そうですよ。

クリス:もう一通いきましょう。男子の大学生、20歳です。

「僕はずっと5年間一人の人に片想いしていました。
その人は小学校からの友達で、友達の関係も壊れるのが怖くずっと告白できませんでした。
しかし、好きという気持ちに嘘がつけず2ヶ月前に告白しました。
結果はだめでした。しかし、これで次の恋にいけると前向きに思ったのですが、2ヶ月経った今も忘れられません。
アイコさんはどのようにして次の恋に向かいますか?教えてください!!!!」

aiko:あー…。これは、出会いしかないですよね。
クリス:出会い!
aiko:そう。やっぱり、振られても別れても、引きずるときは引きずっちゃうと思うんですよ。そのときに誰かに出会って、同じように恋で癒すしかないと思うので、早く新しい出会いが訪れるといいですね。
クリス:うん。
aiko:それか、5年好きやったわけだから、あともう一回ぐらいぶつかるとか。
クリス:真面目なんだろうね。5年間片思いで2か月経っても忘れられないなんてね。もうちょっと遊んだ方がいいよね。
aiko:15歳から20歳の間って、いろんなことを経験する年頃なのに、その間にひとりの人をずっと好きだったなんてすごいですよね。でもこれで彼女も「えっ、そうやったの?」みたいな風になって、意識したりせえへんかな?
クリス:するかもしれませんよね。だからたまに冒険して新しい自分を作るというのも大事かもしれないですよね。よくあるじゃないですか。地味だった子が、急にメガネはずしてコンタクトにして、ジムいき始めて、髪の毛のカットもいいとこ行くようになって…。
aiko:おる!見違えますよね。
クリス:それで2年ぐらいしてね。
aiko:そうですよね。男の人って20代からどんどん変わっていきますからね、がんばってほしいですよね。

クリス:aikoは前もラジオとかでいろんな人から恋の悩みに答えてきてますけど、プライベートでもされるんですか?
aiko:されますね。自分のことはてんでなのに、人の恋愛相談とかにはいろんなアドバイスを言えちゃいますね。高校時代とかはよくおせっかい焼きをしてました。
クリス:仲人さん的な?
aiko:やってましたね。私は覚えてないんですけど、ある男子に友達の女の子のプロフィールを渡してたりしてたみたいですね。その二人は結婚して今は子供二人いたりするんですけど、ホントよかったなぁって。
クリス:キューピッドなんですね。


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