2007年03月04日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : 中島美嘉


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白ペンキ?捨て猫?世界の悪女物語?
中島美嘉のプライベートが白日の下に!六本木ヒルズけやき坂スタジオに生出演!

クリス:クリス・ペプラーがお届けしております、J-WAVE「サッポロビール TOKIO HOT 100」。今日は六本木ヒルズけやき坂スタジオから公開生放送でお送りしておりますが、今日はこの方にお越し頂いております。自己紹介お願い致します。
中島:中島美嘉です。よろしくお願いします。
クリス:美嘉さんは一年ぶりですね。去年の3月12日に番組に出て頂いたんですけど、スゴイですよ、美嘉さん!普段はここにほとんど人はいないんですけど、ファンの人たちがドーンとスゴイ状態になってますね。
中島:すいません、ありがとうございます(笑)。
クリス:ということで、今日の出で立ちは春っぽいといいますか...。
中島:そうですね。
クリス:去年来てもらったときは結構ダークな感じの出で立ちだったんじゃないかな...。
中島:もう、忘れました。
クリス:忘れましたよね、そうですよね。
中島:すいません。
クリス:で、最近の話題なんですが、リラックスするのにペンキ塗りをするって聞いたんですけど本当なんですか?
中島:はい。
クリス:家の中を塗っちゃうわけ?
中島:さすがに家の壁はマズイので、家具ですね。
クリス:もともと何色の家具なんですか?
中島:最初は濃い目の茶とか赤だったんですけど、白に塗りました。
クリス:ちゃんと綺麗にできました?
中島:なんか意外と出来ました。
クリス:ホント?なんかムラができちゃったとか、指紋が付いちゃったりとか、毛が混じったりとかなかった?
中島:あ、そういうのはありますね。
クリス:それは、綺麗に塗ったの?結構乱暴に塗ったの?
中島:ものによりましたけど、あんまり綺麗に塗ろうとか気にしなかったです。
クリス:なんか乱雑にやった方が味が出るケースがありますもんね。
中島:そう。刷毛の跡とかが良い感じですね。
クリス:あー、刷毛の跡が。そもそも何でやろうと思ったの?
中島:わかんないんですよ。
クリス:わかんない?!
中島:いきなり思い立ったんです。だからきっかけがまったくわからないんです。
クリス:それで、自分でペンキ買いに行ったんですか?
中島:最初は東急ハンズに行ったんですけど、あんまりなくて、別のところにいって4リットルのものを注文して買いました。
クリス:スゲー。それで全部使っちゃったんですか?
中島:今、半分位です。
クリス:スゴイですね。じゃあ家の中真っ白?
中島:まだ全部はいけてないです。
クリス:何で白なんですかね?
中島:自分に一番遠い色だったから...。
クリス:一番遠い色!逆に一番近い色はなんですか?
中島:近いっていうか、好きな色は紫か黒なんですよ。だから今まで白い家に住んだことがなくて、一回くらいいいかなと思って。
クリス:あーなるほど。確かに白はイメージと違いますもんね。まあそんな中島さんなんですけど、実は前回番組に来たときにいろいろなジャンルの音楽をやっているという話になって、「あまりひとつのイメージを持ちたくないの?」と聞いたら、こんな答えが返ってきました。

   <前回出演時のコメントから>
   中島:なんていうか、どっちかなんですよ。絶対にそれしかやらないか、やるなら全部やるか。
      それだけやるってのは多分不可能だから、なら全部やったほうが良いかなと。
   クリス:それは音楽だけじゃなくて全てのことで?
   中島:全部です。何でも。

クリス:なるほど、性格なんですね。
中島:言ったこと覚えてないんですけど、確かにそうですね。
クリス:中途半端なことは嫌い?
中島:そうですね。
クリス:そうすると、音楽でも人に頼むなら全部頼んで、自分でやるなら全部やるっていう感じですね。
中島:そうそう。中途半端に関わってゴチャゴチャ言うよりは、もっと知ってる人にお任せした方がいいかなとか。
クリス:なるほどね。

クリス:「見えない星」は久しぶりのバラードという感じじゃないですか?
中島:そうですね。こういう王道のバラードというのは久々かもしれない。
クリス:さっきも曲のあいだに話してたんですけど、やっぱりバラードは歌っているときも気持ちがいいということなんですが、どういうところが好きなんですか?
中島:ゆっくり、ゆったり歌うのが好きみたいで、アップな曲も好きなんですけど、バラードのほうが落ち着いて歌えるんですよね。
クリス:なるほどね。アップテンポだと心拍数が上がりますもんね。
中島:そうですね。しかも途中でついていけなくなったりするんですよ、自分の曲でも(笑)。
クリス:自分で?どんなとき?
中島:リズムに合わせるのがまったく下手糞みたいで、自分のリズムで歌える曲が好きなんですよ。
クリス:じゃNANAみたいにバックでバンドがガンガンきてると?
中島:焦る?
クリス:そうですね。気持ちが走っちゃうみたいな。で、3月14日のホワイトデーにリリースされるニューアルバムのタイトルが『YES』ということなんですけど、『YES』にしようと思った理由はなんなんですか?
中島:今までずっとチャレンジすることが多くて、チャレンジすることがが自分の成長に繋がってきたので、なんでもイヤだと思う前にやってみることが大事だと思い、『NO』よりは『YES』だと思いました。
クリス:なんでも肯定的にチャレンジしていこうかなということですね。結構今までいろいろチャレンジしてきている感じがありますもんね。オリジナリティもあるし、新しいこともやってるし、中島美嘉っていうと尖ったイメージはありますからね。それで今回ケツメイシのRYOJIが、同日にリリースされる「素直なまま」をプロデュースしたり、奥田民生さんもギターで参加したり、宮沢和史さん、ELTの持田さんも作詞で参加しているということなんですが....結構多いですね。
中島:そうですね、いつのまにかって感じなんですが。
クリス:なるほど、みなさんとは前から面識があったんですか?
中島:いや、ないです。
クリス:今はもう会われたんですか?
中島:奥田さんとはまだお会いできてないんですけど、他の方とはお会いできました。
クリス:持田さんとはプライベートでも仲が良いということなんですけど、二人で遊んだりするんですか?
中島:二人でってことはあんまりないんですけど、共通の友だちがいて、その三人で会うことが多いんですけど...。
クリス:それはどっか飲みにいったりするんですか?
中島:みんな飲まないので、ご飯を食べてカラオケ行ったりするんですが、それでもたりないときはサウナにいったりします。
クリス:サウナ?!
中島:私はサウナ苦手なんですけど、二人が嬉しそうに「良いサウナがある」っていうので付いて行くと、出たり入ったりして結局8時間くらいいたりして。
クリス:ホント!?すごいね。何か低血圧っぽいんですけど、低血圧ですか?
中島:いや血圧は普通なんですけど。
クリス:でもなんかわかる気がする。中島さんがサウナ入ったらボーっとしてそうだもん。
中島:そうそう、ボーっとするんですよ。
クリス:ですよね。持田さんはサウナ党?
中島:これ言っていいのかな?


番組恒例★ピンポンボックス!!!!!

◎目の中に入れても痛くない!あなたにとって1番大事なものは?
中島:猫。
クリス:何匹飼っているんですか?
中島:2匹。
クリス:猫が一番大事?
中島:一番かどうかはわからないですけど、身近にいて子供みたいなので。
クリス:いくつなんですか?
中島:上の子は6歳くらいで、下の子は1年くらいです。
クリス:何種なんですか?
中島:一人はソマリって種類なんですけど、もう一人は拾ってきたので、真っ黒の雑種です。
クリス:名前は何て言うんですか?
中島:ソマリはリオで、下の子はハズレ
クリス:ハズレ?可哀想だね。なんでハズレなの?
中島:すごい人懐っこくて、捨てられた猫なんじゃないかって話になって、捨て猫ならハズレだよねーって。
クリス:ハズレ...どこで見付けたの?
中島:白金のあたりで、道路でフラフラしてたんですよ。見つけたのは姉なんですけど、姉から電話来て見に行ったらフラフラしてて。
クリス:それあんまり可愛くないんじゃないの?
中島:スゲー可愛いですよ。確かにちょっと汚かったですけど。

◎極上のリラックス。あなたが一番落ち着く場所は?
中島:自宅だったらベットの上です。
クリス:結構読書する方ですか?
中島:はい。
クリス:どんなの読みます?
中島:なんでも読みますね。ファンの方にも頂いたりするので。
クリス:最近何読みました?
中島:「世界の悪女物語」っていうのがあって。
クリス:「世界の悪女物語!?」
中島:いろんな悪女が載ってるんです。
クリス:それは日本の作家さん?
中島:澁澤龍彦さんていう作家さんで。マリーアントワネットとかエリザベート・バートリーとかちょっと個性的な本です。
クリス:なるほど、おもしろそうですね。コリン・ウィルソンってやつがいるんですけど、そいつが書いた犯罪の歴史を綴った本があるんですけどおもしろいですよ。

◎最近ムカついたことは何ですか?
中島:猫が私のベットの上におしっこをしたんですよ。
クリス:あー、ハズレ?
中島:リオです。
クリス:リオか。凛としてると思いきや。そういうときは叱るんですか?
中島:してる瞬間は見ていないので、叱るに叱れなかったんで、黙って洗ったんですけど。落ち込みました。
クリス:一番リラックス出来る、大好きなベットですもんね。
中島:わかってるのかもしれませんね。
クリス:そんな大事な聖地、サンクチュアリにピーされたわけですね。


中島美嘉さんの今後の予定はオフィシャルサイトをチェック!!!




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Guest : 平井堅


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六本木ヒルズ、ケヤキ坂スタジオからの公開生放送!
純愛からドロドロまで、”現代の愛を唄う” 平井堅 生登場!


クリス:クリス・ペプラーがお届けしております、J-WAVE「サッポロビール TOKIO HOT 100」。今日は六本木ヒルズけやき坂スタジオから公開生放送でお送りしておりますが、それでは今日のお客様をご紹介しましょう。「マイペースの中島美嘉さんがうらやましい」といってたとかいないとか。この方です。
平 井:平井堅です。よろしくお願いします。もう、ちょっとね〜、今日、公開放送だって知らなくて、ダマされましたぁ〜!公開のときって、いちおうヘアメイクさんに来てもらって衣裳を着て出るんですけど、今日は二日酔いで、「スッピン」っていうか(笑)化粧はしないんですけど(笑)、私服で......。
クリス:いつもよりカッコいいですよ(笑)。痩せた?
平 井:いえいえ、もう二日酔いでブクブクですよ。
クリス:そんなことないですよ。皆さん、カッコいいですよね?......ほらバッチリだって。
平 井:いえいえ、ホントはもっとキレイなんですよ。
クリス:(笑)
平 井:ホント、今日はマジで公開だって知らなかったんですよ。来てビックリして。
クリス:でもいいじゃないですか。髭もいい感じだし。
平 井:いや髭も三日ぐらいボケッーとしてたから......。
クリス:いいじゃないですか。ワイルドでカッコいいですよ。
平 井:そうですか?じゃあ、ありがとうございます。
クリス:というわけで久々のご来店ということでサッポロ・ヱビス<ザ・ブラック>で乾杯しましょう。
平 井:はい。それじゃクリスさん。結婚おめでとう!「2時っチャオ!」で知りました!(笑)
クリス:やめてよ(笑)

クリス:堅ちゃん、ジム行ってます?最近は会わないけど。
平 井:最近、花粉症がひどくて、今も鼻から血が出てるんですよ。あと忙しいっていうのもあって、最近は週イチも行けてないですね。クリスさんは行ってます?
クリス:週2ぐらいは行ってますかね。
平 井:ホントよく行ってますよね。
クリス:ボクね、ドイツの血が流れてて、脂肪の吸収率がすごく高いんですよ。だから普通の日本の人よりも頑張らないと、体脂肪がヤバいことになるんですよ。
平 井:まあでもボク「2時っチャオ!」をいつも観てるんですけど、タレント化してるなって思ってたんですよ。どんどん洗練されているっていうか、キュッキュッしてて、その輝きの秘密はなにかな?と思ってたら、電撃結婚!
クリス:(笑)その話はいいですよ(笑)。で、平井堅ちゃんをお客様としてお迎えしているわけですが、堅ちゃん、1月17日がお誕生日だったということで、おめでとうございます。でもその日は独りだったんだって?
平 井:「哀歌(エレジー)」というシングルのリリース日だったんですけど、仕事がなくて、ずっと一日引きこもって、電話にもでずに着信拒否。
クリス:なぜですか?
平 井:なんかねぇ、情緒不安定だったんですよ。「誕生日おめでとう」というメールに「ありがとう」と返すのがギリギリで、家から一歩も出れなくて、サイテーな誕生日でしたね。
クリス:病んでますね。
平 井:病んでます。心の病気なんですよ。
クリス:もう大丈夫ですか?
平 井:いや、心の病気とは仲良く付き合ってるんで、心の病気のおかげで曲が作れてるんですよ。
クリス:クリエイターはそうですよね。常に陽な状態じゃなくていろいろな起伏がないとね。

クリス:でも仕事の面では忙しく、2ヶ月連続でシングルリリースして、二枚目の「君の好きなとこ」が発売になったばかりですが、今ここにジャケットがあるけど、満面の笑みですね。
平 井:ヘッヘッヘ。これはでも「笑ってください」って言われたんでっていうか、これ、スゴく難しいんですよ。自転車の二人乗りで、しかもカメラマンも移動しているので、高速では走れないし、女性を乗せてゆっくり。自転車ってゆっくり走るとふらつくじゃないですか。だからふらつかないように、しかも笑顔でってすごく難しくて、しんどかったんですよ。
クリス:これはナニ座りっていんですか?
平 井:女の子座りっていうのかな?
クリス:スタッフに言わせるとこれは理想なんですって。
平 井:そう「モエ」だって。
クリス:男の夢だっていってましたよ。
平 井:変態ですよね。
クリス:ちなみに、警視庁の交通安全対策推進プログラムによると、二人乗りは交通ルール違反だそうです。
平 井:はい。摘発、警告、指導。最近、そういうのばっかりですから。なんにも悪いことしていないのに「KEN'S BAR」とかでもね、まあ検挙ゼロでバッチリだったんですけどね。
クリス:小耳に挟みましたよ。はい、それじゃ曲いってみましょうか?曲紹介してください。
平 井:はい、ニューシングルで「君嶋の好きなとこ」(笑)。
クリス:(笑)いいって!

クリス:ひとつ前のシングル「哀歌(エレジー)」なんですけど、映画「愛の流刑地」の主題歌で、「♪その手で、その手で〜」(笑)。
平 井:昨日もね、「エンタの神様」で平井ケンジが裸で歌ってて......まあいいんですけど。
クリス:それだけ世の中に認知されてるってことですよ。でもおかしいのが、ボクのマネージャーで前川っていうのがいるんですけど、彼の息子で「セイイチロウ君」8歳がいつもクルマの中で「♪その手で、その手で〜」って歌うんですって。
平 井:教育上、よろしくないですね。
クリス:で、そうするとそのマネージャーの前川が息子に「その歌は歌うな!」っていってるそうなんだけど。
平 井:大丈夫かな、その子の未来は。
クリス:じゃあひと言セイイチロウ君にいってください。多分、今、聴いてますから。
平 井:「もうちょっと大人になってから汚そうね」(笑)
クリス:(笑)でもそれだけ引っかかるんでしょうね。8歳の琴線にも触れる「哀歌(エレジー)」なんですけど、今回の新曲はガラッと変わって「君の好きなとこ」。これは爽やか路線で、やっぱり自分の中の「陽と陰」を表しているんですか?
平 井:「陽と陰」は「陽と陰」なんですけど、ボク的には実は同じで、両方とも攻めで反骨精神から生まれたんですよ。両方とも嫌われようと思って、「♪その手で、その手で〜」って「哀歌(エレジー)」はマンマなんですけど、「君の好きなとこ」もベタっていうか80年代ポップスみたいな古っぽい曲じゃないですか。ともすればちょっと恥ずかしいみたいな歌詞なので、そういう意味では敢えて反骨精神で作って出したんですけどね。だからボク的にはトライっていうか...、なんていうのかな。飴をあげようとして、実はゴキブリだったみたいな気持ちで作ったんですよ、ホントに両方とも。
クリス:(笑)ってことはアジテーションも入ってる?
平 井:そうなんですよ。最近のJ-POPを聴いていて、すごくストレートな歌詞が多いじゃないですか。励ましソングとかの直球が。そういうのを今の若い方は好きなんじゃないかなって思ったときに、ボクの中の直球が伝わるかどうかを試したくて、こういう曲で伺ってみようかなって出したんですよ。
クリス:なるほどね。

クリス:3月になりまして卒業シーズンですが、堅ちゃんは想い出の卒業式ってありますか?
平 井:それぞれありますけど、一番印象に残っているのが大学の卒業式で、そのときはもうレコード会社と契約が決まっていて、同級生たちはみんな会社に就職が決まっていて、その卒業式のあとみんなで飲んで、最後は酔っぱらって朝になって、みんなで号泣したんですけど、ボクにとって大学時代が青春のすべてで...。
クリス:楽しかったんですか?
平 井:すっごい楽しかったんですよ。それまでは三重の田舎でカリカリカリカリ勉強ばっかりしてた子だったんですよ。それで大学に入ってから恋愛とか、変な話、性交渉とか、一人暮らしとか、20歳過ぎてからですけどお酒とか、「遊ぶ」ってことを初めて知ったんですよ。
クリス:なるほど。それじゃそこでパッと開花したわけだ。
平 井:大学が青春でしたね。
クリス:でも音楽は高校時代からやってたんでしょ?
平 井:やってないです。音楽デビューも大学なんですよ。しかもサザンのコピーバンドで、オリジナルは作ってなかったんですけど。
クリス:堅ちゃんってピアノでしたっけ?ギターでしたっけ?
平 井:ピアノですけど、ピアノも、デビューが決まってからなんですよ。
クリス:じゃあ作曲はどうやってたの?
平 井:今もそうなんですけど、鼻歌で。だからデビュー曲とかは、人差し指で鍵盤弾いて作ったんですよ。今はやっと普通のコードなら弾けますけど。
クリス:ホント?
平 井:だからそれも22歳ぐらいの頃ですね。
クリス:へぇ〜そうなんだ。で、堅ちゃんには「卒業」というと想い出の曲があるそうですけど。
平 井:これもベタ過ぎるんですけど、ユーミンの「卒業写真」。こんな曲がかけたら死んでもいい。
クリス:ほう、そんなに好き。
平 井:もちろん昔から知ってる曲でしたけど、自分が曲を作るようになってから、改めてしみじみ聴いて、二番のAメロの歌詞を聴いたとき、ホントにね、アワを吹きそうになりましたね。「なんじゃこりゃ〜〜!」って。
クリス:それはどんな歌詞なんですか?
平 井:それじゃ語りますね。「話しかけるように、揺れる柳の下を、通った道さえ今はもう、電車から見るだけ」という歌詞なんですけど、今はもう卒業してOLかなにかになっている方が、通学路だった道を電車から見ているという情景と時間軸の変化と、その感慨と懐かしさというのが、「悲しい」とか「切ない」とか「泣きたくなる」といった形容詞を使わずに、情景描写をしているだけなのに、完全にウワッって切なくなるじゃないですか。もう、こんな詩が書けたら死んでもいいですよ。すごいと思いますよ。
クリス:文学的な表現ですよね。
平 井:まず「話しかけるように、揺れる柳の下」っていうところでガーーン!ってなって、何だこの人は?って。
クリス:松任谷さんとはお話ししたことはあるんですか?
平 井:何度かあるんですけど、卒業写真のお話までは出来なかくて。やっぱり発する言葉が芸術ですよね。椎名林檎さんとかもそうだと思うんですけど。
クリス:そっか、じゃあメロディもいいけど詩の世界もすごいってことですよね。
平 井:「卒業写真」はメロも詩もアレンジもいまだにカッコいいじゃないですか。そのまんま生音のソウルっぽい感じですけど、何回聴いても泣きそうになる曲ですね。
クリス:ふとした状況を切り取るのがうまいですよね。
平 井:そう、自分が詩を書くようになって、こんな歌詞が簡単に生まれることの難しさを痛感したから、ますますすごいなぁって。こういう詩を書きたいですね。
クリス:ありがとうございます。これ松任谷さんが聴いてたら喜ぶでしょうね。平井堅ちゃんがアワ吹いちゃうっていってるんですからね。

クリス:はい、堅ちゃんの今後の予定ですが。
平 井:白紙です。
クリス:なんで?
平 井:ホントに決まってなくて、レコードメーカーの方がなんにも言ってこなくて、普通「どうする?」とかあるんですけど、ボクの「やりたい」っていう発言を待ってるんだと思うんですけど。
クリス:すごいじゃない!スティヴィー・ワンダー状態じゃないっすか。出したいときに出すって、日本のスティーヴィーですよ!
平 井:いやいやいやいや。でも2ヶ月連続リリースっていうのを久しぶりにやってしまって、ボクも35歳なので、ちょっと老体にはキツかったですね。なんで、ちょっと休んで、でも、今年は攻めの年にするって決めたので、次はもっと嫌われる曲を出そうと思ってます(笑)。
クリス:(笑)でも、こんなにたくさんの人が集まってきてくれたんですよ。
平 井:ホントにありがとうございます。でも公開だなんて聞いてないですからね、(ファンに向かって)「帰って!」(笑)ウソウソウソウソ、冗談ですよ(笑)。
クリス:(笑)


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