2006年12月17日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : EXILE


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先輩1人、新人2人、新生EXILEのメンバーがスタジオに登場!
新人加入のその後と、クリスマスのハートウォーミング?なお話に乞うご期待!

クリス:六本木ヒルズからクリス・ペプラーがお送りしているサッポロビール・TOKIO HOT 100。ここで二組目のお客様をお迎えしております。ニューシングルをリリースしたばかりのこの方たちです。自己紹介お願いします!
USA:EXILEのUSAです。よろしくお願いします。
AKIRA:AKIRAです。よろしくお願いします。
TAKAHIRO:TAKAHIROです。よろしくお願いします。
クリス:はい、ということで、新メンバーを従えて古株のUSAさんがやってきてくれたんですが(笑)。
USA:(笑)
クリス:USAさんのことはJ SOUL BRITHERの頃から存じ上げているわけですが(笑)、EXILEとしてのゲスト出演は2年ぶり。その時はATSUSHIとMAKIDAIだ来てくれたんだけど、そうなるとUSAは3年ぶり?
USA:3年ぶりですね。
クリス:今回は若手二人を引き連れて来てもらったわけですが、TAKAHIROっていくつなの?
TAKAHIRO:ボクは今年で22です。
クリス:AKIRAは?
AKIRA:25になりました。
クリス:AKIRAってなんかエロいですね(笑)。TAKAHIROは可愛い感じですけど、あんたはエロいね(笑)。
AKIRA:(笑)いろいろとその辺は突っ込まれてまして……、のちほどお話しします(笑)。
クリス:わかりました。で、皆さんご存知の通り、EXILEが新メンバー2人を迎えて生まれ変わりました。EXILEの第二章、新生EXILEというわけなんですけど、USA的に今のEXILEのムードはどうですか?
USA:そうですね。パフォーマーのAKIRAとボーカルのTAKAHIROが入ったことで、すごくフレッシュな空気が流れて、ほかのメンバーも刺激を受けていい感じになってますね。
クリス:なるほどね。それで先輩から見て、AKIRAはどんなヤツですか?
USA:そうですね、AKIRAはEXILEに入る前から、3、4年ぐらい前から知り合いなんで。
クリス:RATHER UNIQUEでいっしょにやってたんですよね。
USA:はい。初めて見たときから、このパフォーマンスはヤバいなってみんな感じてて、いつかはEXILEに入ってもらいたい人だなって人間的にも思えた人だったんで。ちょっとエロいですけど(笑)。
クリス:(笑)なるほどね。でもさっきもちょっと話に出ましたけど、EXILEは一時期、各々好きなプロジェクトをやっていて、USAはRATHER UNIQUEっていうグループを結成して、AKIRAとはそのときに出会ったということなんですけど、で、TAKAHIROは1万人のオーディションから勝ち上がってきたわけだけど、彼はどんな感じなんですか?
USA:募集する前に「EXILEを進化させてくれる人が必要だね」「いい意味で変えてくれる人が必要だね」っていってたんですけど、やっぱり1万人の中から選ばれるだけあって、間違いなくいい空気をEXILEに持ってきてくれたなって感じがあるんで。
TAKAHIRO:ありがとうございやっす!
クリス:初々しいですよね。チョコレートのCMに出てきそうな感じがしますよね。
TAKAHIRO:(笑)ぜひ出たいです(笑)。
クリス:それでAKIRAの方は夜の帝王みたい(笑)。バランスが取れてて、さすがUSAは芸歴長いですから考えられてますね。

クリス:TAKAHIROは武道館で最後まで勝ち残ったわけだけど、前にも武道館には出たことがあるって聞いたけど、空手かナニかやってたの?
TAKAHIRO:そうなんですよ。実は幼い頃から10年ちょっと空手をやってて、中学生の頃に全国大会で一度武道館で大会に出させてもらったことがあるんですよ。それで日本武道館に自分が参加することはもう無いだろうなって思ってたんですけど、運良くEXILEのオーディションで勝ち残ることができて、武道館にまた戻って来れました。
クリス:なるほどね。それでTAKAHIROは、ものすごいEXILEファンだったんだって?
TAKAHIRO:はい。熱狂的なファンでした。
クリス:どうですか?自分が憧れていたグループの、それもメインボーカルですよ。フロントマンになってみて。
TAKAHIRO:そうなんですよね。ホントに最初は夢心地というかまったく実感がわかずにポカンとしてたんですけど、最近、いろいろな仕事をこなしていくうちに、少しずつ馴れてきたというか、実感がわいてきて、ちょっと責任感に変わってきたかなって。
クリス:なるほど。でもグループに入る前からEXILEのファンで、メンバーのプロフィールをすべて暗記していたって聞いたけど。
TAKAHIRO:暗記というか、トイレとかでもずっと読んでたので、メンバーの皆さんの癖とか好きな食べ物とかは知ってました。
クリス:そうなんだ。ちなみにUSAの好きな食べ物はなんなの?
TAKAHIRO:それがホントだったんで嬉しかったんですが、以前、雑誌にUSAさんが「ライブ前には卵納豆掛けご飯を食べる」って書いてあったのを読んでて、それがホントなのかなって思ってたんですけど、武道館の本番前に、ホントに卵納豆掛けご飯を食べてて嬉しかったですね。
クリス:なるほどね。でもUSA的にはファンがEXILEのメンバーになるっていうのはどう?
USA:ボクらも締まる感じがあるし、やっぱり雑誌のインタビューとかをよく知っててくれるので、EXILEに入ってからも、その空気感が一緒というか。
クリス:ちゃんと予習してくれてるってことだからいいよね。いちいち説明しなくていいもんね。
USA:そう。だからまだ2ヶ月ぐらいしか一緒にいないんですけど、ずっと一緒にいたような感覚があります。
クリス:すごいよね。レッチリのジョン・フルシアンテかブラックフラッグのヘンリー・ロリンズのみたいだよね。ジョン・フルシアンテもレッチリの大ファンだったからね。
TAKAHIRO:ありがたいっす。

クリス:今回の新曲「EVERYTHING」を、新生EXILEの第一弾にしたのは、なにか意味があるの?
USA:そうですね。やっぱりいろいろな変化があった中で、EXILEらしさみたいなものは変わってないんだよっていう意味を含めつつ、EXILEの第二章のスタート、幕開けに、すごくふさわしい歌詞になったかなって感じなんですけど。
クリス:なるほどね、で、新メンバー的にこの新曲はどうですか?踊りやすい?
AKIRA:そうですね。パフォーマンスの方も第二章ということで、もちろん振付けもガッツリ踊ってて、PVの方もお披露目な感じでファッションショウみたいにひとりひとりをフィーチャーするようになってるんで、パフォーマンス的にも今までにない新しいことになってると思います。
クリス:なるほどね。TAKAHIROはどう?
TAKAHIRO:えっとこの曲、ボクにとっては初めてのシングルということで、歌ってて、ホントに自分が生きてきた人生だとか、これから頑張るぞっていう思いが歌詞とリンクしてて、ATSUSHIさんが作詞してくれたんですけど、まるで自分の為に書いてくれたんじゃないかって気がするくらいリンクしてたので、歌っていて自分も気持ちよかったです。いい気持ちでレコーディングできました。
クリス:真面目だね!これが5年ぐらい経つと「あーあ、これもさぁ〜」みたいな感じになっちゃうのかな。ぜひこの初々しさを保てるように先輩もうまく導いてあげてくださいね。

クリス:クリスマス限定で、ゲストの方にハートウォーミングなクリスマスの想い出を聞いてるんですけど、AKIRA、なにか想い出はある?
AKIRA:そうですね。ほとんどは仕事かスロットやってるかなんですけど。
クリス:(笑)クリスマスにスロットですか?それあんまり色気ないなぁ。
AKIRA:でも高校生の頃だと思うんですけど、かなり昔に、自分でバイトしたお金で、初めて女の子にアクセサリーを買ってあげたってことがありました。
クリス:ほー、それは高校何年生のとき?
AKIRA:2年生ぐらいだったと思うんですけど。部活が厳しかったんで、バイトはしちゃダメだったんですけどこっそりやって、ガソリンスタンドのバイトやって、買ってあげたんですよ。
クリス:それはいくらだったの?
AKIRA:えー……3万ぐらいだったと思います。もうちょっとしましたね。
クリス:すごいじゃん!高校2年生でしょ?
AKIRA:はい、だからけっこうガッツリ働きましたね。
クリス:すごいねぇ、よっぽどその娘のことが好きだったんだね。
AKIRA:そうですね。なんかすごい落ち着く娘でしたね。その頃、いろいろと問題がありまして。
クリス:どんな問題?
AKIRA:ボク、AKIRAっていう名前があるんですけど、本名はちがくて、ちょうどその頃に地元のちょっと恐い先輩に追われてて、その恐い先輩から逃れるために、AKIRAって使っちゃえばバレねえやってことでAKIRAになったんですけど、そんないろんなやり取りがあったときに、その女の子がいてくれたから、「あっ、こいつやっぱ落ち着くわ〜」って。
クリス:あー、身に危険が迫っていたときにやっぱね。
AKIRA:(笑)ちょっとこう、甘えん坊プレイっていうか、普段はけっこう雑に扱っているくせに、ちょっとそういうことがあると、「あっ、なんかこいついいかも」ってことで、働いて、買ってあげたんです。
クリス:甘えん坊。今でも甘えん坊プレイ?
AKIRA:今は……そうとう甘えん坊ですね(笑)。ゴロニャーゴ・プレイですね(笑)。
クリス:そうか。ちなみにそのアクセサリーはナニを買ってあげたんですか?
AKIRA:指輪です。
クリス:高校2年生で3万円っていうのはすごいですよね。じゃあ続いてUSAはどう?ナニかあります?
USA:だいたい毎年、ボクのオヤジがクリスマスライヴパーティみたいなことをやるので。
クリス:お父さん、バンドやってるんだっけ?
USA:バンドやってまして、そのパーティに仕事が無ければ参加して、一緒に踊ったりとかしてる感じですね。
クリス:お父さんと一緒、いいですね。どんな曲をやるんですか?
USA:けっこういろんな人のカヴァーとか、マーヴィン・ゲイとかジェームス・ブラウンとか。
クリス:へえー、すごいね。お父さん楽器はなにやるんだっけ?
USA:ベースです。
クリス:あっ、ベース弾くんだ。でも渋いですね。ソウルバンドみたいな感じですか?
USA:そうですね。
クリス:そのパーティは恒例なんですか?
USA:そうですね、毎年恒例でやってます。
クリス:じゃあ今年も?
USA:たぶんやると思います。ボクも仕事が無ければ行くと思います。
クリス:どんなお客さんがくるの?
USA:そうですね、ホントに身内なんですけど、今年、ウチの親がやってる店が渋谷にオープンしたので、そこでやることになると思います。
クリス:渋谷でオープン。いいですね、ソウルバー系なんですか?
USA:いや、焼き鳥屋なんですけど、選曲がそういう系でダンスクラッシックだったり。
クリス:へぇ〜、焼き鳥屋さんなんだけど、R&B、ソウル系の音楽が流れているんだ。
USA:はい、DJブースがあって。
クリス:ほーほー、誰が回すんですか?
USA:お父さんが回してますね。
クリス:お父さんが回すんだ!へぇ〜。DJのいる焼き鳥屋さんってことですね。

クリス:TAKAHIROはどういう想い出が?
TAKAHIRO:ボクのは全然ロマンチックとかじゃないんですけど、ボク、もともと歌を目指す前に美容師を目指してて、学生の頃に、美容師さんが出るカットコンテストに出て、運良く優勝させていただいて、賞金がちょっと入ったんですよ。それでモデルが妹だったんで、妹に「なにか欲しいものある?」って聞いたら、遠慮してナニも言わなかったんで、それじゃ旅行に連れてってあげようと思って、妹と二人でハワイにいってきたんですよ。で1〜2週間いてったんですけど、ちょうどクリスマスシーズンで、最初は「クリスマスに妹と二人かよ!」って思ってたんですけど、案外楽しかったですね。
クリス:へぇ〜、仲いいんだ。
TAKAHIRO:すっごい仲いいんですよ。今でも「行こう」って誘われたら行くぐらいのテンションなんですけど。
クリス:聞くところによると、その妹さんにEXILEの存在を教えてもらったんだって?
TAKAHIRO:そうなんですよ。EXILEがデビューしたときに、妹が九州弁で「兄ちゃん、エクセルってグループがおるっちゃけど、知っとお?」って言われて、「エクセル?なんだそれ?」っていって見たらすっごくかっこ良くて、それからずーっと「エクセル、エクセル」っていってたんですよ。それで1週間ぐらい経って妹に「エクセルのCD買おうよ!」って言ったら、妹が「まだエクセルっていいよったい?」って(笑)
クリス:(笑)お前がいったんだろうってね(笑)。自分でいっておきながらね。
TAKAHIRO:裏切られた気持ちですね。
クリス:でも妹さんに助言が無かったら、もしかしたら、今ここにいないかもしれないね。
TAKAHIRO:そうですね、ハマったきっかけが妹でしたから。


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Guest : 平原綾香


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「ホントは二度と会わないと思ってた!」クリスもタジタジ、
平原綾香、TOKIO HOT 100初登場!

クリス:クリスペプラーがお届けしております、サッポロビールTOKIO HOT 100。森タワー33階J-WAVEから生放送でお届けしております。それでは今日はゲストをお迎えしていますが、今年の年末は紅白にも出場決定のこの方です。
平原:平原綾香です。
クリス:どうもおめでとうございます、紅白。
平原:ありがとうございます。
クリス:どうですか紅白出るっていうのは?お母さんお父さん大喜びなんじゃないですか?
平原:いやー、親戚中、やっぱり喜んでくださっていて、3回目になるので...。
クリス:えっ!紅白3回目なの?
平原:1回目は『Jupiter』、 2回目は『明日』、そして今年は、言っていいのかな?『誓い』を歌う予定です。やっぱりオリンピックもあったし、荒川静香選手も金メダルを取ったし、きっと私の願いは荒川静香選手が審査員席にいたら直接歌う事が出来るし、「おめでとうございます」という気持ちで楽しみにしています。
クリス:そうですよね〜。で、TOKIO HOT 100は初登場で、何回かお会いはしてるんですけど。
平原:ホントですよ〜!
クリス:やっと来てくれましたよね。でも今学生さんでもあるんですよね?
平原:はい、もうすぐ卒業です。
クリス:いくつだっけ?
平原:22です。
クリス:すごい落ち着いてますよ、声。
平原:よく老けてるって言われるんですよ。
クリス:いやいや落ち着いてるんですよ。
平原:ホントですか?でもね、クリスさんと初めてお会いしたとき、何かクリスさんすっごい怖かったんですよ。
クリス:なんで?
平原:何かね、あんまり私に興味を示してくれない感じがして、すごい悲しかったんですよ。
クリス:そんなことないです。僕は人見知りじゃないいんだけどね、第1回目はね、印象良くないんですよ。特に好きな人に印象良くないんです。もうどうでもいい人には媚びうったり、ヘラヘラしてますけど、好きな人には構えちゃうんですよ。これホントですよ。あのうちのスタッフが今ほくそんでますけど、そうだよな俺ってな?シャイなんだよな。
平原:あぁシャイだったんだ。なんだ良かった。私、クリスさん二度と会うかと思ったんですよ。
クリス:ウソ!
平原:だってすごく恐かったんだもん!
クリス:もしかしたらその時はね、失恋系かもしれないな。ちょっと恋の悩みに喘いでいた時期かもしれないですね。
平原:そうですか?
クリス:あのスタジオはよく覚えてますよ。よく曲がかかってるときに電話をしていたのを覚えてますね。
平原:してた!
クリス:やっぱり問題がある時はしますよね?
平原:してました。で、私が見たら目を逸らしたもん。
クリス:あ、すいませんね。なんか....すいません。でもそれはもう、誓えます。なんか22歳に私、戒められています。
平原:いやいやそんなことないですけど、クリスさんのホントがわかったので、私すごく嬉しいんです。
クリス:ありがとうございます。なんか合いそうですもんね。多分どっかで、深い所で我々は接点がありますよね。
平原:ホントに心から思ってますか?心に誓えますか?
クリス:誓えますよ。そう思いません?なんかクリス・ペプラーと私と通じ合うものがあると思いません?
平原:うん..。
クリス:ハハハ!ちょっと無理に言わせてみた感じですけど。ねー、大変じゃないですか?「二足のわらじ」で。学業とシンガーとして。サックス勉強してるんですよね?どんな感じですか?
平原:みなさん知ってると思うんですけど『のだめカンタービレ』。あんな感じです。
クリス:『のだめカンタービレ』みたいな世界なんですね。やっぱり音大でも失恋したりすると演奏に出たりするんですか?そうゆうのってあります?精神状態って。
平原:ありますね。私は経験したことないんですけど、友達が彼と別れて、練習しながら泣いてるんですよ。
クリス:でもそれって音にもでる?
平原:でます。そういうときは全然ダメですからね、その子は。でも立ち直ったときはとっても素晴しい演奏をするので、やっぱり高く飛ぶ時の、しゃがむ時だったんでしょうね。
クリス:なるほどね。落ちないと上がることも出来ないですもんね。
平原:そうです!
クリス:でもどうなんでしょうね?ミュージシャンとして、プレイヤーとして、どんな感情でも、落ちてるときに逆に感情を巧くその表現の中に組み込むってことは、それは難しいか。
平原:でも、仕事が忙しくて、学校に行かなくちゃいけなくて、そういうときにふと良い詩が生まれてくる時があるので、人生うまくやっていくのが位置番いいのかな?歌もやっぱり弱さを見せることで、人って引き込まれる場合がありますから。
クリス:ですね。強さだけじゃないですもんね。でも忙しい中....
平原:もうクリスさん助けてください。
クリス:何で?忙しすぎてまいっちゃうって感じですか?
平原:はい。
クリス:今は大変ですもんね。年の瀬ですしね。年末ですからね。
平原:師走ですから。
クリス:全国各地回ってるんでしょ?クリマスツリーやイルミネーションの点灯式に引っ張りだこ状態で。
平原:そうですね。今までで4ヶ所くらいやって、まだまだ予定があるのでどんどんどん....
クリス:やっていこうかなと?
平原:はい。今印象に残ってるのは、函館の金森倉庫という所で、船でカナダから取り寄せた、生きたもみの木を飾ってるんですよ。それを点灯したんですけど、そこで歌を歌ったんですね『CHRISTMAS LIST』 という曲を。氷点下の中で歌うのが初めてだったんで、寒くてだんだん鼻が詰まって、だんだん涙目になってくるんですよ。で、生放送だったんですよ。
クリス:みんな感極まって綾香ちゃんが泣き始めたんじゃないかと思った人もたくさんいたでしょうね。
平原:それが寒かったんです、とにかく。
クリス:ホントは別に感極まった訳じゃなく....
平原:感もきまわったんですけど、寒かった。

クリス:平原綾香さんのクリスマスソング『CHRISTMAS LIST』、これ名曲ですよね。14回もグラミー賞をとったデビット・フォスターの作曲で、ナタリー・コールが歌った曲なんですけど、これは私も存じ上げておりますけど、訳詞が吉元由美さん。で「クリスマスリスト」っていうと、アメリカだと子供たちが欲しいもの、サンタにこれを持ってきてもらいたいっていうものを書くわけですよね。でもここでは世界平和っていうか、人がお互い傷つけないようなそんな世界を祈っているという。でもこの英語から日本語に訳するのは吉本さんと相談しつつ?
平原:やっぱり、英語で歌うものを日本語に訳して歌うと全然パワーが違うんですね。それは、英語で戦争と言っても、うまくさらっと言えちゃうんですけど、日本語で「戦争」って言っちゃうと、とっても重い言葉に受け止められちゃう場合が多いんです。だから最初は吉本由美さんと「争い」って言葉に代えようかっていろいろ悩んだんですけど、でも曲を家に持ち帰って日本語訳を聴きながら読んでいたら、すごい泣けてきたんですね。それはなんでかというと、「戦争が起きないように」という願いと、「みんなに友達がいますように」という願いが同じ場所に存在していて、普通だったら「戦争が起きないように」という願いがすごく大きな願い事と捉えられがちなんですけど、実はどっちも一緒で大切なんだなって気づいて、あと、戦争が起きてる原因のひとつって、「個人の正義」、正義と正義のぶつかり合いだと思うんですよね。だからそういう意味でいろんな捉え方が出来る歌詞なんですよ。だからこれが言い過ぎだって思う方もいらっしゃると思うんですけど、その隣の人に「この歌詞どう思う?」って言って話し合う、論議のキッカケになる曲になると思うんですけど、クリスさんどうですか?歌詞を読んで。
クリス:うん。戦争っていうのは、みんな自分が正義だと思ってやっている訳じゃないですか。でも僕は「トレランス」という言葉が好きなんですよ。「寛容」って意味で、自分の生き方だけが正しい訳じゃないじゃないですか。だから他人の価値観っていうか、たまたま生まれた土地で、そういう教育を受けて、それで自分が正しい訳がない訳だし。ひとつ変な話、今、宗教的な争いが多いじゃないですか。あえて僕「争い」って言葉使っちゃいましたけど。宗教って言語なんだよね。言葉と同じで、キリスト教もあればイスラム教もあるし、仏教もあるし、でもみんな伝えようとしてることは同じなんだけど、言語が違うだけの様な気がするんですよ。だから日本語のが英語の方よりいいよってのはおかしな話で、どの言葉も意味を伝えるってことで、みんな並列なんですよ。だからそういう意味で「寛容」っていうか、「あなたは日本語を喋る人ね、私は英語を喋る人」それで良いんじゃないかと思います。根底にある伝えたいことはみんな同じことだから。個人的な一対一の関係も、それが百人対百人、国家対国家でも同じだもん。感情でそういうことが起こる訳だから。受け入れ態勢っていうか、自分と違う価値観を受け入れれるってのが大事だと思います。
平原:いいこと聞いたなぁ。やっぱりみんな幸せに生きたいし、心が平和であれば隣の人にも優しく出来るし。
クリス:そうだね。年末は特にそうだし、新しい一年が控えているわけだから、一年が閉じる時にはそういう寛容な気持ちってのは必要だと思います。

クリス:さぁ、平原さんはクリスマスの思い出いっぱいあるんだろうな。
平原:クリスマスの思い出?そうですね、音楽一家なので、クリスマスは、家の近くの図書館とかで、家族でコンサートをしたりとか、あと毎年ケーキを作ってます。
クリス:ふ〜ん。どんなケーキですか?家族で作るんですか?
平原:私がケーキ担当なんですけど、「おいしくないねっ」て。
クリス:おいしくないねって言うの?それはないでしょ?
平原:いや、ホントに自分で食べてもおいしくないんです。やっぱり音楽とか人との繋がりと一緒で、ほどほどがいいんです。
クリス:しつこくない程度に…。ガッツリ甘いんですか?
平原:ガッツリいろんな味が混ざってるんです。なんか水気が多いし。今度、時間があれば私のおいしくないケーキを食べにきてください。
クリス:行きますよ。平原家に招待してくれるんですか?
平原:いいとも。
クリス:ホントに!
平原:来ますか?ホントに。
クリス:行きますよ!これは約束で招待してください。ボンレスハム持ってきますから。
平原:ハムの人だ。ありがとうございます。あとですね、もう一つあるんです。サンタさんがまだ来るんです、家に。
クリス:あー、素晴しいじゃないですか。
平原:毎日頑張ってるからかな?
クリス:そうだよ。努力した人にはちゃんとくるんだよ、サタンが....サタンじゃないや、サンタが来ますからね(笑)。
平原:(笑)サンタさんが来るんですよ。で、私、毎年サンタさんにサインを頼んでるんですよ。そしたらサンタさん、ちゃんとくれるんですよ。
クリス:それはメモとペンかなんかを?
平原:ちゃんと置いておいて、「ここいサインを書いて下さい」って書くと、サンタクロースって。
クリス:書いてくれるんだ。もう何年くらいついてるんですか?
平原:何年くらいだろう?小学生のときからやっていて、結構コレクションなんですよ。でも毎年サインが違うんですよ。
クリス:あ、違うんですか?
平原:サンタさん自体がたくさんいますからね。サンタさんの国ってあるんですよ。日本人の人もいるんですよ、実は
クリス:はい、何かマラカスたまに振ったりしてますよね?
平原:鈴木さんっていいましたっけ?
クリス:全世界回るわけですから。
平原:そう、それでそのサインをお正月とかに従兄弟に自慢して。
クリス:いいですね。今日はホントにどうもありがとうございました。今度、平原家にご招待してください。
平原:ぜひ来てください。
クリス:メリー・クリスマス!
平原:メリー・クリスマス!


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