2006年04月23日の放送にいらしたゲストの方々です。

Guest : スガシカオ


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新曲「19才」は自伝的曲なのか?そして史上初!「マイナス・プロモーションビデオ」の行方は?
スガシカオさんがゲストで登場!

クリス:前回きていただいたのが昨年の8月ということなんですけど、あんまり変わってないですね。
スガ:ありがとうございます。そうですね。あんまり変わってないかもしれないですね。
クリス:「ナイトストーリーズ」あっという間に終わってしまいましたね(笑)。
スガ:(笑)ボクは毎週、クリスさんの声は聴いてたんですよ。クリスさんの曜日の番宣が入ってたので。
クリス:ああ、そうですか。スガさんが月曜日でボクが火曜日をやってたわけですが、楽しかったですね。
スガ:楽しかったですね。やりたい放題で。
クリス:ほんとやりたい放題でしたよね。ほとんど自分で内容決めてましたもんね。
スガ:そうですね。
クリス:ほんとお疲れさまでした(笑)。

クリス:ということで、スガさん、通算21枚目のシングル「19才」をリリースするわけですが、以前、番組に来ていただいたときに「曲の作り方を変えた。ギターの手癖に縛られないように、メロディから作る」と公言していましたが、今回の「19才」もそういう感じで作ったんですか?
スガ:この曲は歌詞から入って……、いつもは曲が先なんですけど、また縛られないように歌詞から書いてみて、それにメロディをのっけて、最後にアレンジをするというそんなやり方で作りましたね。
クリス:なるほど、けっこう尖った「スガシカオ」で攻めてきましたよね。
スガ:そうですね、尖った……ヤバいですよね。
クリス:気になるのは「19才」と歌うところ、「ジュウクサイ」ってところ、どう聴いても「じゅう、臭い」に聴こえちゃうんですよ。
スガ:「臭い」とはいってないんですけどね(笑)。歌詞から作っちゃったんで、ストレートに歌い過ぎるとちょっとはまりが悪かったから、こういう歌い方になっちゃったみたいですね。
クリス:まあ、それも隠し味ですよ。
スガ:それよりもイントロのビヨンビヨンビヨンという音が、みんなシンセだと思ってるみたいですけど、実はアコーステックギターなんですよ。
クリス:えっ、エフェクト?
スガ:あれ、アコースティック・ギターに「ワウ」とかかけたらこんな音になっちゃって。
クリス:へぇ、その辺りも注意して聴くと面白いですよね。

クリス:この「19才」、カッコいい曲ですよね。聴いたことあるようでまったく聴いたことのない音ですよね。
スガ:ありがとうございます。
クリス:スガさんはいつももの凄く音にこだわりますよね。「ここ違う」と思ったら、だいたい48時間はその音だけに……。
スガ:いやいやいやいや、そういう風に見られがちですけど、ホントはアバウトです。
クリス:そうなんですか?
スガ:こだわるところはちょこっとだけこだわりますけど、あとはスゴくアバウトで、いつも怒られますね。
クリス:なるほどね。でも今回のプロモーション・ビデオにはこだわってますよね。こだわっているというか、今回PVは問題作じゃないですか?
スガ:問題作というよりは、プロモーションビデオとして作ったんですけど、地上波の民放で流してくれなくなっちゃったので(笑)。
クリス:それじゃ、プロモーションにならないじゃないですか。
スガ:(笑)そう、だから正確には「マイナス・プロモーションビデオ」なんですよね(笑)
クリス:「ネガティヴ・プロモーションビデオ」(笑)。ご覧になった方はわかると思うんですけど、けっこうエロいんですよね。
スガ:そうですね。エロティックなものを作ろうと思ったんですけど。
クリス:プロモーションビデオで初めてボカシが入りましたからね。「AVじゃねぇか」って感じですけど(笑)。
スガ:(笑)いや、でもボク的にはいちおうこだわってというか気を使って、どのボカシにすれば一番上品かって30種類ぐらい用意して、いろんなモザイクとか当て込んでみたんですよ。
クリス:やっぱりこだわってるじゃないですか(笑)。
スガ:それで一番上品で、フランス映画っぽいなって選んだのがコレなんです。
クリス:なるほどそういうところにこだわってるわけですね。
スガ:もの凄くいかがわしいですけどね。
クリス:さすがプロフィールに「趣味:AV鑑賞」って書くだけはありますね。
スガ:やかましいわ!(笑)

クリス:それから、主人公は若い頃のスガさんに似ているような……それも意図したところなんですか?
スガ:いえいえ、あれはただ19才の男の子ってだけで、あとは演技のうまい子ってだけで。
クリス:どうですか?自分の19才の頃を思い返してみて。
スガ:ボクの19才は最悪ですよ。
クリス:どんな風に最悪だったんですか?
スガ:浪人生で、D判定で、浪人生のクセに女にハマって二股かけて捨てられて……。
クリス:なるほど。じゃあやっぱりこの「19才」、当然、自分のライフストーリーも顔を覗かしている?
スガ:まっ、それがちょっと原型にあるのかな(笑)。

クリス:スガさんってKAT-TUNのデビュー曲を書いたし、今度、嵐の曲もやるということで、SMAPの「夜空ノムコウ」から始まって、ジャニーズの「爽やか、明るい」ってイメージの曲も書くけど、「19才」っていうのはそれと比べて陰と陽というか、対極のものだよね。バランスなのかな?
スガ:KAT-TUNの場合は、KAT-TUNのために書いてるんですよ。人のためにそうやって書くのは初めてなんですよね。新しい試みとしてやってみたかったんですよ。
クリス:それじゃ「夜空ノムコウ」は最初から自分も歌っちゃおうかなって書いた曲?
スガ:そうですね。自分のために書いた曲っていってもいいぐらいで、嵐の曲もそうなんですよ。そういう意味ではKAT-TUNの曲は新しいんですよね。自分で歌うつもりはまったくないんで。
クリス:やってみてどうですか?
スガ:開き直れましたね。「オレこんな言葉、今まで使わなかったけど、使っちゃいけない決まりなんかないんだ」って開き直れて、その直後に「19才」を作ったんですよ。「19才」の歌詞って意味とかストーリーとかないんですけど、それでも伝わればいいやって。
クリス:なるほどね。振り子現象じゃないけど揺り戻しってっていうのが生じたんでしょうね。
スガ:まさにその通りですね。


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