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STORY

2021.01.16

焚火マイスターの猪野正哉さん

++ Introduction ++

※コロナウイルスの感染拡大予防のためリモート出演頂きました。

アウトドア系のライターをして来られた中で
キャンプではいつも火起こしを担当していたことから
冗談半分で名乗るようになったにが「焚火マイスター」という肩書きとか。

今まで焚き火はキャンプの一つのツールとして行われていましたが、
現在は焚き火自体を目的とした
アウトドアをされる方が増えてきたとのこと。

『キャンプはやることがすごく多いですが
焚き火を目的にしたらご飯も手を抜いてお惣菜を買って来て、
火の前で座ってのんびりするという人が増えていますね』。

“焚き火監修”をしているテレビ番組「石橋、巻を焚べる」では
木の材質にもこだわっているそうで、
針葉樹は油分が多く燃えやすいですが
燃焼時間が広葉樹と比べて2〜3割減り火花が飛び散りやすいので
広葉樹をメインに使用しているそうです。

焚き火を囲むことによって
コミュニケーションがとりやすくなるという猪野さん。

『人の目を見なくても会話が成立するんですよ。
焚き火を見ながら話していても失礼に当たらないので
クッションになってくれるんですよ』。

猪野さん自身も焚き火の力で
それまでご両親に言えなかったことも
話すことができたそうです。



++ Until now ++

モデルとしてメンズノンノなどで活躍されていた猪野さん。
元々はアウトドアに興味はなかったそうですが、
借金をしてモデルを辞めて別の仕事をしていた時に
昔から付き合いのある友達からの誘いで登山に行ったことから
その魅力にのめり込んで行ったそうです。

『その当時、僕はプライドが高かったので
人前で座り込んだり、過去を振り返ったりとか
そういうのが嫌だったんですよ。
でも山の中にいたらそんなことは言ってられないですし、
自分はちっぽけだなと思って…』。

登山に魅せられてライターとしてアウトドア業界へ。
冬の季節には焚き火などを特集するものの
ご自身はなぜ焚き火に特化したライターになったのか
不思議に思っているとのこと。

猪野さんが感じる焚き火の魅力とは。

『炎の形は常に同じではないので飽きることがないですし、
焚き火は炎の燃え方がいろいろあるんですけど
イラストでよく書かれている焚き火みたいに
スッと炎が上に上がっていく感じができたら嬉しいですね』。

綺麗に上に登るような焚き火を作るポイントは
中心に寄りかからせるように木を立てて組むこと。
あとは回数を重ねることが大事だそうです。

++ Right now ++

以前は山と焚き火を半々で活動されていたそうですが、
ここ最近はほぼ焚き火の仕事をしているので山へ行く機会が減り、
プライベートで行った時に体力が落ちたことを痛感したとか。

オススメの登山ご飯を伺いました。

『皮がついたままのタケノコを鍋に入れて焦がして、
皮をむいて包丁でカットして刺身醤油で食べると
すごく美味しいですよ』。

タケノコ以外にも皮の厚い食材を
そのまま入れて焦がすと美味しくなるそうで、
蜜柑は缶詰のミカンのように甘くなるとのこと。



++ From now on ++

コロナ禍によるアウトドア・ブームは
あと2年ほどは続くと見ているそうですが、
キャンプ人口が増えることでトラブルや問題も生じるので
規制も強くなると考えているとか。

その一方でビルの屋上などで気軽に焚き火ができるように
変化していくと予想しているそうです。

ここ最近は地方へ移住する人も増えている中、
猪野さんは東京在住にこだわっているとか。

『東京にいるといろいろな刺激がもらえるじゃないですか。
それが結局アウトドアにも繋がっているのかなと思いますね。
アウトドアだけやっていると視野が狭くなるので、
とりあえず東京にいるということだけで
視野が広げられると僕は思っているので』。

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