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SATURDAY 21:00 - 21:54

STORY

2020.12.12

雑誌「ソトコト」編集長の指出一正さん

Introduction ++

※コロナウイルスの感染拡大予防のためリモート出演頂きました。

「ソトコト」はこれまでに「スローライフ」「ロハス」
「ソーシャル」「ローカル」といったテーマを先取りし、
現在は「SDGs」に最も注目。

SDGsは世界規模の目標であって、
人々が暮らしているところから未来が始まるとすれば
地域ごとでSDGsについて考えるきっかけや芽生えが
生まれてほしいという思いから情報を発信しているとのこと。

遠方からの輸入品ではなくて自分が暮らす地域で
作られたものを食べることでCO2の排出量削減を考えたり、
タイムセールスの魚を買うことでフードロスを意識する。
また、新品ではなくてビンテージジーンズを買ってみる
といったように食やファッションなど身近なところでできる
未来に向けた面白い手法を伝えています。

地域やローカルを取り上げるに当たってコロナ禍の前は
週5日のペースで地方へ足を運ばれていたそうで、
その中で見えてきたことが2つ。

▼地方には地方の楽しさがあり、
 その場所の人々は幸せに暮らしている。

『自分たちの中で持続可能な暮らしや街の楽しさを知って、
幸せに暮らしている雰囲気は想像している以上に
幸せな場所だと学びました』。

▼仕事がたくさんある。

『神社を管理する人がいないから
ある地域の方に宮人にならないかと言われたんです。
だからとんでもない職業が待っています。
そのくらい人がいないということも確かではあります。
ただ、人口急減の一方で地域の豊かさは担保された状態なので、
今、地域の人と関わる人数が増えていけば
緩やかに幸せな人口が減った社会を作れるんですよね』。

「ソトコト」では“観光以上、移住未満の第3の人口”を
「関係人口」と名付けています。
実際にその場所にいなくてもオンラインやSNSなどで
その地域の人と関わることができると考えているとか。

また、旅先で現地の人と出会うきっかけを生む場所として
従来の観光案内所とは異なる「関係案内所」を作るべきでは
というお話でした。



++ Until now ++

子供の頃から魚釣りに行き、
大学時代に山岳系サークルで山登りをした経験が
地域に注目する「ソトコト」的な視点に繋がったとか。

いろいろな地域やローカルに足を運んでいた当時は
興味の対象は山と魚だけで、
そこで暮らす人々には興味が無かったということです。

そんな指出さんが地域の人々に注目するようになる
きっかけは2つあって、最初のターニングポイントは2008年。

『地域の若者のチャレンジを応援するという
国の表彰の委員を務めさせていただいて、きっかけができました。
アウトドアウェアが似合う若い起業家の人たちが出てきて、
“この森を豊かにして、しかも地域経済が回るようにしたいです”と。
その場で初めて地域の人たち、それを支える先輩世代に出会って、
ここを舞台に格好いいローカルなヒーローやヒロインがいるんだ
ということが分かってから今のソトコトに繋がっていると思います』。

そして2つ目は2011年に起こった東日本大震災。

『自分たちが求めていた豊かさや幸せが一瞬にして崩れ落ちて、
誰かが本当に悲しい目に遭っていることを
リアルタイムで映像を通して感じたタイミングだったと思います。
3.11以降、ボランティアに行く若い皆さんの話を聞いていると、
より近い存在を大事にすることが地球を大事にすることに繋がる…
それを若い皆さんに教えてもらったんですね』。

ロハスやエコの視点で地球にフォーカスしていた「ソトコト」は
もっと身近な存在である家族や恋人などに対して何ができる?
ということをコンセプトにリニューアルしたそうです。


++ Right now ++

指出さんにとって魚釣りは仕事でも趣味でもない存在であり、
基本的には月1回のペースで釣りに出かけているとのことで
特に大好きなイワナとタナゴの魅力について・・・

『両方とも淡水魚で、その土地の豊かさを表す魚なんですよね。
イワナがいるとツキノワグマやヤマセミがいたりと
いろいろ動物に会えて楽しくて、魚を釣るのも好きですけど、
その環境が保たれていることに嬉しくなるんですよ』。

また、水の中の世界に興味があるということで
釣った魚を水槽に入れて、しばらく眺めてから
再び川へ帰すという釣りを楽しまれているとか。

実は、番組「カルトQ」のルアーフィッシングの回に出場して、
優勝したこともあるそうです。



++ From now on ++

コロナ禍で外出しにくい状況が続いていますが、
そんな時に大切なのは“安心”。

『基本的に僕たちは安心の原理で動いたりするんですよね。
“あなたが言っているなら大丈夫”とか、
地域の皆さんはそういったことをとても大事にされているので、
コロナ禍の中で安心について改めて確認しなければと。
地域の中で安心な人との関係性みたいなものを紡いでいくことで、
よりセーフティーな場所になって行くのかなと思います』。

この安心は年齢に関係なくお互いに持っていな経験やものを
教え合うことによって生まれるものであり、
今後はオンラインがより進むことによって離れた場所であっても
このような関係の作り方が増えていくのではというお話でした。

最後に「ソトコト」を通して指出さんが伝えたいことは・・・

『未来は意外と作れるということが分かってきたんですよね。
ずいぶん先の未来ではなくて例えば3ヶ月後に
仲間同士で小さなブックカフェを開くのも立派な未来ですよ。
そういう未来が繋がれば小さくても絶え間ない繰り返しで
未来はできると思います。
それを個人で考えた時に未来を作る手応えを
感じられるようになればいいなと思っています』。

ON AIR LIST

  • UNDERDOG / ALICIA KEYS
  • ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE / MONTY PYTHON
  • 彗星 / 小沢健二
  • LOVERS ROCK / SADE

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