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STORY

2020.10.10

ミクソロジストの北添智之さん

++ Introduction ++

※コロナウイルスの感染拡大予防のためリモートで出演いただきました。

“混ぜる学問“を意味する造語「ミクソロジー」をコンセプトに
カクテルをクリエイトして提供するバーテンダーを指す
「ミクソロジスト」。

『フルーツの香り付けをするならリキュールやコーディアルなど
フレーバー系のものを使うのが主流でしたが、
実際にはフレッシュフルーツで作った方が美味しいんですよね。
それに当たって3オンスのグラスでは入らないので
大振りのグラスが出てきて…
それで「ニューヨークスタイルマティーニ」と言われますが、
基本的にはそういったものが主流となって
世界中でフルーツカクテルが一般的になりました。
その考え方が基本的にミクソロジストのスタートですかね』。

北添さんはミクソロジストとして
今まで用いなかった果物やハーブなどの食材を飲材に変えて
クリエイテヴィブなカクテルを生み出しています。

『基本的にバーテンダーはカウンターの中での作業ですが、
私自身は料理もやっていたのでキッチンに入って
カクテルを作っていくという発想に変わっていくんですね』。

自然科学の考え方をベースに素材同士の栄養価に
フォーカスしたカクテルの提案に力を入れているそうで、
自然な無添加の素材をそのままグラスに表現することを
心がけているとか。



++ Until now ++

銀座の名店「セント・サワイ・オリオンズ」で澤井慶明さん、
「リトルスミス」で保志雄一さんに師事された北添さんは
歩き方、話し方、トイレの掃除の仕方など1から教わり、
バーテンダーとしてのキャリアをスタートさせました。

その当時はバブル絶頂期だったこともあり
有名な政財界の方々を接客することも多く、
華やかな世界という印象しか残っていないとか。

2人の名バーテンダーの弟子として働いた経緯もあり
その後は雑誌で数多く取り上げられたり、
酒造メーカーから新しいカクテルレシピの提案を
相談される機会などが多くなったということです。

その頃、フランスに長年住んでいたお客さまから
ミクソロジストのことを聞いたことがきっかけとなり
海外の方々とセッションする機会もあって
ご自身もミクソロジストと名乗るようになったとのこと。

ミクソロジーのカクテルで最初に美味しいと感じたのは
ウォッカにグレープフルーツジュースを入れ、
グラスの淵に塩がついたソルティドッグ。

『塩も中に入れてシェイクしてしまうことで
塩味をグレープフルーツにちょっとだけかけていくみたいな。
ミネラルがたくさん入っている塩を選ぶと
すごく奥行きのあるソルティドッグができるという…
搾りたてのものはすごいと思いました。
それで果物やハーブなどフレッシュな季節のものを追いかけて
もぎたて、採れたてのものをカクテルグラスの中に
表現することが自分には一番合っていると思ったんですよね』。

10数年前にシンガポールで店を作り、
最近まで現地に滞在していた北添さんに大きな影響を与えたのが
東日本大震災でした。

『海外から見て“食の安全”に大きな意味があって、
福島だけでなく日本全体の食材がシンガポールに
一切入らなくなった時期もあったんですよね。
そこから健康志向が当然すごく高まっていって、
食べるものと同様、飲み物に対する意識も非常に高くなった
というのは本当にあると思うんですね。
それと同時に現在でも生活習慣病が広がっているので、
店でお出しするカクテルとか食事もバランスの取れたものを
提供していきたいと思っているところですかね』。

++ Right now ++

日課は毎朝の友人とのランニングと筋トレ、サーフスケート。
休みの日には、サーフィンもやられているそうです

『バーテンダーの仕事をしていると生活が真逆で、
本当に忙しくしていた7年前に倒れてしまったんですよ。
その時に自分自身でこういう生活は続けられないと思っていたら
友人が声をかけてくれて運動するようになりました。
それでトライアスロンやマラソン始めたら
前向きな気持ちになれてお酒や食事の向き合い方を
仕事にも活かせるようになったという感じですかね』。

日頃から食事の栄養価やアルコールの飲酒量を考えて
痩せすぎないようにカロリー計算を心がけているとか。

宮崎県日向市出身の北添さんは地元で
50年続いた民宿をリフォームしたカフェ兼ゲストハウス、
「Guest House & Beach Café fuego」を運営し
現在はお姉さまが女将を務めています。

『海の目の前で、サーフィンで有名な所なんですね。
それがきっかけで僕も真剣にサーフィンをやろうかなと
スタートしたという感じですかね』。




++ From now on ++

機械を使った新感覚のカクテルが生まれたり、
北添さんが提案する自然科学に基づいた
フレッシュな栄養価の高い素材を使ったカクテル作りなど、
進化し続けるミクソロジーの世界・・・
今後、どのようになっていくのでしょうか?

『外食も含めて全てだと思いますが、
よく聞くのはサスティナブルやローカライズ、健康で、
それが社会人としての基本的な考えになって行くと。
自然と寄り添って生活することが
自分の健康にも直結してくるので、
それを意識していくべきで、
バー業界もそういう方向に向かって行くと思っています』。

バーテンダーの仕事と並行して昨年から
東京健康科学専門学校の栄養士科で学んでいることについて・・・

『食と健康は基本的にワンセットで、
フォーカスするべきところは栄養価だと思っていたんです。
私自身がそれを理解していなければというところから
思い切って学校へ通いました』。

最後に北添さんの今後の目標について伺いました。

『自分で商品を作って販売する食品メーカーになりたいです。
高校の時に地元の味噌醤油屋さんで働いていたことから
発酵食品がとても好きで。学んで、やりたいと思っています。
今後、宮崎で食品メーカーを立ち上げて地のものを使って、
首都圏や海外で販路を作るのが描いている夢なんですね。
それには栄養学が重要で、飲食店もその商品をベースに
多くの方に知っていただく機会を作りたいと思っています』。

ON AIR LIST

  • LOVE YOU ANYMORE / MICHAEL BUBLE
  • SO WHAT / RONNY JORDAN
  • FREE / DONAVON FRANKENREITER FEAT.JACK JOHNSON
  • I CAN’T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL AND JOHN OATES

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