The Weeknd「Starboy feat. Daft Punk」
今週は、The Weeknd「Starboy feat. Daft Punk」に潜むストーリーを深掘りしました。
1990年、カナダ・トロントで生まれ育ったThe Weekndことエイベル・テスファイ。
とにかく歌うことが好きで、学校でも、家族との食事中でも、叱られるまで歌っている少年でした。
高校生になると、ネットで見つけたビートに、自分の歌を重ねるように。
その一方で、危険な夜遊びや、性的な欲望に溺れ17歳で高校を中退。
とある週末に家出をし、友人たちと暮らし始めます。
この出来事が、のちのアーティスト名「The Weeknd」の由来になったといいます。
アルバイトを転々としながら、音楽と夜遊びを繰り返す日々の中で
2010年、プロデューサーのジェレミー・ローズと出会います。
顔出しもプロフィールも公開せず、楽曲だけをネットに公開し始めた2人。
1年で3本のミックステープを立て続けに公開し、注目を集めていきます。
2011年、同じカナダ出身の人気ラッパー・ドレイクの2ndアルバム『テイク・ケア』に参加したことで、その知名度は急上昇。
新しいR&Bの象徴になっていきます。
そして2016年。
彼はついに憧れだったアーティストに共作を申し込みます。それが、Daft Punk。
これまでにないR&Bを作り続けてきた彼が挑んだのは、エレクトロポップとの融合。
「Starboy」で彼が歌ったのは、
自らが手にした、巨大な成功と、そこにつきまとう空虚さでした。
音楽も、そのスケールも大きく変わりました。
それでも、快楽の裏にある孤独や虚無は変わらなかったのです。