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2019.4.27 Sat.

第161回 アントレプレナー 小川和也さん

ゲストは、J-WAVE「TOPPAN FUTURISM」のナビゲーター、
アントレプレナーの小川和也さんです。

Kazuya Ogawa - Twitter

未来のためのあたたかい思考法 - 木楽舎

まずは、小川さんのされているお仕事について伺いました。

「僕は…アントレプレナー=起業家で、大学研究者で、
 J-WAVEのナビゲーターです。
 未来のことを考えるのが子供のころから好きだったので
 それが、今の仕事になっているんですよね。
 実は、大学卒業する時、就職したい会社が全く無くって。
 一体自分は何がしたいんだろうってモヤモヤしていました。
 なんなら、未来を考えている今でもそうですね(笑)」


ただ、ずっとモヤモヤしている時にこそ、
ある日突然“閃き”や“道”が見える、とも小川さん。

「何か1つに没頭するのが苦手なのかもしれないですね。
 でも、どの仕事も点じゃなくて、全部繋がって線になっています。
 “一体何をしている人なの?”って よく言われるし、
 実際に思われていると思うんですけど…(笑)
 自由な生き方もあるよっていうのを体現できたらいいなと思っています。」


“ファッションデザイナー”として活躍するマリエから、
小川さんへの質問… < これから人工知能でデザインは賄われていくのか?>

「近い将来、3Dプリンターで手軽に使われて、デザインのデータをダウンロードすれば
 オーダーメイドで簡単にプリントして手に取ることができます。
 さらに、AIが体型や好みを分析して、自分では選ばないような服を
 オススメしてくれるようにもなります。
 でも、服って推薦されて着ることがベストではないですよね?
 その服を選んでいるプロセスや、似合ってなくても好きなものを着るのが良いんです。
 さらに、マリエさんの頭の中のイメージを
 プログラムに置き換えるのは難しいですよね。
 脳から湧き出る発想は、まだプログラムでは置き換えられないんです。」


テクノロジーで、誰でもデザイナーになれる時代になってくる中、
なにがデザインに何が重要になるのか、も伺いました。

「この世の中、どんどん完璧主義になってきていますよね。
 だからこそ、”人間の起こしたバグ” "うっかりミス"が、
 人の心を打つようになっていきます。計算された炎上はAIのが得意ですから、
 計算していないものはチャーミングですよね。」


さらに、これからの未来、私たちが気をつけるべきことは
”人間ファースト”をやめること、だそう。
地球に住まわせてもらっている、という意識を持ち、
愛をもってテクノロジーを育てていくことが大事、と小川さん。


最後に、”明日を美しくするヒント”について伺うと、
『見えないものを見る力を磨くこと』とのこと。

「新しいものは、前例がないって言われて、多くの人に疑われます。
 その前例というものが、未来を阻害します。
 だからこそ、 ”今ないから、未来にあったらいいな”
 を作る力を磨いていくことですよね。
 たとえば、見えないものの例は、SNSでもフォロワーさんもそうです。
 そのフォロワーさんの生活を考えるのも良いですよね。
 それから、過去の失敗も成功もリセットするのも大事です、
 自分のことも相手のことも...」


素敵なお話ありがとうございました!