2026.05.31 [Sunday]

ジーコの映画「Zico, O Samurai de Quintino」

ブラジル・サッカーの伝説的なヒーロー、そして日本のサッカーの発展にも大きな影響を与えたレジェンド、ジーコのドキュメンタリー映画が4月末、ブラジルで公開されました。「Zico, O Samurai de Quintino(ジーコ。オ・サムライ・ヂ・キンチーノ)」。キンチーノは、ジーコが生まれ育ったリオの庶民的なエリアの地名です。

ジーコは70年代から80年代、リオの大人気強豪サッカーチーム、フラメンゴの背番号10番として活躍し、フラメンゴのクラブチーム世界一にも貢献。ブラジル代表チームではワールドカップでの優勝はありませんでしたが、「黄金の中盤」のキーマンとして世界から注目を集めました。

その後、引退しましたが、90年代に現役に復帰してJリーグの誕生前に来日。鹿島アントラーズの、そしてJリーグのシンボルとして活躍し、引退後は日本代表チームの監督もつとめました。

日本との縁も深いジーコ、ということで、映画のタイトルに「サムライ」という言葉が使われ、ブラジルでの映画のポスターにもカタカナで「ジーコ」とクレジットされています。ジーコ、そしてサッカーを通じての、ブラジルと日本の交流も描いたドキュメンタリー映画。日本でも公開される日が来ることを期待しましょう。

予告編(ポルトガル語)

ON AIR SONG LIST

BEMBA / ANITTA, LUEDJI LUNA(ベンバ / アニッタ、ルエジ・ルナ)
ALBUM [EQUILIBRIVM(エキリブリウン)]

ブラジルのダンス・ミュージックのクイーン、アニッタの入魂のニューアルバムから、4週連続のオンエア。バイーア出身のシンガー、ルエジ・ルナをゲストに迎えたアフロ・ブラジル・テイストな曲で、バイーアの才人マガリ・ロルヂがプロデュース&アレンジ。

MAMÃE LUIZA / MICHAEL PIPOQUINHA, RICHARD BONA(ママイ・ルイーザ / ミシェル・ピポキーニャ、リチャード・ボナ)
SINGLE [MAMÃE LUIZA(ママイ・ルイーザ)]

ブラジル北東部出身、今年30歳のミシェル(ミカエル)・ピポキーニャ。アフリカ、カメルーン出身のリチャード・ボナ。2人のベーシスト&ヴォーカリストが共演した新曲。意味は「母ルイーザ」。

CAMISA 10 DA GÁVEA / JORGE BEN = JORGE BEN JOR(カミザ・デース・ダ・ガーヴェア=ガーヴェアの背番号10番 / ジョルジ・ベン=ジョルジ・ベンジョール)
CD [ÁFRICA BRASIL(アフリカ・ブラジル)]

ジーコがいたチーム、フラメンゴのジュニアチームでサッカーをしていたジョルジ・ベンあらためジョルジ・ベンジョールは、フラメンゴの熱烈サポーター。1976年の名盤から「ガーヴェア(フラメンゴの本部とグラウンドがある地区)の背番号10」と題し、当時20代半ばのジーコを称えた曲。ジョルジの1992年の来日公演では、友人のジーコもジョルジに呼び上げられてステージに登りました。

AQUIÍ É O PAIS DO FUTEBOL / DAÚDE(アキ・エ・オ・パイース・ド・フッチボール / ダウーヂ)
CD [AGITA BRASIL]

1998年、W杯フランス大会を前に、御大ジョルジ・ベンジョールからダンス・ポップの人気者までが集合、ブラジルノサッカー・アンセムを歌ったコンピレーションCDから、70年代初めにミルトン・ナシメントがフェルナンド・ブランチと共作、「日曜日のブラジルは、空っぽ。みんながサッカーの試合を見ているから」と歌う曲。バイーア出身、リオ育ち、ダウーヂの歌で。

CLAMA FLORESTA / BALA DESEJO(クラマ・フロレスタ / バーラ・デゼージョ)
CD [SIM SIM SIM(シン・シン・シン)]

歌詞をご紹介しながらブラジルの名曲の世界にご案内する「ポエジーア・ブラジレイラ」のコーナー。「森よ、叫べ」という意味のエコロジー・ソングで、作者はゼー・イバーハとジュリア・メストリ(6月1日で30歳)。2人がメンバーにいたグループ、バーラ・デゼージョの「2022年ブラジル・ディスク大賞」第1位を獲得したアルバムから。

D’IMPROVVISO / ROSALIA DE SOUZA(ディンプロヴィーゾ / ロザリア・デ・ソウザ)
ALBUM [D’IMPROVVISO(ディンプロヴィーゾ)]

イタリアで活動、ニコラ・コンテのプロデュースでデビュー・アルバムを発表したブラジレイラ、ロザリア・デ・ソウザ。2009年盤から、自作のタイトル曲。

CÈ PIÙ SAMBA (TEM MAIS SAMBA) / SUSANNA STIVALI, TRIO CORRENTE(チェ・ピウ・サンバ=テン・マイス・サンバ / スザンナ・スティヴァリ、トリオ・コヘンチ)
ALBUM [VAI!]

イタリアのシンガー、スザンナ・スティヴァリ。パキート・デリベラとのコラボ・アルバムでグラミーを受賞したサンパウロのピアノ・トリオ、トリオ・コヘンチとの共演で、シコ・ブアルキの曲「テン・マイス・サンバ」のイタリア語ヴァージョン。

VAMBORA / ALMAR(ヴァンボーラ / アルマール)
EP [VAMBORA(ヴァンボーラ)]

リオの男女デゥオ・ユニット、アルマール。「Let’s GO」といった意味の新曲。

FLOR DE LIS / DJAVAN(フロール・ヂ・リス=百合の花 / ジャヴァン)
CD [A VOZ - AO VIOLÃO - A MÚSICA DE DJAVAN(ジャヴァン)]

現在、キャリア50年記念ツアー中のジャヴァン。1976年のファースト・アルバムからのヒット曲。

UM BRINDE / DJAVAN(ウン・ブリンヂ / ジャヴァン)
ALBUM [IMPROVISO]

2025年末リリースのニューアルバムから。ジャヴァンの50周年ツアーは5月9日と9日、サンパウロのサッカースタジアム「アリアンス・パルキ」でスタート。そのあと国内、南米各国、アフリカとヨーロッパの国々をめぐり、ワールドツアーは12月まで続きますが、残念ながら日本は、ツアーの予定に入っていません。ジャヴァンが初めて来日したのは40年前の1986年。2度目の来日が、J-WAVEが開局した1988年。「サウージ!サウダージ」の37年半の歴史の中で、初めてお迎えしたゲストがジャヴァンでした。また来日して番組にお迎えできる日は、来るのでしょうか。