SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2022.08.05 ON AIR
今週は屋敷豪太さんをお迎えしました。
屋敷さんがドラムという楽器に
興味を持った最初のきっかけは...

今年還暦を迎えたレジェンドミュージシャン屋敷豪太さん。
OTOAJITOには2010年以来、2回目の登場になりました。
屋敷さんは約20年間在住したロンドンから2007年ごろに帰国し、
現在は地元・京都をベースに活動しています。クリス・ペプラーが
「京都にスタジオを作られたんですよね?」と尋ねると、
「ドラムを録るには絶好の箱なんですよ。
 不思議なことにコロナ禍になったことで、
 また海外の友達とも繋がれるようになって、
 イタリアの友達にも
『豪太のドラムをデータで送ってくれない?』
とか言われたりしました。」と話しました。
ちなみにその屋敷さんのスタジオは『AJITO SOUNDS』という名前で、
クリス・ペプラーは
「OTOAJITOに『AJITO SOUNDS』のオーナーが
 お越しになっているというのも縁を感じますね。」と述べました。

『AJITO SOUNDS』では東京からミュージシャン仲間が来て、
一緒にレコーディングをすることもあるそうで、
「それこそ田中義人と大神田智彦くんとの
 The Osmanthusっていうトリオもそこで生まれたし、
 小原礼さんが来てくれてThe Renaissanceの作品を作ったりとか、
 都会と離れているからこそ出来るような
 タイム感とかゆったりした流れがあります。」と話しました。
これに対しクリス・ペプラーが
「なんかレッド・ツェッペリンみたいですね。
 人里離れたところに籠るみたいな。」と述べると、
屋敷さんは
「まさにそんな感じで、ツェッペリンがドラムを録音した
 田舎の家の吹き抜けと、うちの蔵は同じくらいのサイズ感なんですよ。
 同じようなセッティングをすると
 ああいう音が鳴ったりします。」と話しました。

クリス・ペプラーが
「僕、上手いミュージシャンは子供の時に引きこもって、
 楽器を修行のごとく練習するイメージがあるんですけど、
 屋敷さんはどうでした?」と質問。屋敷さんは
「僕はいまだに上手いとは思わないんですけど」と前置きし、
「両親が飲食店をやっていたので、一回り上のヒッピーみたいな人がいて、
 その人達にロックを教わってドラムを始めるんですけど、
 中学校にボブ・マーリーのライブをテレビで見て、
 カールトン・バレットのドラムに『こんなの出来ねえ!』って思ってやめてたんです。
 でも高校入った時に先輩に『お前ドラム持ってるだろ。』って言われて、
 吹奏楽部のコンテストに出たんですよ。先輩にメトロノームと
 鉛のスティックを持たされて練習したんです。でも、そこから興味が出始めて、
 おばあちゃんの家の離れがあったから、
 今考えてみたらそこに引きこもってましたね。」と振り返りました。

屋敷さんがドラムという楽器に興味を持った最初のきっかけは、
祭りで演奏される太鼓だったそうですが、
のちに大きな影響を与えたのはやはりレゲエのビートだったそう。
「これまでに聴いてきた音楽とは違っていて、
 どうやって拍子をとっていいか分かんなかったし、
 アート・ブレイキーとかにも似たような野生的で、
 なんとも言えない人間的な叩き方、乾いた音。
 絶対にこんなの真似出来ないって思いましたね。」と語りました。

レゲエのビートと同じく、
屋敷さんが昔から好きなのがジェームス・ブラウンのサウンド。
「僕はとにかくドラム・イズ・マイ・ライフっていう感じだから、
 面白いビートには反応しちゃうんですよ。
 ああいうファンキーなビートって他にはないじゃないですか。」と語りました。
80年代にヒップホップが出始め、
ラッパー達がジェームス・ブラウンのビートを使うようになったことで、
屋敷さんは再度その魅力を深掘りし、今でもよく聴くんだそうです。

80年代後半にイギリスのグループSoul II Soulに参加し、
グラウンド・ビートを生み出したと言われる屋敷さんですが、
ご本人はそのことについて、
「グラウンド・ビートって日本でしか言わないんですよ。
 イギリスでは誰も言っているのを聞いたことがないな。」と話しました。
クリス・ペプラーが
「でもあれは屋敷豪太が作ったって僕は学校で習いましたよ(笑)」と話すと、
「いや(笑)でも発端は「Keep On Movin’」っていう曲なんですよ。
 ローランドの909でリズムが打ち込んであって、
 最後にブレイクビーツがサンプリングされてたんですね。
 それを『混ぜたらいいじゃん、やってあげるよ。』って
 Soul? Soulのネリーに僕が言ったんです。
 それが始まりなんですよ。」と解説しました。

そんな屋敷さんですが、8月9日に還暦を記念したアニバーサリーイベント
『「屋敷豪太〜Happy60〜」』が東京国際フォーラム ホールAで開催されます。
屋敷さんが参加するバンド、kōkuaや奥田民生さん、藤井フミヤさんなど
屋敷さんゆかりの豪華ミュージシャンが出演するこのイベント。
ステージMCはクリス・ペプラーが担当します。
そして、シンプリー・レッドの
ミック・ハックネルさんも特別出演が予定されています。
屋敷さんは
「正直照れ臭いですけど、1回こっきりなんでワガママ聞いていただこうかなと。
 色んな人が入り乱れるコラボがたくさんあって、
 ここだけでしか見られないものも
 たくさんあるのでそれを楽しみにしてほしいですね。」と語りました。
詳しくは屋敷豪太さんのウェブサイトをチェックしてください!
 
屋敷豪太さんに関する情報はこちらから

さて、屋敷豪太さんとのトークは次週:8月12日に続きます。
屋敷さんが最近注目するミュージシャンとは?
印象的だったライブとは?
詳しくは放送で!黒ラベルもお忘れなく。

OMIYA

小鮎の佃煮
屋敷さんが選んだ黒ラベルのおともは
活動拠点京都の川魚専門店「のと正」の小鮎の佃煮。
口に残る甘みを黒ラベルで流し込めば
ディープな音楽談義は止まりません

MUSIC

  • MOVE
    / GOTA & THE HEART OF GOLD

  • NOT YOUR SLAVE
    / The Renaissance

  • Rock And Roll / Led Zeppelin

  • Stir It Up
    / Bob Marley & The Wailers

  • Funkasia / Melon

  • Funky Drummer / James Brown

  • Back to Life (However Do You Want Me)
    Keep on Movin' / Soul II Soul

  • Stars / Simply Red

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