ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2021.12.17 ON AIR
今週は2021年の
名場面を凝縮した総集編をお届けしました！
再びご登場いただいたのは、
内田也哉子さん、清水翔太さん、
KID FRESINOさん、御徒町凧さんでした。

まず最初に登場したのは、内田也哉子さん。

中学生の頃からJ-WAVEを聴いていたという内田さんは、
クリス・ペプラーとトークをするのをとても楽しみにしていたと話しました。
クリス・ペプラーは
「内田さんが最初にメディアに出られたのって10代の頃ですよね。びっくりです。
　僕が今年64歳になりますからね。」と話すと内田さんは
「えー！カッコ良すぎ。あと、ちょっと小耳に挟んだんですけど、
　お子様が誕生されたんですよね？おめでとうございます。」と、
昨年夏に娘が生まれたクリス・ペプラーを祝福しました。
これに対しクリス・ペプラーは
「ありがとうございます。変な話ですけど、
　晩年の子っていいかもしれないですね。
　すごく懐いてくれて、ジョン・レノンになった気分ですね。」と笑いました。

父が内田裕也さん、母が樹木希林さんということで、
ともにアーティストである両親と過ごしてきた内田さん。
クリス・ペプラーに
「也哉子さんは、お二人の遺伝子の集合体って感じですか？
　それともどちらかに寄っていると思いますか？」と訊かれると、
「姿形は母と瓜二つとよく言われますけど、情動の部分とか沸々としている感じ、
　カッとしやすい所は父に似ていますね。」と自身を分析しました。
両親ともに共通しているのはセンシティブなところだそうで、
「物の見方や感じ方を引き継いでいる気がする。」とも話しました。

海外経験が豊富な内田さんですが、初めて海外で見たライブはPrinceのステージ。
ホームステイをしていたフランスのニースで見たそうで、
屋外の会場で激しくピアノを演奏するPrinceの姿が印象的だったと話しました。

続いて登場したのは、シンガーソングライターの清水翔太さん。

OTOAJITOには2014年以来、7年ぶりのご出演でしたが、クリス・ペプラーに
「全然見た目が変わらないね。
　老けないよね、清水君は。」と言われると、清水さんは
「でも突然、どこかのタイミングで、
　一気に見た目が変わるんじゃないかなって怖いんですよ。」と述べました。
それでもクリス・ペプラーは「俺は変わらないと思うな。」と反応し、
清水さんの見た目の変わらなさを「羨ましいですよ。」と話しました。

そんな清水さんが最近仲良くしているミュージシャンとして挙げたのが、
ONE OK ROCKのTakaさんとWANIMAのKENTAさん。
「ロック系のミュージシャンと仲が良いんだね。」というクリス・ペプラーに、
清水さんは
「そうですね。僕の作品に一番足りない部分ってユーモアというか、
　R&Bってユーモアが合わないんですよ。
　だからあえて、WANIMAのKENTAがやっているような
　雰囲気の曲を一緒に作って、ユーモアのある歌詞を付けて、
　僕が彼に寄って行ったら面白いんじゃないかなって思いますね。
　せっかく仲良くなったんで、
　何か一緒にやりたいなっていうのはあります。」と話しました。

「アーティストは基本的に曲で喋る生き物なので、現実で喋っていても、
　どこまで本音なのか分からないんですよ。
　だから僕はそこまで仲良くなることがないんです。」と
アーティスト同士の付き合いについても語った清水さん。
そんな中でも自然と仲良くなれたのが、TakaさんやKENTAさんだったそう。

今年7月にリリースしたアルバム『HOPE』には、Takaさんと共演した曲
「Curtain Call feat.Taka」も収録されていますが、
Takaさんとは共通の友人を通して知り合ったんだとか。
「連絡先だけ先に交換してたんです。
　その後、Takaから誘われて会うことになったんですけど、
　僕めっちゃ人見知りなので、仲良くなれないかもなって思ってたんです。
　でも、本当にすぐ仲良くなれましたね。Takaは人としての経験値が高くて、
　受け止める力がすごく強いんですよ。歌ももちろん、
　人としてもリスペクトしています。彼といると安心出来る。」と
Takaさんと仲良くなったきっかけを話しました。

総集編の後半、最初に登場したのはラッパー、
トラックメイカーのKID FRESINOさん。

KID FRESINOさんが音楽を聴くようになったのは、
母親がカーペンターズのベストアルバムを毎日流していたことがきっかけだったそう。
「もしかすると自分が幼稚園の頃から、ずっと流れていたと思うんですけど、
　カーペンターズの曲は全部サビだ！
　みたいな感じで聴いていましたね。」と話しました。
クリス・ペプラーも
「どこ切っても美味しいですもんね。俺、14歳くらいの時に、
　初めてカレン・カーペンターの声を聴いて、
　こんな素敵な女性の声は他にいない！って思いました。」と話しました。

そんなKID FRESINOさんが自ら積極的に音楽を聴くようになったのは中学2年生の頃。
当時、iPodのCMにラッパーのエミネムの曲「Lose Yourself」が使用されており、
これを聴いて衝撃を受けたと語りました。
ラップよりも先にトラックの影響を受けたKID FRESINOさんは、
この頃からKORGの
TRITON（トライトン）というシンセを使って曲作りを始めたそうです。
「ティンバランドにも影響を受けていて、
　彼がトライトンを使っているのをDVDで見たので、
　同じものを入手しました。」と音楽制作のルーツについて語りました。

この日、最後に登場したのは詩人の御徒町凧さん。

御徒町さんは森山直太朗さんの楽曲共作者としても有名ですが、
森山さんとは高校生の頃からの知り合いで、30年ほどの付き合いがあるとのこと。

そんな御徒町さんが最初に買ったCDは、
オフコースの『スーパー・ベスト30 さよなら』。
小学校の頃にテレビ番組でオフコースの「さよなら」を知り、
歌い出しの「もう終わりだね君が小さく見える」という歌詞に衝撃を受け、
すぐに地元のCDショップで購入したそうです。
「音楽を通じて、
　言葉が奥行きを増すという衝撃があった。」と当時を振り返りました。
御徒町さんは小田和正さんのハイトーンでシャープな歌声と、
シンプルな歌詞に注目し、
他にも同じオフコースの曲「言葉にできない」を取り上げました。
「「言葉にできない」という事をサビで
　“ラララ”で言い切ったのは発明だと思いますね。
　すごい歌詞だなって当時思いましたし、
　平易な言い回しの曲で情感が伝わるというのは、
　ある種理想だなと思います。」と語りました。

今年、第二子が誕生した御徒町さん。
昨年夏に娘が生まれたクリス・ペプラーが、
2人目の子供を持つのはどういう感じなのかを質問しました。
御徒町さんは
「僕も一人目が娘で、二人目が初めての男の子なんですね。
　里帰りして出産したんですけど、こういう時節なので立会いが出来ないんですよ。
　生まれた当日に、動画で子供を見たんですけど、一番初めに見て思った感覚が、
　”泣きすぎだ、メソメソするな”みたいなちょっとした厳しさだったんです。
　娘に対してはウェルカムモードだったんですけど、男の子に対しての父性って、
　独特なものがあるのかもなって思いました。」と話しました。
クリス・ペプラーはこれに対し、
「なんか分かるかもしれないです。
　僕ももう典型的なメロメロダメダメパパみたいな感じなんだけど、
　息子さんだとその辺の感覚はシフトするんですかね。」と反応しました。

子供が生まれたことによって、生活のリズムが変わり、自身の感覚にも影響があるそう。
「妻が小説を書いているんですけど、自然と子供の話が多くなったりしています。
　たいがい小説の中に出てくる旦那さんは、
　結構ボロボロに言われていることが多いんです。
　直接言えないことを、
　小説の中で憂さ晴らししているみたいな。」と笑いました。
小説のゲラを読みながら、
自分に対する悪意だと感じることもあるそうですが、
お互いにものを作る夫婦なので、喧嘩になることはないそうです。

さて、次週： 12月24日は、「総集編完結編」をお届けします！
奥田民生さんやAAAMYYYさんなどなど、
豪華ゲストとのトークをご堪能ください！
2021年最後のOTOAJITO、お聴き逃しなく！