SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE X INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2026.10.10 ON AIR
今週は、ヒップホップグループ
ODD Foot Worksのメンバーであり、
シンガーソングライターの
有元キイチさんをお迎えしました。
有元さんが初めて買ったCDは、
クイーンのブライアン・メイがセレクトした...

有元キイチさんは1995年生まれ、東京都多摩市出身。
2016年に地元でODD Foot Worksを結成し、
2023年にはシンガーソングライターとして、
本格的にソロデビューを果たしました。
自身の活動のみならず、佐藤千亜妃さんや三浦透子さん、
さらささんといったアーティストの
プロデュースや楽曲提供を手掛けるなど、
多彩な才能を発揮しています。

ODD Foot Worksの結成のきっかけについて聞かれると、
有元さんは発起人の存在を明かしました。
「当時、僕もラッパーのPecoriも通っていたスタジオがあって、
 そこの店員のフナキさんという人が発起人なんです。
『2人とも一緒に音楽を作ったら絶対に合うと思う』
 って勧められたんです。
 店員さんだから、スタジオからの音漏れを聴いて
 ピンときたんでしょうね」と振り返りました。
当初はそのフナキさんもDJとしてグループに加わり、
活動をスタートさせ、その後に脱退やメンバーチェンジを経て
現在の形へ至ったそうです。

昨年、三浦透子さんとの結婚を発表した有元さん。
クリス・ペプラーから結婚生活の変化について尋ねられると、
「何にも変わらないですね」と返答。
「ただ、夜ご飯を本当に“合法”で
 食べられる相手というか(笑)。隠れずに堂々と、
 一番安心できる人と一緒にご飯を食べられる。
 それってすごく結婚の利点だなと思います」と述べました。
 音楽の趣味はお互いに近く、
 家庭でも音楽の話を共有できるそうですが、
 映画の趣味はあまり合わないんだとか。

続いての話題は、有元さんの音楽ルーツへ。
多摩市・聖蹟桜ヶ丘で育った有元さんが
初めてギターを手にしたのは、保育園の頃だったそう。
「保育園の同級生か年下の子のお父さんが家に遊びに来た時、
 ZO-3ギターを持っていたんです。
 それがウルトラマンのデザインだったんですよね。
 当時ウルトラマンが大好きだったので、借りて、
 そこから弾き始めました」
当時、5〜6歳だった有元さんが練習したのは、
なんとエリック・クラプトンの「Tears in Heaven」。
「上手くは弾けなかったですけど、単音で練習していました」と述べ、
クリス・ペプラーを驚かせました。

そんな有元さんが初めて買ったCDは、
クイーンのブライアン・メイがセレクトした
ロックの名曲コンピレーションアルバム『Heroes』。
クイーン、ジミ・ヘンドリックス、エアロスミス、
ザ・ナック、フー・ファイターズなどが収録されており、
ロックの影響を受け、ジミ・ヘンドリックスの
「Voodoo Child」のフレーズなどを
耳コピして練習していたそうです。

その後、全作品を聴き込むほど熱中したのがビートルズでした。
「親父の知り合いの音響マニアの方から、
 全アルバムが入った小さなMP3プレーヤーをもらって
 聴き尽くしました。現代の音楽のすべての
 原点だなって思うこともあります」と語る有元さん。
特に『リボルバー』や『ラバー・ソウル』を愛聴し、
メンバーの中で特に好きなポール・マッカートニーについて
「勉強もしているけれど、頭に浮かんだ最初の
 イマジネーションをそのまま形にする能力が
 ずば抜けて高い人」と分析しました。

小学校高学年になると、
保育園からの幼馴染と3ピースバンドを結成。
ゆらゆら帝国やORANGE RANGEのコピー演奏動画を、
YouTubeにアップしていたという貴重なエピソードも披露しました。
「当時はまだHIKAKINもいない時代だったんですよ。
 でも、コメント欄で『ガキがやる音楽じゃねえ』って叩かれて、
 心が折れて、動画を全部消しちゃったんです。
 今思えば、消さなければよかったなって、
 一番後悔していますね」と苦笑い交じりに明かしました。

自身の音楽性に、最も深い影響を与えたアーティストとして
有元さんが挙げたのは、荒井由実/松任谷由実さんでした。
「幼い頃、週末に両親とドライブに行った帰り道、
 車内のラジオからユーミンの番組が流れていて、
 寝ているのか起きているのか分からない
 まどろみの中で聴くのが、本当に心地よかったんです」
と原体験を語りました。ユーミンの魅力について
「何より唯一無二の“声”ですね。
 技法を真似るというよりは、
 自分の中にずっと流れているルーツです。
 故郷に対する温かい思いや、
『帰りたいけれど帰れない場所』という切なさを、
 声と音楽すべてで体現しているように感じます」
とリスペクトを語りました。

番組中盤、自身が思う「完璧なアルバム」を問われると、
J・ディラが2006年に発表した『Donuts』を挙げました。
「始まりから終わりまで全部が完璧。
 ドーナツの輪っかのように、
 終わりがまた始まりにくっついているような、
 アルバムという概念そのものの完成形だと思います。
 まるで、別の星から聴いた
 地球の音楽のようでもあり、超最先端。
 音作りの技術、エフェクトのかけ方とかを学べば学ぶほど、
 聴こえ方が変わってくる作品です」と絶賛しました。
これに対しクリス・ペプラーも、
ロバート・グラスパー・エクスペリメントのライブを
初めて観た際に「人類はここまで来たのかと鳥肌が立った」
というエピソードを披露し、共感しました。

続いて、近年最も衝撃を受けたライブとして、
サックス奏者のサム・ゲンデルと
ベーシストのサム・ウィルクスによる
ステージの思い出を語りました。
「フェスのトリで演奏していたんですが、
 低音をあまり出さずに演奏していて、
 突然ベースがドカンと鳴り響いた瞬間があったんです。
 あまりの緊張感に、無意識に息を止めて
 聴き入ってしまっていて、
 低音が解放された瞬間に
 息を吸い込みながら叫んでしまって、
 友達に笑われました」と振り返りました。

尊敬するミュージシャンとして名前を挙げたのは、
ペトロールズの長岡亮介さん。
「実は尊敬しすぎて、昔は目を見て話せなくて、
 長岡さんの涙袋のあたりを見て話していました(笑)
 最近やっと普通に目を見て話せるようになりました。
 ギターも歌もすべてが超個性的ですし、
 僕が昔通っていた下北沢のライブハウス『GARAGE』に
 よく長岡さんがいらっしゃって、
 ODD Foot Worksでデビューして、
 すぐの頃から知り合ってはいたんですけど、
 そこからずっと変わらずリスペクトし続けています」と語りました。

この番組では、「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で有元さんが選んだ1曲は、
ギタリストのジョン・スコフィールドが演奏する
「Lawns」でした。
「大学時代にジャズ研で教わった曲です。
 卒業間近の頃、サックスでこの曲が
 演奏されているのを聴いて、
 何かを教わって、甘えていられる時間が終わるんだなと、
 モラトリアムの終わりを強く実感した曲でした」と回想しました。
就職の内定を得ていたものの、ODD Foot Worksで、
フジロックの新人ステージ「ROOKIE A GO-GO」への
出演が決まったことを機に、本格的に音楽の道へと
舵を切ったという転機を明かしました。

有元さんは先月、待望のファースト・ソロフルアルバム
『Human Trust Band』をリリースしました。
印象的なタイトルについて、
「過去のシングル『きいてたの?』の歌詞に出てきた
言葉でもあるんですが、僕が昔、
『ヒューマントラスト』という派遣会社で
バイトしていたこともあって(笑)
今回の作品のために素晴らしい
ミュージシャンたちに参加してもらい、
演奏してもらったというダブルミーニングでもあります」
とアルバム名の由来について紹介しました。

CRCK/LCKSの小西遼さんや小田朋美さん、
パスピエの成田ハネダさんなど気鋭のアーティストが参加。
昨年末から年始にかけてスタジオに缶詰になり、
2〜3週間で一気に集中して制作されたそうです。
クリス・ペプラーが「昼でも夜でもない、
ちょうど陽が落ちる時間帯に聴きたくなる音ですね」と評すと、
有元さんも「僕は夕方の時間が一番好きで、
あの時間だけの国があったら
住みたいくらいなんですよね」と反応しました。

このアルバムを携えたリリースパーティーが、
11月1日に新代田FEVERで開催されます。
レコーディングを共にした6人編成の
バンドセットで臨む本公演に向け、有元さんは
「制作期間を通じて、積み重ねてきた思いや
 音楽的な成長を、すべてステージ上に放ちたいです。
 もう全部忘れて、一度頭も心も空っぽになりたいくらい、
 すべてを出し切って表現しきりたいです」
と意気込みを語りました。

有元キイチさんの情報はこちらから

次回10月17日は、2023年以来3年ぶりのご登場!
BREIMENのベース/ボーカル、高木祥太さんをお迎えします。
前回はクリス・ペプラーとじっくり
ベーストークをお届けしましたが、
今回はどんな内容になるのでしょうか?
11月にリリースされるBREIMENの
ニューアルバムについてもお話うかがいます。
次回もぜひ、お聴きください!

OMIYA

明治北海道十勝スマートチーズ
熟成チェダーブレンド

『いつも近所のスーパーで買って、
 おつまみとして食べています』(有元さん)

濃厚なチーズの味に黒ラベルがピッタリ!
今夜のおつまみにいかがでしょうか?

MUSIC

  • ほうき星 / 三浦透子

  • Tears in Heaven / Eric Clapton

  • Tie Your Mother Down (Air Guitar Edit)
    / Queen

  • Voodoo Child(Slight Return) / Jimi Hendrix

  • Drive My Car / The Beatles

  • 発光体 / ゆらゆら帝国

  • さざ波 / 荒井由実

  • Don't Cry / J Dilla

  • KIEFER NO MELODY / Sam Gendel & Sam Wilkes

  • KAMONE / ペトロールズ

  • Lawns / John Scofield

  • Shigoto
    僕のミューズ
    Heyma
    物忘 / 有元キイチ

  • Calling You / Jevetta Steele

    有元さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!