椎木さんは1992年生まれ、新潟県出身。
新潟の高校在学中にMy Hair is Badを結成し、
2016年にメジャーデビューをされました。
2018年には武道館2daysをソールドアウトさせ、
今年はメジャーデビュー10周年の節目の年となっています。
この10年はあっという間だったと話した椎木さん。
地元・新潟県上越市にて、椎木さんが同級生を誘い、
結成されたMy Hair is Badですが、
メジャーデビューする前に
FUJI ROCK FESTIVALの
「ROOKIE A GO-GO」に出演するなど、
当時から注目を集めていました。
地元で活動し、上京したのは2019年。
「バンドマンの中ではだいぶ遅いというか、
27、8歳の時でした。上京するまでの間は、
ハイエースで全国津々浦々を回って
生活するような日々でしたね。
上京せずに実家から行って、
みんなで家賃がかからないようにしていました」
年間180本ほどライブをしている年もあったと振り返り、
クリス・ペプラーを驚かせました。
「My Hair is Bad」という
バンド名の由来についての話題にも。
「高校1年生の終わりに結成して、
ライブが決まったんですけど、
バンド名が決まってなくて。
うちのベースのバヤちゃん(山本大樹さん)が、
『俺の髪型“My Hair is Bad”だぜ!』って言う、
ちょっと謎なノリがあったんですよ。
それから、もうバンド名はそれでいいじゃんってなって、
そのまま18年、その十字架を背負ってるという状況です」
と笑いながら語りました。さらに後日談として、
「海外の方と対バンさせてもらった時に、
日本以外で活動するんだったら絶対、
『Bad Hair Style』にした方がいいと言われて(笑)
そもそも間違っていたのかってなりました」という話しました。
それに対し、クリス・ペプラーは
「My Hair is Badみたいな、文章になっているバンド名は
僕は好きですけどね」と褒め、椎木知仁さんも
「ありがとうございます」と微笑みました。
話題は、椎木知仁さんの幼少期の音楽体験へ。
「小さい頃から音楽はお好きだったんですか」
という問いに対し、椎木さんは
「そうですね、当時住んでたマンションの下が
レンタルビデオ屋で、そこにCDもいっぱい置いてたので、
よく聴いていましたね」と答えました。
最初はハロー!プロジェクトの楽曲や、
ラップ系の音楽を聴いていたとのこと。
「僕が初めてお小遣いで買ったのは、
KICK THE CAN CREWのベストアルバム。
当時『学校へ行こう!』っていうテレビ番組があって、
KICK THE CAN CREWをパロディする人たちがいたんです。
それがカッコいいなと思って、本物に触れていきました」
という入り口を明かしました。ヒップホップからの影響は、
My Hair is Badの音楽性にも表れていると自身で分析しました。
しかし、幼い頃から音楽の道を
志していたわけではないとのこと。
「音楽をやるとは思ってなかったですね。
僕はずっと野球をやっていて、
プロ野球選手になる勢いで一生懸命やってたんですけど、
だんだん思春期になってきたら、
坊主にしているのが嫌な気持ちになったんですよね。
みんなワックスとかつけていて、羨ましいってなって。
それで、野球を辞めるきっかけが何かないかなと考えてみたら、
音楽好きかもと思って…。髪を伸ばせそうと思って、
バンド始めました」という理由を明かしました。
高校時代にマイヘアを結成し、
当時はELLEGARDENやストレイテナーの
コピーバンドをやっており、周囲には
ASIAN KUNG-FU GENERATIONや
銀杏BOYZのコピーをやるバンドもいたそう。
「ELLEGARDENとストレイテナーに
どういう影響を受けたか」と訊かれると、
椎木さんは熱を込めて語り始めました。
「ELLEGARDENは、中学生の時、
ライブ映像を観て『ヤバい』ってなったんです。
『バンドってこんなにかっこいいんだ!』って。
英語の曲もあったけど、和訳してみたものを見たら、
意外と身近なラブソングもあって、
『そういうことを大きい音で歌っていいんだ!』
っていうのもありましたね」
ELLEGARDENの中で
一番好きな曲として「So Sad」を挙げ、
「アップテンポな曲ではないんですけど、
“君がいない朝に部屋の中で、
うわーってもがいている気持ち”。
高校生の僕は、そんな体験したことなかったですけど、
情景が自分の頭の中に溢れてきて、
すごく大好きな曲です」と話しました。
さらに、これまで熱中して聴いたアーティストとして、
椎木さんは「あまり話したことなかったので話したいんですけど」
と前置きし、The SALOVERSというバンドを挙げました。
「ボーカルが古舘佑太郎っていう、
もう今は友達で、僕は同い年なんです。
当時まだSNSもスマートフォンもなくて、
東京のバンドがどんな音楽をしてるんだろうと思っていた時に、
『閃光ライオット』というオーディションで見たんです。
古舘佑太郎は尖っていて、カリスマの光を放っていた。
東京のバンドは、自分と同い年で
こんなことやってるんだって衝撃でしたね。
旅行で東京に来た時に、
初めて渋谷のタワレコに行ってCDを買ったのも、
同い年の彼ら。憧れていました」と、
地方から見た東京のバンドへの強烈な憧れを述べました。
歌詞の面では、クリープハイプと
back numberからも多大な影響を受けているとのこと。
「ELLEGARDENやストレイテナーは英語の曲もあって、
僕は英語で歌えなかったので、
日本語で勝負しようかなと思った時に、
クリープハイプの尾崎世界観さんが女性目線で歌う曲、
女性の言葉で歌う曲は衝撃的でしたね。
すぐにマネしたり、あとback numberは
歌詞の全部の行がパンチラインになっているみたいで、
影響を受けましたね」と、
作詞スタイルのルーツを明かしました。
クリープハイプが新潟でライブをした際、
椎木さんは物販に並び、尾崎さんに
「写真を撮ってください」とお願いしたところ、
尾崎さんから
「お前はお前のバンド頑張れよ。
だからお前と写真撮らない」と突っぱねられたとのこと。
「ちゃんとケツを叩いてくれた感じですよね。
実際にそこから僕も頑張れた節もありました」と語りました。
クリス・ペプラーから「完璧なアルバム」について問われると、
椎木さんはラッパーの唾奇さんとビートメーカーの
Sweet Williamさんが2017年にリリースしたアルバム
『Jasmine』を挙げました。
「バンドを始めて10年以上経って、
音楽がある種、仕事になってきてたタイミングだったんです。
だけど、このアルバムに出会って、
これしか聴けなくなっちゃったんですよね。
やっぱり唾奇さんの人柄も分かる言葉選び。
それをSweet Williamさんのビートの上でやることによって、
僕も自分のことのように体験できるアルバム。
完璧というか、すごかったなと思うアルバムです」
と絶賛しました。
続いて、最近聴いている新しい音楽についての話題に。
椎木さんは今注目しているミュージシャンとして、
ヤング・カイとLaura day romanceの名前を挙げました。
ヤング・カイについては、
「実は全然よく知らないんですけど、
リール動画で知って、すごく良い曲だなと思ったので、
アルバムを流してみたら、毎日聴くようになってしまいました。
自分がロックバンドをやっている分、
日常的にはこういう優しい音楽を流してたい」
とその魅力を語りました。
Laura day romanceについては
「メロディーも音像も歌詞も素晴らしくて、
大体はギターの鈴木迅くんって子が書いてると思うんですけど、
『天才いたじゃん!』って思いましたね。
それをボーカルの子が素晴らしい声で歌う。
なんか正しいなと思います」と絶賛しました。
この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を飲みながら
音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で椎木さんが選んだ1曲は、
思い出野郎Aチームの「ダンスに間に合う」でした。
「いろんな仕事があって、あれもできない、
これもできないけど、今夜ダンスには間に合う、
そのパーティにだけは間に合うから救われる、
そんな曲で大好きなんです。これは、
やっぱり大人の気持ちだなと思いますね。」
と選曲の理由を語りました。
さて、My Hair is Badは、前作から2年ぶり、
通算7枚目となるニューアルバム
『cats』をリリースしました。
「ポップなアルバムを作ろう、
という気持ちでタイトルも『cats』にしたんです」
今作の大きな特徴は、全13曲中12曲を
柿澤秀吉さんがプロデューサーとして参加したことだそうです。
「柿澤さんが入ってくれたおかげで、
僕らを客観視してくれるっていうか、
僕らが飽きちゃってた部分も、
改めて自分たちの強みとして
向き合えた作品になっています」と語りました。
また、アルバムに収録されている「哀着」という楽曲では、
亀田誠治さんとタッグを組んだそう。
「どんな感じになるかなと思ったんですけど、
『君らはトリオなんだから、
トリオのまんまやったらいいんだよ』って言ってもらって、
その言葉にすごく救われました」
さらに、「秋めき」という楽曲では、
ギターのサウンドを重ねず、
メンバー3人だけの音が
生々しく収録されているとも述べました。
アルバムリリースに伴い、
来年の7月まで続くツアー
『My Hair is Bad presents
「ノーブルホームランツアー」』も決定しています。
11月の東京公演はすでにソールドアウトとなっていますが、
新たに来年5月に横浜アリーナでの追加公演も発表されました。
椎木さんにとっても自信作の『cats』のサウンドを
ぜひ、生で体感してください。
My Hair is Badさんの情報はこちらから
次回9月26日は、作家の西加奈子さんをお迎えします。
『サラバ!』、『きいろいゾウ』、『くもをさがす』
などの作品で知られる、直木賞作家の西さん。
音楽にも造詣が深いということで、
これまでの音楽ヒストリーを紐解きます。
また、まもなく発売される5年ぶりの長編小説
『きずもの』について伺います。ぜひ、お聴きください!

乙な自家製ツナの専門店「おつな」のツナ
『僕も一度、差し入れでいただいたんです。
すっごく美味しかったし、長持ちするし、
気の利いた差し入れだなと思って、好きになって、
僕も人にあげるようになりました』
いろんな味の種類がある中、
今回お持ちいただいたのは「ポルチーニ味」
黒ラベルと合わせてのプレゼントも喜ばれること必至。

マルシェ / KICK THE CAN CREW
Supernova / ELLEGARDEN
PLAY THE STAR GUITAR / ストレイテナー
So Sad / ELLEGARDEN
狭斜の街 / The SALOVERS
社会の窓 / クリープハイプ
Made my day / 唾奇 × Sweet William
blue / yung kai
wake up call 待つ夜、巡る朝
/ Laura day romance
ダンスに間に合う / 思い出野郎Aチーム
超やばい猫でごめんね
愛着
ダイヤモンド
秋めき
青いソファの上で / My Hair is Bad
Flight of the Phoenix /
Grand Funk(Grand Funk Railroad)
椎木さんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!