番組初登場、SHE'Sの井上竜馬さんは
1992年生まれ、大阪府出身。
2011年に地元大阪でSHE'Sを結成し、
インディーズでの活動を経て、
2016年にメジャーデビューを果たしました。
今年は結成15周年、メジャーデビュー10周年の
メモリアルイヤーとなっています。
これまでを振り返り、
「デビュー5周年、結成10周年までは
意外と長かったなって思ったんですけど、
そこからの5年間は早すぎました。
最初は下積みもあったから、苦労じゃないですけど、
そういうのも含めると長かったなと。
この5年間は、制作して、ツアーをして、
ツアーが終わったらまた制作して、
その繰り返しをしていたら、もう5年経ってるので、
ここからさらに5年経っても、
一瞬なんだろうなとは思います」と述べました。
高校生の時、井上さんが受験が終わったタイミングで
地元の仲間に声をかけて結成したSHE'S。
売れたいとか、プロになりたいという意識はなく、
趣味の合う友人と自身が作った楽曲を
演奏したいということでスタートしたとのこと。
いとこがピアノを演奏しているのを見て、
小学校1年生でピアノを始めた井上さん。
「そのお姉ちゃんは年齢が一回り上で、
クラシックとジャズをやっていたんです。
すごく上手くて、感動したので、
親に自分もやりたいってお願いしました。
いとこが弾いていた
『きらきら星変奏曲』がカッコよかったんですよ」
井上さんはバンドではギターも演奏しますが、
ギターを始めたきっかけは
ELLEGARDENとの出会いだったそうです。
「中学1年生の時に知って、
それまではクラシックしか聴いていなかったのに、
バンドとギターのカッコよさに目覚めました」
初めて買ったCDはELLEGARDENの
『ELEVEN FIRE CRACKERS』
「母親が働いてるお店では、
ずっとラジオが流れていて、
そこで知ったELLEGARDEN、
BUMP OF CHICKEN、RADWIMPSを
僕におすすめしてくれたのがきっかけでした」
ピアノとギターを演奏する井上さんですが、
ご自身としてはギターは難しく、
ピアノの方が面白いと述べました。
ELLEGARDENの他に熱中したバンドを伺うと、
名前が挙がったのは
ピアノ・エモ・バンド、MAE(メイ)と
コールドプレイ、そしてThe 1975でした。
「メイは2000年代にアメリカで、
エモのシーンから枝分かれで生まれた、
ピアノエモっていうシーンがあって、
そこで活躍していたバンドです。
僕の中でピアノエモで一番物語性があって、
美しいアルバムを作るバンドっていう印象。
すごく影響を受けましたね。
当時から、今までもずっと続いている
影響だと思います」と紹介しました。
この3組の中でバンドとして憧れるのは
The 1975なんだそう。
「誰にも媚びることなく、やりたいことをやって、
実力で世界中のリスナーをねじ伏せるというか、
そんな印象があるので、ロックバンドとしての憧れは、
彼らが一番強いかなあとは思います」
ELLEGARDENをきっかけに
海外の音楽の強い影響を受けたと話す竜馬さん。
SHE'Sとしては、
最近はLawrenceから影響を受けていると紹介しました。
そんな井上さんには、
ご自身が思う“完璧”なアルバムについても伺いました。
「難しいですが、the HIATUSの
『A World Of Pandemonium』ですかね。
当時聴いた時も完璧だと思ったし、
改めて聴いても、隙がないアルバムだと思います。
細美さんの影響はやっぱりあります。
ELLEGARDENは不安定な感情や青春期の焦燥感とか、
そういうものを泥臭く歌う曲がすごく多かったですが、
the HIATUSは曲の構成からフレーズ、技量から、
そうじゃないものを表現しようとして集まった
グループだと思うんです。特にこのアルバムは
いろんな方面でチャレンジをした作品で、
元々細美さんの中にあるものと、
チャレンジで新しく取り込んだ要素の
バランス感とかも完璧。感動しました」
番組後半は、これまでに観て、
特に印象的だったライブのお話からスタートしました。
「すごく悩みましたが、ホリー・ハンバーストーンと
玉置浩二さん。僕は今までそんなことなかったんですけど、
この2組はライブを観て、涙を流したアーティストです。
玉置さんは、アルバムとかをあまり聴いたことがなくて、
ただ所属しているレーベルの人に、
観に行くように勧められたんです。
「しあわせのランプ」という曲、初めて聴くのに、
すべての歌詞が耳に入ってきて、温かくて、優しくて、
歌もすごくて、涙が勝手にこぼれ落ちてきた。
それが玉置さんのライブでしたね」
玉置さんに話しかけられているような、
そんな感覚になり、それが歌の力だと感じた
ライブだと振り返りました。
「ホリー・ハンバーストーンはサマソニで観て、
涙しましたね。玉置さんと違って、
語りかけられている感じもないんですが、
「Antichrist」という曲があって、すごく美しくて、
エモくて大好きなんです。その曲を聴いた時に、
神々しすぎて泣いてしまいました」
そんな竜馬さんが初めて観に行ったライブは
大阪で開催されたCOUNTDOWN JAPAN。
「目当てはELLEGARDENでしたね。
中3で初めてバンドを組んで、
ELLEGARDENのコピーバンドをやっていたので、
昼過ぎに行ってからずっと、
ELLEGARDENが出るステージで
いろんなアーティストを見続けていました」
最近はLouellaというアーティストの
「Headlights」という曲がお気に入りだそう。
「ここ2ヶ月ぐらい、ほぼ毎日1回は
聴いている気がしますね。
SNSのショート動画とかで、
僕は音楽ばかり出てくるんですけど、
そこで見つけました。夜中に散歩しながら、
よく聴いています」と紹介しました。
この番組では、「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で井上さんが選んだ1曲は、
ビル・エヴァンスの「Waltz For Debby」でした。
「僕はピアノを小1から中3まで9年間習っていましたが、
クラシックだけで、ジャズを通らなかったんです。
先生が『竜馬くん、男の子は
ジャズを弾けたらかっこいいから、やってみなさい』と。
それでやってみたんですけど、1ヶ月で心折れました。
難しすぎる!って(笑) 今となっては、
(習っておけばよかったと)大後悔してます。
ジャズが面白いなとか、いいなと思えるようになったのが、
30歳を超えてからで、
家でいろんなジャズの曲を流しながら、
一人でお酒を飲んだりすると、
『あー俺大人になったな』って(笑)そう思います」
と紹介しました。
さて、SHE'Sは来週9月2日にニューアルバム
『Who Am I』をリリースします。
「この15年間、SHE'Sもいろんな音楽に挑戦してきて、
僕たちがどんな変遷を経てきたのか、
その足跡、道のりが見えるような
アルバムにしたいと思いました。
インスト込みで全11曲、
いろんなテイストの曲が楽しめる一枚になっています」
活動を重ねるごとに自身へのハードルも上がり、
制作にかける時間が長くなっていったという井上さん。
今作に関しての手応えを訊かれると、
「自信あります。やり切ったなって思えるし、
自分でも何回も聴いた作品になりました」と述べました。
そして、アルバム『Who Am I』を引っ提げた
全国ツアーが開催されます。
「SHE'S 15th Anniversary Tour "Who Am I"」
9月26日の大阪公演を皮切りに、
全国各地で公演が行われます。
東京は11月9日恵比寿LIQUIDROOM、
そして11月25日渋谷WWWで行われます。
SHE'S史上最多公演数ということですが、
これまでにお世話になったライブハウスや
初めてワンマンライブを行った場所などを巡る
コンセプトがあるツアーとなるそうです。
ぜひ、SHE'Sのメモリアルなライブを体感してください。
SHE'Sの情報はこちらから
次回9月5日は、デビュー35周年を迎えたギタリスト、
ichiroさんをお迎えします。長渕剛さん、
矢沢永吉さんなどの日本を代表するミュージシャンと共演し、
国内屈指のギタリストとして活動するichiroさん。
2011年以来のご出演となりますが、
最近はどんな音楽を聴いているのでしょうか?
次回もぜひ、お聴きください!

旨塩のり天
『ビールにのり天の組み合わせ、
すごく好きなんです。
相性、完璧です!』(井上竜馬さん)
藻塩を使用した、香ばしさがたまらないのり天。
みなさんも黒ラベルとぜひお楽しみください!

Space Sonic / ELLEGARDEN
The Everglow / Mae
She's American / The 1975
Clocks / Coldplay
Family Business / Lawrence
Deerhounds / The HIATUS
しあわせのランプ / 玉置浩二
Antichrist / Holly Humberstone
Supernova / ELLEGARDEN
Headlights / Louella
Waltz For Debby / Bill Evans Trio
Four
詩歌
Good Life
/ SHE’S
Maybe Tomorrow / Stereophonics
井上さんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!