番組初登場の鈴木真海子さんは
1996年生まれの東京都出身。
2014年にラップユニット、
chelmicoとして活動をスタートした後、
2017年にソロでも活動を開始。
今年の2月には充電期間として、
chelmicoの無期限活動休止を発表し、
現在はソロアーティストとして
活動を続けています。
chelmicoの再会は未定で、
それまで2人はお互いに自身の
音楽活動に力を入れていくとのことです。
chelmicoとしての活動と並行して
ソロ活動をスタートした鈴木さん。
「Rachelに誘ってもらって、
2人ともRIP SLYMEが好きだったので、
RIP SLYMEになりたいっていう感じで、
ポップで笑いながら
曲を作る感じなのがchelmico。
私ももちろんRIP SLYMEが好きなんですけど、
聴いてきた音楽がラテンとかジャズとか、
そういったものだったので、
ソロはchelmicoよりは落ち着いた、
しっとり、歌っぽいのもやりたいな
みたいな感じで始めました。
ソロは私の内省的な感じですね」
音楽が好きな家族の元で育ったそう。
「5人家族で、兄が2人、
父はレゲエとかハワイの感じが好きで、
母は山下達郎さんとかユーミンさんとか。
一番上の兄がヒップホップ、ハウスとか、
アンビエントで、2番目がロックや
ラテンが好きで、自分も色んな
ジャンルの音楽が好きになっていました」
小さい頃は、父が車で流すハワイの音楽が
お気に入りだったと振り返りました。
「ハワイのマイキという人の
カセットテープが流れていて、
その中の太鼓と声だけみたいな
ストイックな音楽がなぜか
お気に入りだったんです。
父は本当はボブ・マーリーを
かけたかったと思うんですけどね。
太鼓の音とか歌が急に速くなったり、
遅くなったりするのが
面白かったんだと思います」
そんな鈴木さんが初めて手にしたCDは
安室奈美恵さんのベストアルバム
『BEST FICTION』でした。
「テレビで見ていて、
素敵な人だっていうのは
小さい時から思っていたけど、
安室奈美恵が好きな同級生がいっぱいいて、
私も聴いといた方がいい、
みたいな感じが強かったんです。
それで母親にねだって買いました。
実際にMVを見たらめっちゃ可愛い!みたいな。
アートディレクションも超可愛いし、
音もやっぱりかっこよくて、よく聴いてました」
特に好きなのは「WANT ME, WANT ME」だそう。
ピアノを習ったり、
小学校ではトロンボーンを吹いたりと、
楽器の演奏も小さい頃から経験していた鈴木さん。
ミュージシャンとしてのキャリアを
歩み始めたのは、先述の通り、
Rachelさんからの誘いがきっかけ。
「もともと友達の友達だったんです。
RachelがRIP SLYMEのことが好きで、
それがきっかけで仲良くなって、
カラオケでずっとリップを歌って
遊んでたんです。そしたらRachelが
突然ラッパーになるって言い始めて、
もう舞台も用意されてると。
でも、1人でやるのは不安だから、
一緒にやろうよっていう感じ。
私も1回限りならいいよってなって、
そこからどんどん曲を作るようになりました」
特に熱中して聴いたアーティスト、
作品も教えていただきました。
最初に紹介したのは、
中高生の頃に聴いていた、A/T/O/S。
「たぶんどっちかのお兄ちゃんが
持っていたCDだと思うんですけど、
男女2人組のユニットで、
ゆっくりのビートに、独特な歌の乗せ方。
すごく気に入って、
通学中にずっと聴いてました」
同じく兄の影響で聴いたHIFANA、
そして、コンピレーションアルバムの
『Future Folk』もよく聴いていたとのこと。
「HIFANAもめっちゃかっこいいと思って、
ずっと聴いてました。
YouTubeとかで色々映像を見ていました。
『Future Folk』はコンピレーションアルバムの
名前で、色んな人が入ってるんですけど、
よく聴いていました。
これもなぜか家にあったんだよな。
どこから買ってたんだろう、兄たちは」
これらに加え、
やはりRIP SLYMEの影響は言わずもがな。
「本当にあんな楽しそうな人たちはいないです。
(ラストライブは)私も見させて
いただいたんですけど、すごかったです。
やっぱりRIP SLYMEになりたいな!
って思いました」
番組後半では、
鈴木さんがこれまでに観て、
特に印象的だったというライブの
お話からスタート。
「2024年にロンドンに遊びに行ったんですが、
Cross The Tracksというフェスがあって、
そこで観たオリオン・サンというアーティスト。
めちゃくちゃカッコよかったです。
1人でビートメイクもするし、
ギターもピアノも弾けて、
その日はDJセットで1人で
歌いまくる感じだったんですけど、
ローな感じでラップして、歌声は割と甘くて。
どの時間に聴いてもマッチするなって
思うアーティストです」と紹介しました。
もうひとつロンドンでのライブのお話を。
「ペッカム・レベルズという施設があって、
映画館とかイベントスペースとかも
入っている場所なんですが、
毎日のようにライブやDJイベントを
やっているんです。
そこでSteam Downという人たちが
ライブをやっていて、カッコよかったですね。
DJセットとかキーボードとかドラムがあって、
その場でセッションして
曲を演奏していくんですけど、
エネルギーがスゴくて、
これがライブだよな!って感じました」
鈴木さんにとって「10点満点のアルバム」とは。
「h huntさんという方の
『Playing Piano for Dad』というアルバム。
素晴らしいです。これはずーっと
聴いちゃいます。お父さんのために
作ったアルバムで、ピアノの曲なんですけど、
この人はピアノを習ったことがなく、
独学でやって、アンビエントっぽいけど
ジャズの要素もあるような曲を
作っているんです。
この録音感がいいというか、
ちょっと声も入ってたり、
息遣いがあったりとか。
アルバム通してめちゃくちゃいいんです。」
鈴木さんのツーマンライブをしてみたいという、
交流もある仲の良いミュージシャンは、
メイ・シモネスさん。
「メイちゃんはお友達で、
まだ最初の1曲しか出してない時に、
友達から『絶対好きだよ』って
教えてもらったんです。
それから聴くようになったんですけど、
メイちゃんもどうやら私の曲を
聴いてくれてたらしく、
『今度日本に遊びに行くんで、
ライブ観たいです!』っていう風に
連絡もらったんです。
日本に来る時は一緒に遊ぶみたいなところから、
一緒に曲を作ろうって言って、
私の曲にフィーチャリングで
参加してくれました。今度ガッツリ、
ツーマンみたいなのをやってみたいですね」
この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることに
ちなんで、ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で鈴木さんが選んだ1曲は、
ディーナの「Cash, Diamond Rings, Swimming Pools」でした。
「この人のことを19歳ぐらいで知ったんですけど、
それまで海外の女性のラップって
あんまり聴いてこなくて。
でもこの人のバチバチにラップでもなく、
気だるそうに歌ってるのがすごく新鮮で、
音の感じもいい感じのチープさがあるんです。
当時ガレージバンドを触り始めたり、
ラップ始めたりした自分が、
こういう感じのグルーヴで
曲を作れたらいいなみたいに思ったんです。
それを今思って、改めて、
“経た”なって思うんですよね」
と紹介しました。
さて、鈴木さんは6月に1年ぶりとなる
シングル「とりとめのないこと」をリリースし、
7月29日にはニューシングル
「Parmesan」を配信リリースしました。
「とりとめのないこと」は
RIP SLYMEのDJ FUMIYAさんが
制作に参加されています。
「chelmicoの時にコラボした2曲は、
アップテンポでバチバチに
ラップする感じだったんですけど、
今回の曲はちょっとスペーシーな感じで、
ゆったりしています。
もともと結構前に
トラックはもらってたんですよ。
『真海子ちゃんに合いそうだから
これあげるよ』って。
私が去年お休みしてる中で、
久しぶりにこのトラックを聴いて、
そしたら今の私のフィーリングに合うと思って、
すぐに歌詞とかメロディが出てきたので、
FUMIYAさんにすぐ連絡して、
『これあの本当に使っていいですか?』って。
暗い夜の海みたいな感じの曲ですかね。」
「Parmesan」は鈴木さんとしては
久しぶりに全編ラップしている、
重めのサウンドが特徴の1曲。
「鈴木真海子をこれまで聴いていた人からすると
新鮮かなと思います」と述べました。
この夏、たくさんのライブが予定されています。
8月15日のSUMMER SONIC OSAKA、
8月29日は江ノ島にて、
「Enoshima Summer Daylight - 鈴木真海子」
さらにJ-WAVE主催の3日間のフェス、
「Slow LIVE '26 in 池上本門寺」
こちらは、最終日の9月6日に出演予定です。
ぜひ、鈴木さんの今のサウンドを
ライブで体感してください。
鈴木真海子さんの情報はこちらから
次回8月8日は、
フジロックでのライブも大盛況だった3人組バンド、
maya ongakuからボーカル/ギターの
園田努さんをお迎えします。
海外から注目を集めるmaya ongakuですが、
園田さんはどんな音楽ヒストリーを
お持ちなんでしょうか?
園田さんの音楽観なども含め、
じっくり伺います。お楽しみに!

たことブロッコリー手摘みバジルのサラダ
セブンイレブンに売ってるんですけど、
これ必ず買っちゃうんですよね!
めっちゃ美味しいんです。(鈴木真海子さん)

E Pele / Ma'iki Aiu Lake
WANT ME, WANT ME / 安室奈美恵
ラビリンス'97 / chelmico
What I Need / A/T/O/S
Smells Like Content / The Books
JOINT / RIP SLYME
dirty dancer / Orion Sun
Free My Skin / Steam Down
Wrong I / h hunt
Cash, Diamond Rings, Swimming Pools
/ DENA
とりとめもないこと / 鈴木真海子
Parmesan / 鈴木真海子
What Does Your Soul Look Like (Part 1) (Blue Sky Revisit)
/ DJ Shadow
鈴木真海子さんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!