SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE X INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2026.05.09 ON AIR
今週は俳優の藤原季節さんをお迎えしました。
撮影現場で聴くと気合いが入る音楽は
上京してできた友人が歌っていた...

1993年生まれ、北海道出身の藤原さん。
2013年に本格的に俳優活動をスタートさせ、
映画、ドラマ、舞台で幅広く活躍をされています。
宮沢氷魚さんとのW主演が話題になった映画『his』、
青春映画『佐々木、イン、マイマイン』など、
数多くの作品に出演され、現在はドラマ
『ちるらん 新撰組鎮魂歌』がU-NEXTにて配信中。
さらに、NHK『まぐだら屋のマリア』、
NHK朝の連続テレビ小説『風、薫る』に出演されています。

藤原さんは6歳から剣道を始め、二段の腕前。
そしてボクシングのC級ライセンスを取得されています。
ボクシングはドラマをきっかけに始めたそう。
「『阿修羅のごとく』という作品で、
 ボクサーの役を演じることになりまして、
 それでボクシングジムに通い始めたんです。
 作品で用意していただいたジムではなく、
 個人的に探したジムに通ったんですけど、
 そこでの出会いが自分にとってすごく大事、
 辞めるとその人たちに会えなくなるので、
 それはちょっと自分にとっては
 耐えられないなと思って、続けることになりました。」
なんでも週に4日も通っているそうで、
真剣に取り組む様子が窺えました。

俳優を目指したのは、映画が好きだったため。
「ジャッキー・チェンの映画とか、
『マトリックス』とか、
 アクションシーンがすごい好きでした。
 あと時代劇も好きでしたね。
 でも、子供の頃からあんまり運動神経は
 良くなかったんですよね。
 図書館で本を読むのが好きだったので、
 ちょっと矛盾した子供でした。」と語りました。

そんな藤原さんが初めて買ったCDは、
森山直太朗さんのアルバム『新たなる香辛料を求めて』。
「今日久しぶりにこのアルバム聴いてみたんですけど、
 やっぱり自分の体に染み込んでるというか、
 すごく覚えてたんですよ。
 アルバムの中に「今が人生」っていう曲があるんですけど、
 “風薫る”っていう歌詞があって、
 運命的というか縁があると思って、
 とても嬉しかったです。」
自身では楽器や歌の才能が無いと語った藤原さん。
今後公開される映画で初めてミュージシャン役を演じ、
練習もかなり苦労したと述べました。

中学の頃には、
人生を変えた楽曲との出会いがあったそうです。
「ゴスペラーズの『永遠に』っていう曲。
 中学で親友が出来たきっかけの曲です。
 帰り道がたまたま一緒になって、
『どんな音楽聴くの?』って聞かれたんです。
 それで、『ゴスペラーズ聴く!』って言ったら、
『俺も!』って言われて、僕の家で一緒に聴いたんです。
 それで彼と親友になって、
 今でも一番の親友なんですよ。」

20代で北海道から上京した藤原さんですが、
俳優としては10年くらい
なかなか仕事が無かったとのこと。
その頃は、尾崎豊さんの作品に共感し、
『僕も同じ孤独の星に生まれてきました』
という気持ちで愛聴していたと話しました。
「ちょうど10年くらいでアルバイトを辞めて、
 何とかなりましたけど、正直今、ラジオに出演して、
 クリスさんとお話ししてることが非現実的すぎて、
 信じられないですね。」とも話しました。

藤原さんにはご自身が思う
『10点満点のアルバム』を伺いました。
いくつか書いていただいた中で最初に紹介したのは、
マヤ・デライラの『The Long Way Round』。
「ラジオでたまたま耳にした曲で、
 そこからこのアルバムはめちゃくちゃ聴いています。
 まだ若いみたいなんですけど、
 カッコいいですよね。ジャジーっていうか、
 ポップな感じの曲もあるし、
 しっとりした曲もあって、
 1曲1曲でニュアンスが全然違うんですよ。
 それも含めて大好きです。」

ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンの
アルバムも挙げたあと、
もう一枚紹介したのは優河さんの『魔法』でした。
「眠れない時はこのアルバムに限るという感じです。
 こないだライブに行かせていただいたんですけど、
 海の中を漂ってるみたいな気持ちになって、
 ものすごく幸せな時間でした。
 こんなに人を安心させてくれるアルバムって、
 他にないのかなっていう1枚です。」
UAさんも好きだそうで、
「個性的ではありつつ、尖り方が優しいというか…
 自分は優しい音楽が好きなんですけど、
 個性とかおしゃれさがありつつ、
 聴く人に対する優しさがどこかにあるので、
 そういう音楽をよく聴いていると思います。」

音楽はラジオからの情報に加え、
音楽業界に勤めている
幼なじみからも教わっているそう。
「その人が良いライブがあると誘ってくれるんです。
 僕、朗読を1年に1回ぐらい企画してるんですけど、
 それはミュージシャンを招待して、
 朗読と音楽を融合させた公演なんですね。
 それは、その彼が
 プロデューサーをやってくれています。
 ピアノの場合もありますし、
 ギター1本の方もいるし、鉄琴叩く人も。
 ミュージシャンは多岐にわたりますが、
 羊文学の塩塚モエカさんと始めたのが最初でした。
 小さい会場でいろんな作品をやりましたけど、
 羊文学も今みたいに
 スーパースターじゃなかった頃なので、
 今は頑張ってもちょっと難しいかもしれないですね」
と微笑みながら語りました。

ライブにもよく行くという藤原さん。
最近観たライブで印象的だったのは、
藤原さくらさんのパフォーマンスだそう。
「去年ですかね。藤原さくらさんの、
 ブルーノートの公演を観て、
 深く感動してしまいました。
 武道館のライブも観たんですが、
 形態がバンドのスタイルで、
 石若駿くんが率いるバンドチームで演奏するんですけど、
 唯一無二の輝きがあるというか、
 こういう新しい音楽のスタイルを彼女は見つけたんだ、
 っていうことが、すごく自分には影響がありました。」
さらにクリス・ペプラーの興味をひいたのが、
森山直太朗さんと中村佳穂さんによるライブの話。
「これは凄まじかったです。
 美術みたいなのがステージ上に組まれていて、
 演劇みたいに近い形で2人の歌が
 交互におこなわれて混じり合っていく。
 地球に音楽が降り注いだみたい、
 音が降ってきたみたいな感覚でした。」

撮影現場で聴く音楽があるとのこと。
「これはThe Birthdayの
「涙がこぼれそう」という曲です。
 これを聴くと、グッと気合が入ります。
 僕は上京してから、小劇場で芝居をしていて、
 そこで同じ夢を目指す友人ができたんですよ。
 シンジっていうんですけど、
 シンジがこの曲をいつも歌うんです。
 シンジは今も俳優を続けてるんですけど、
 自分が撮影現場でチャレンジする時に、
 この曲を聴くと、
『シンジ、俺もやってるぞ!負けねえぞ!』
 っていう気持ちになるんです。」

最近注目しているミュージシャンのお話も。
名前を挙げたのは荒谷翔太さんでした。
「彼がファーストアルバムを最近出したんです。
 めちゃくちゃ良くて、
 最近こればっかり聴いていますね。
 声がすごく色っぽくて、歌詞を聴いていると、
 ノスタルジックな気持ちにさせてくれたり、
 淡い気持ちにさせてくれたりする。」
そう話した藤原さんは
荒谷さんと朗読劇でも共演しており、
共に素晴らしいパフォーマンスが
出来たことを振り返りました。

そんな藤原さんには影響を受けた
映画も教えていただきました。
「今日チョイスした映画は、音楽的に楽しめる映画。
 村上春樹さん原作の作品を2本紹介したくて、
 ひとつは『ノルウェイの森』です。
 音楽はレディオヘッドの
 ジョニー・グリーンウッドが担当していて、
 ハンパないです。セリフの音も、
 すごく心地いいんですよ。
 松山ケンイチさんや水原希子さんが、
 あえて村上春樹文体にチャレンジしてるんですけど、
 そのセリフの音が美しくて、
 100回以上は観ていると思います。
 もう一つは『トニー滝谷』です。
 この音楽は坂本龍一さん。
 映画自体も音楽的で、
 ナレーションを西島秀俊さんがやっているんですけど、
 その言葉遣いとかも、美しいんですよね。
 これも音楽のように楽しめる映画です。」

さて、この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で藤原さんが選んだ1曲は、
エルトン・ジョンの「Your Song」でした。
「俳優という夢を志して、上京したものの、
 うだつの上がらない生活を送っている中で、
 やっぱり心が腐りそうになってしまう日
 っていうのがあったんです。
 でも、この曲を聴くと、高潔さっていうか、
 心の美しさを取り戻すことができたんですよね。
 上京してから、もう14年ぐらい、
 今でも聴き続けて俳優活動をしてるので、
 この曲と共に大人になったと
 言っていいかもしれないですね。」

藤原さんが出演する映画『幕末ヒポクラテスたち』が
5月8日から全国公開となりました。
旧来の漢方医と、西洋医学を学んだ蘭方医が混在した
幕末の京都を舞台に、
村医者である蘭方医の奮闘を
佐々木蔵之介さんの主演で描いた時代劇。
藤原さんはケンカっ早く、
博打が好きな呉服屋の放蕩息子・新座を演じています。
出演者の中で、演技の振り幅が特に大きい役柄の藤原さん。
「脚本読んだ時から、
 めちゃくちゃいい役だなと思いました。
 僕が大好きな邦画、
 これまでに見てきた邦画の中で、
 誰もが一度は演じてみたい青年というか、
 そういう描かれ方をしてるなと思ったので、
 そこはすごい良かったですね。」

もともと時代劇も好んでいた藤原さん。
京都の東映撮影所で撮影が出来たことも
嬉しかったと語りました。
日本の医学が変わっていく模様も描かれており、
「病院というか、入院施設すらない時代で、
 感染症が流行った時に、
 蔵之介さんが演じる太吉先生のような人が
 診療所を開放して、
 感染症の人たちを守ったっていうのがあって、
 それが入院ができる施設の
 誕生につながっていくんですよ。
 最初に身を呈して人々を助けた
 西洋医学の医者の方々は、本当に立派だなって、
 映画を見て思いました。」と話しました。

京都を舞台にしていることもあり、
北海道出身ながら京都の言葉で演じた藤原さんですが、
そこはとても苦労したとのこと。
「僕、音痴で、音痴な人って方言が難しいんです。
 だから、間違っていますって言われても、
 全くわかんないんですよ。録音したセリフを
 寝る寸前まで聴き続ける毎日でしたね。」

最後にリスナーに向けてメッセージもいただきました。
「映画館でぜひ見ていただきたい。
 すごく楽しい映画になってると思うんですよ。
 cobaさんが担当したエンドロールの曲も大好きで、
 あれはヨーロッパの路地裏を
 イメージしてるらしいんですよね。
 この曲がこの映画を形作っているというか、
 この曲を聴いて劇場を出てもらったら、
 少し街の景色が変わって見えるような気がします。
 それで、映画館良いなって思ってもらえたら、
 めちゃくちゃ幸せです。
 ぜひ、映画館で楽しんでいただきたいです。」

『幕末ヒポクラテスたち』の情報はこちらから

次回5月16日は、
ニューヨークを拠点に活動するジャズキーボーディスト、
BIGYUKIさんをお迎えします。
ロバート・グラスパーやビラル、
日本では椎名林檎や新しい学校のリーダーズとも共演し、
世界の第一線で活躍されていますが、
これまでどんな音楽を聴いてきたのでしょうか?
クリス・ペプラー×BIGYUKIさんの
大人の音楽談義をお楽しみに!

OMIYA

釧路 釧之助
鮭とばスライス

サッポロビールには北海道の鮭とば
最高です(藤原季節さん)

撮影で釧路に行った際に見つけたという1品。
噛めば噛むほど味わい深い
ジューシーな鮭とばです。

MUSIC

  • 今が人生 / 森山直太朗

  • 永遠に / ゴスペラーズ

  • 僕が僕であるために / 尾崎豊

  • Squeeze / Maya Delilah

  • 夜になる / 優河

  • 微熱 / UA

  • 1999 / 羊文学

  • Angel / 藤原さくら

  • さよならクレール / 中村佳穂

  • 涙がこぼれそう / The Birthday

  • ピーナッツバター / 荒谷翔太

  • 時の洗礼を受けていないものを読むな
    / Jonny Greenwood

  • Solitude / 坂本龍一

  • Your Song / Elton John

  • Città Violenta / Ennio Morricone

    藤原季節さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!